アカデミー賞主演女優賞受賞!大きすぎる世界に飛び込んだ母と息子の物語『ルーム』公開!

レコメンド

ママ役のブリー・ラーソンが、第88回 アカデミー賞® にて主演女優賞を初ノミネートで初受賞し話題の映画『ルーム』がいよいよ本日8日(金)から公開されます。

母と息子の絆という普遍的なテーマを、誰も体験したことのない切り口で描いた映画『ルーム』を詳しく紹介したいと思います。

『ルーム』ストーリー

閉ざされた[部屋]からの脱出。
大きすぎる世界に飛び込んだ母と息子は─。

〖[部屋]で暮らすママとジャック〗
ママ(ブリー・ラーソン)とジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)が二人で暮らす狭い部屋に、今日も新しい朝が来た。ジャックは、電気スタンドや洗面台、トイレにまで「おはよう」と挨拶し、「僕、5歳だよ」と宣言する。今日はジャックの誕生日、ママがケーキを焼いてくれると聞いて、喜ぶジャック。
歯磨き、ストレッチ、壁から壁への駆けっこ─ジャックは毎朝のルーティンを、ゲームのように楽しそうにこなす。けれど、出来上がったケーキに火のついたロウソクがないのを見たジャックは、すねて怒り出す。ママはそんなジャックを抱きしめるしかない。そう、この部屋にはロウソクだけでなく、いろんな物がない。窓さえも天窓が一つあるだけだ。

〖ママがジャックに初めて語る真実〗
夜になると、ジャックは洋服ダンスの中で眠る。時々夜中にオールド・ニックと呼ぶ男が訪ねてきて、服や食料を置いて行くのだが、ジャックはママの言いつけ通り洋服ダンスから出ない。ママはオールド・ニックに、「ジャックにもっと栄養を」と抗議するが、半年前から失業して金がないと逆上される。さらに、真夜中にジャックがタンスから出てきたことから、ママとオールド・ニックの間に争いが起きる。
翌朝、部屋の電気が切られ、寒さに震えるなか、ママは心を決める。生まれてから1歩も外へ出たことがなく、この部屋が全世界だと信じているジャックに、真実を話すのだ。ママの名前はジョイ、この納屋に閉じ込められて7年、外には本物の広い世界があると聞いて、にわかには信じられず、大混乱に陥るジャック。

〖ママが立てた「モンテ・クリスト伯」脱出計画〗
電気が回復した部屋で、一人じっと考えを巡らせるジャック。起きてきたママにジャックは、TVを見ながら「カメは本物?これは?」と次々と質問を浴びせ、オールド・ニックをやっつけようと持ち掛ける。だが、閉ざされたドアのカギの暗証番号は彼しか知らない。
外の世界に興味を持ち始めたジャックに勇気を得たママは、ジャックに読み聞かせていた「モンテ・クリスト伯」からヒントを得て、死んだフリをして運び出される計画を立てる。ジャックをカーペットにくるんで、何度も段取りを練習させるママ。ジャックは恐怖からかんしゃくを起こすが、ママからきっと“ハンモックのある家と、ばあばとじいじがいる世界”を気に入ると励まされる。「ママは?」と訊ねられたママは、2度と息子に会えないかもしれないと知って、言葉に詰まる。その時、オールド・ニックの足音が響く─。

〖本物の世界へ帰還したママと、飛び出したジャック〗
失敗に終わりかけた脱出劇が、ジャックの記憶力と出会った人たちの機転で、思わぬ結末に辿り着く。翌朝、病院で目覚めるママとジャック。初めて外の世界へと投げ出されたジャックは、見る物全てに対して驚きと戸惑いでいっぱいだ。ママの両親(ウィリアム・H・メイシー、ジョアン・アレン)が駆けつけるが、二人が離婚したことを知ってショックを受けるママ。
何日間か入院した後、ママとジャックは、ばあばが新しいパートナーであるレオ(トム・マッカムス)と暮らす家へと帰る。ママは奪われた人生を取り戻すはずだったが、現実の世界は決して楽園ではなかった。予想もつかない出来事が、次から次へとママに襲いかかる。一方、新しい世界での冒険を楽しみ始めたジャックは、傷つき疲れ果てたママのために、あることを決意する─。

『ルーム』映画オリジナル予告編

ハラハラドキドキの脱出劇と、母と息子の強い絆。
【部屋】を脱出したその先には何が待っていたのか…。

オスカー女優となったブリー・ラーソンの演技はもちろんだけど、息子役のジェイコブ・トレンブレイの演技に、驚くこと間違いなしです!
狭い【部屋】かたスタートする物語ですが、その先に待っているものは壮大なので、ぜひ大きなスクリーンで見てください。

4月8日(金)TOHOシネマズ 新宿、TOHOシネマズ シャンテ他全国公開
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