映像クリエイター・高木正勝をご存知ですか?映像・音楽と幅広く活躍し、「世界が尊敬する日本人100人」にも選出され、今大きな注目を集めている若手クリエイターのひとりです。今大きな注目を集めている若手クリエイター・高木正勝についてご紹介します。
「世界が尊敬する日本人100人」って?
「世界が尊敬する日本人100人」とは、アメリカの政治経済雑誌「ニューズウィーク」の日本現地版「ニューズウィーク日本版」が2009年に発表した、世界で活躍する日本人を紹介したものです。ジャンルは芸術から接客、政治など多岐に渡っています。高木正勝も世界を股に掛けた活躍が評価され、選出されました。
高木正勝が手掛ける音楽の世界
高木正勝が音楽を製作し始めたのは10代の頃からで、2001年に海外のレーベルからファーストアルバム「pia」をリリースします。翌年にはYMOの細野晴臣が設立したレーベル・daisyworld discsから「JOURNAL FOR PEOPLE」を発表。この作品から、高木正勝のスタイルでもあるピアノと電子音の融合が見られました。
その後は歌を付けた作品を発表するなど、スタイルの幅を広げていきます。キャッチ―な高木正勝の音楽はCMやイベントにも多く起用されています。
映像クリエイターとしての活躍
デビュー当初から音楽だけではなく、映像作品も制作していた高木正勝ですが、その独特のスタイルである、カラフルな映像美は2003年の「world is so beautiful」から顕著になります。このDVDにはフランス人ファッションデザイナー・アニエス・ベーの依頼で、ショップで流す映像として作られた作品10本が収録されています。映像作品は今日に至るまで精力的に制作を続けており、多くの展示会を開催しています。
名だたるアーティストとのコラボレーション
高木正勝は、数多くのアーティストたちとコラボレーションしてきました。4分33秒の間楽器を演奏しないという斬新な楽曲、「4分33秒」を発表したアメリカの実験音楽家ジョン・ケージの作品「Ryoanji」の映像作品を制作し、「New Ryoanji」として発表。また、UAやYUKIのミュージックビデオの制作も担当しています。
映画音楽も数多く手掛ける
映画『バケモノの子』、『おおかみこどもの雨と雪』では劇中音楽を担当し、細田守監督が描く、優しく強さのある主人公たちの世界を音楽で表現しました。また、『そのときは彼によろしく』では劇中歌2作品の作曲を担当しています。
「世界が尊敬する日本人100人」にも選出。映像クリエイター・高木正勝の映像作品いかがでしたか?CMから映画、イベントやコンサートなど活躍の幅を広げ続ける高木正勝の活躍をお見逃しなく!
『バケモノの子』
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