アヴリル・ラヴィーン×満島ひかり!園子温監督の幻の映画『Make the Last Wish』がお蔵入りになった理由とは?

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『冷たい熱帯魚』『新宿スワン』など、センセーショナルな作風で知られる園子温監督。多くの映画をこの世に送り出していますが、その中でもお蔵入りになってしまった幻の映画があることをご存知ですか?ファンの目に触れたのは数回のみ、という幻の作品を紹介しましょう!

幻の作品『Make the Last Wish』のストーリー

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アヴリル・ラヴィーンの妹オーディションに参加し、審査員に対して反抗的な態度を取るミナミ。彼女にはオーディションに合格することとは別に、もうひとつ目的がありました。それは彼女の双子の姉・ハナが亡くなる原因となった人形を探すことでした。
ハナが持っていた”5つの願い事をかなえてくれるという人形”は、実は悪魔。現在の持ち主がそのオーディションを受けるという情報を得たミナミは、自分を犠牲にして、ミナミの幸せを望んだハナの仇を取ろうとオーディションに臨むのでした。

オーディションシーンはすべてガチ!前代未聞のドラマドキュメンタリー

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「アヴリル・ラヴィーンの妹オーディション」は本当にに行われたもので、満島ひかりは『愛のむきだし』出演直後に、実際にこのオーディションにエントリーし、審査される様子をカメラが密着しました。
オーディション自体は演出一切なしのガチ勝負だったため、仮に優勝していたら、アヴリル・ラヴィーンの東京ドーム公演の前座を務める権利を獲得していたといいます!

お蔵入りになったのは、なぜ?

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もともと、ウェブ動画サイトの配信用に作られた作品ですが、アヴリル・ラヴィーン側との権利契約を結んでいなかったことから未完成となってしまいました。劇中ではアヴリル・ラヴィーンの楽曲も多く使用されていました。とはいえ、とあるプロデューサーが権利を持っていると虚偽の発言をしたことから動き出したプロジェクトであり、園監督としては不本意な結果となった訳です。

共演者も曲者揃い!

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園子温監督が『愛のむきだし』のB面と位置付けていたこともあり、ヒロインの満島ひかりを脇で支えるキャストも演技派揃いです。
双子の姉・ハナは、学校ではいじめられていたのですが、映画やドラマで活躍中の個性派女優・安藤さくらがそのいじめ役を演じています。
『愛のむきだし』でも園監督作品に出演し体当たりの演技を見せている彼女は、日本アカデミー賞で主演女優賞を手にしたことも記憶に新しいですね。

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そして『Make the last wish』はもちろん『愛のむきだし』『ヒミズ』『希望の国』と、園監督の4作品に登場しているのが、堀部圭亮。ドラマの出演も多いので、「あ!この人、あのドラマの…」と思った人も多いでしょう。
舞台でも活躍していますが、デビューはお笑いコンビという異色の経歴の持ち主。その七変化ぶりが、園監督の独創的な作品に色を添えているのかもしれませんね。

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出典:http://soket.jp/
そんな幻の作品が実は見られるかもしれない!?

園子温監督の幻の作品『Make the last wish』。実は2011年に、東京都内で一夜限りの上映として公開されました。そして、2014年には”日本映画専門チャンネル”で放送されています。
もしかしたら、いつか鑑賞できる日が来るかもしれません…!