一度ハマると抜け出せない!?謎の中毒性を誇る”マサラムービー”ことインド映画の魅力を徹底解説

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“マサラムービー”という言葉を聞いたことがありますか?実はコレ、中毒性が高いと密かに人気の、インド映画を指す言葉なんです。今回は”マサラムービー”の魅力をお伝えしていきます。

映画大国インドの生んだ究極のエンターテインメントムービー


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“マサラムービー”の本家本元であるインド。そこは映画が娯楽の王様。ミュージックチャートの上位に、映画のサントラが入るほど映画が好きな国なんです!ハリウッドや日本の映画も、もちろん上映されている場合がありますが、なにより好きなのはやっぱり”マサラムービー”。現地や世界的には「ハリウッド」と「ポンペイ」をもじって「ポリウッドムービー」とも呼ばれ、世界各地に散らばる在外インド人の力もありジワジワとヒットチャートを登りつつあります。

“マサラムービー”の特徴


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“マサラムービー”の特徴はとにかくわかりやすく、一言で言えば「なんでもアリ」。アリとあらゆる要素を、カレーのスパイスのごとくふんだんに盛り込んであります。「マサラ」とは「ミックススパイス」の意味。ナヴァ・ラサ(9つの情感)と呼ばれる、色気・笑い・哀れ・勇猛さ・スリル・驚き・憎悪・怒り・平安を1本の映画に放り込んだ、究極のエンターテインメントムービーというわけです。これだけたくさんの要素を詰め込んでいますから、一本あたり3時間を超える大作というのもザラ。現地の映画館では途中で休憩が入ってジュースやお菓子の売り子さんが入ってくるというのも珍しくありません。

“マサラムービー”といえばコレがなくちゃ始まらない!歌と踊りについて


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様々な要素がミックスされた”マサラムービー”の中でも特徴的なのは、たいていの映画にミュージカルシーンがあること。突然主人公が歌いだしたり、どこからともなくゴージャスなバックダンサーが現れたり、市場のシーンで通行人がいきなり踊りだしたり。そのダンスのキレは凄まじく、動画サイトなどで、ポップスと融合した動画などが頻繁にアップされていたりします。一度見てしまうと病みつきになること間違いナシ!

“マサラムービー”オススメの作品!その1『ムトゥ 踊るマハラジャ』


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最初に”マサラムービー”として認知されるようになった超娯楽大作。大地主ラージャの家で働く執事のムトゥは皆の人気者。ある日、ラージャのお供で劇団の芝居を観に行ったムトゥは居眠りしてしまい、看板女優・ランガの機嫌を損ねてしまいます。そんなに退屈なら自分でやれと怒られノセられ、ついには得意の歌と踊りを披露して拍手喝采を受けるムトゥ。そんな騒動をよそにムトゥの雇い主ラージャはランガに一目惚れ。しかし、父親の仕組んだ政略結婚相手がすでに家にいて、とドタバタ劇が展開されます。伝説的な”マサラムービー”の真髄、ぜひ体感してみてください!

“マサラムービー”オススメ作品その2!『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』


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インド映画の最高峰とも歌われた『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』。『ムトゥ 踊るマハラジャ』に比べシリアスなストーリーですが、そこは”マサラムービー”。アリとあらゆる要素が盛りだくさんですのでご安心を。脇役俳優であるオームは若き花形女優シャンティに恋をします。あることをきっかけに急速に仲良くなった二人でしたが、シャンティは実は結婚しており、妊娠までしていました。相手はプロデューサー。そしてあろうことかそのプロデューサーは出世のために、シャンティを火事で殺そうとしましてしまいます。シャンティを助けようとしたオームもまた、炎にによる爆発で命を落としてしまいます。それから30年後、インド映画の大スターとして君臨する俳優がいました。その名はオーム。奇しくもあの悲劇の夜にうまれた男の子でした。

いかがでしたか?”マサラムービー”の魅力をお伝えしてきました。とにかく長いので、時間があるときに頭を空っぽにしてみるのが一番オススメ。ストーリーもわかりやすい勧善懲悪ものが多く、難しいことを考える必要は全くありません。ぜひこれを機会に一度見てみてくださいね!