真摯に役と向き合うことで生まれる魅力 映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』杉咲花インタビュー

インタビュー

――杉咲さんにとって、本作での挑戦はどんなことでしたか?

やはり、ラブストーリーへの挑戦です。これまでの出演作では家族の物語を描いた作品が多く、自分の体験を活かしたり、共感できる部分がたくさんありましたが、恋愛となると、そのときの気持ちやどんな経験をするのかも人それぞれなので、分からないことも多かったです。どこまでつぐみの気持ちを自分の中に取り入れられるかというところも挑戦だったと思います。

――つぐみは樹のどんなところに惹かれたのでしょう?

バスケをしている樹に一目惚れして、あとは将来のことをきちんと考えている姿も魅力的だったのだと思います。大人になってからは、また再会できた“運命的”な部分から想いが膨らんでいって、仕事に対して一生懸命なところに惹かれていったような気がしますね。

――つぐみにとって樹は憧れの先輩ですが、杉咲さんにとって憧れの先輩は?

木村拓哉さんと宮沢りえさんです。お二人ともとにかく周りをよく見ていらっしゃって、細かな気遣いが本当に素敵で… それから自分が映らないシーンでも同じ熱量でお芝居に向き合ってくださったり、たくさん助けていただきました。いつか自分もお二人のようになりたいです。

――では、映画のタイトルにちなんで、これがないと“パーフェクトワールド”じゃなくなってしまう、というものは?

白米ですかね。本当に大好きでよく食べます!すごく疲れているときは、おいしいごはんを食べて元気を出すことが多いので、そういう意味でも欠かせないものです。

――こういう恋愛がしてみたい!というような理想や憧れはありますか?

どちらかというと“してみたかった”ことになってしまいますが、学生時代に一緒に登校することに、すごく憧れがありました。制服を着てデートとか、もうできないことだからこそ、憧れる部分もあるのかもしれません。

――杉咲さんは幅広い役柄を演じられていますが、演じ分ける秘訣は?

監督や現場のみなさんに引き出していただいているのが一番大きいと思います。あとは映画が好きで、よくいろいろな作品を観るのですが、その中で参考にしたり、影響を受けることもあります。

――最後に映画をご覧になるCinemaGeneの読者にメッセージをお願いします!

この作品はラブストーリーなので、キュンキュンするシーンもたくさんありつつ、それ以上のものを感じることができると思います。みなさんの大事な人と観ていただけたら嬉しいです。

一つ一つの質問に丁寧ながらも、とても気さくに答えてくださった杉咲さん。徹底的に役に向き合う誠実さがとても素敵だなと感じました。大切な人をもっと大切にしたくなる、珠玉のラブストーリー。映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』は10月5日(金)公開です。

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『パーフェクトワールド 君といる奇跡』公式サイト
岩田剛典   杉咲花
須賀健太  芦名星  マギー  大政絢
伊藤かずえ  小市慢太郎  / 財前直見
原作:有賀リエ「パーフェクトワールド」(講談社「Kiss」連載)
監督:柴山健次
脚本:鹿目けい子
音楽:羽毛田丈史
主題歌:E-girls「Perfect World」(rhythm zone)
配給:松竹 LDH PICTURES
制作プロダクション:ホリプロ
10月5日(金) 全国ロードショー
©2018「パーフェクトワールド」製作委員会