思いを込めた漢字で今年を振り返る!映画『愛唄 -約束のナクヒト-』完成披露上映会レポート

イベントレポート

――音楽の話が出ましたけど、飯島さんは歌っているシーンがあるということですが…!

飯島「今回僕は弾き語りのシーンをやらせていただいて、歌はカラオケとか普段の何気ないところで歌っていたことはあったんですけど、ギターに関しては生まれて22年間一度も触ったことがなかったんです。撮影に入る前に約1か月半から2か月くらいでギターを覚えなきゃならない、かつ歌も一言一言しっかり丁寧に歌わなければならない、龍也のお芝居もそうですし、すごく考えることが多くて、シンプルに大変だったなというのはあります。特にギターは手がすごくボロボロになるんですよね。深爪にならない少し手前くらいの位置で弦を抑えるんですけど、指が柔らかいのでめちゃくちゃ痛いんですよ!少しずつ手が固くなっていって、コードを覚えて、Fの壁にぶち当たって、コードチェンジで、右のストロークっていうのを2か月くらいでやるというのは正直大変でした。でもこうやって頑張った時期があったからこそ龍也を演じることができて、この作品に全力をぶつけることができたと思います。」

――横浜さん、清原さん、歌うシーンとてもよかったですよね?

横浜「あまり詳しくは言えないんですけど、泣きましたね…!僕もアーティーストデビューをして歌の練習をしていたときに、ちょうどたっちゃんも歌の練習をしていたので、たっちゃんの頑張っている姿を間近で見ていました。その姿に撮影のときはすごく心を動かされましたね。」

清原「そのシーンには私は出演していないんですけど、監督の隣でずっとモニターを見させていただいていました。撮り終わったあとに、なぜか私だけがボロボロと号泣して、周りのスタッフさんからティッシュをもらうという…(笑)でもモニター越しでも伝わるくらいの熱量を感じたので、本当に素晴らしいシーンでした。」

――成海さんは横浜さんとの共演シーンが多かったと思いますが、現場での印象はいかがでしたか?

成海「今回初めてご一緒したんですけど、“いい子だな~”って!本当に“いい子だな~、好青年だな~”って思いました(笑)いつも穏やかで。」

横浜「ゲームとかしましたよね?成海さんが教えてくれて!あのゲーム何でしたっけ?」

成海「結構深夜の撮影が多くて、横浜くんがうとうと眠そうにしていることがあったんですよ。これは起こさないとなって、マジカルバナナとか懐かしいゲームをやったり(笑)あとは天候にも恵まれなかったんですよね(笑)」

川村監督「外に出るとなぜか風がビュービュー吹いてくるし。」

成海「強風だったり、雨が降ってたりで、待ち時間も多かったので、結構おしゃべりして楽しかったです。」

――財前さんは、タイムリミットを告げられた息子を見守る母親として、難しい役柄だったとは思いますが、振り返ってみていかがでしたか?

財前「最初に台本をいただいたときに、自分も母親なので、まさか息子が自分よりも先に亡くなるというのが想像できなくて、ずっと泣いていました。撮影中はとにかく3人(横浜、清原、飯島)がかわいいんですよ!本当に青春しているんだなというのがすごく伝わってきて、ここで私が泣いちゃいけないと思いつつ、撮影の合間とかも感動の嵐でした。横浜くんも飯島くんもすごくいい子で、3人がピュアでとってもかわいかったです。そんなところが映画にも表れていると思うので、すごく素敵なドラマです。」