柳楽渾身のアドリブはかつての悩みのおかげ!?映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』ブルーレイ&DVDリリース記念トークイベントレポート

イベントレポート

柳楽、佐藤やムロがうらやましい理由は!?
同じ悩みを抱えていた山田の話も!

――今回は将軍接待編と動乱編の二つに分かれていますけど、コメンタリーでは最初は小栗さんと監督だけですが、途中から急に菅田将暉さんと橋本環奈さんが入ってくるんですよね。

福田監督「そうなんですよ、来る意味ないのに!(笑)」

――万事屋が活躍し終わったあとに来るんですもんね?(笑)

福田監督「だからまあコメンタリーでも言ってるんですけど、「なんで来た?」っていう(笑)」

――副音声上映でも話題になりましたが、今回ブルーレイプレミアムエディションでは話している映像もありでご覧いただけます。DVDプレミアムエディションでは音声のみのオーディオコメンタリーとして入っていますので、環境が許す方はぜひブルーレイでご覧いただくと、いろんなものが…

福田監督「ちょっと待ってください!分かんなかった(笑)ブルーレイだと…?」

――これ1のときにも同じ説明しました(笑)ブルーレイだと小栗さんと監督が言っている姿も小窓で見えるんです。

福田監督「あ~!そういうことか!(笑)」

――まったく同じ反応してましたよ(笑)DVDだとオーディオだけという!もう1回表情を再現したりしているので…

福田監督「じゃあ絶対ブルーレイのほうがいいと思う!どんだけ値段変わるか分かんないけど、絶対ブルーレイのほうがおもしろい!だって小栗くんが本当に拗ねてる後半の顔、まあおもしろいんで(笑)」

――柳楽さんとか、すごい褒められてましたよね!

福田監督「劇場であれを聞きながら見てくださった方もいると思うんですよ。でもTwitterとかで反応を見ると、みんな「耐えらんない!」って言ってました(笑)超かっこよくて超シリアスなシーンなのに、ずっと「はいはいはい、かっこいい」って言ってるんで、あれは耐えられないです(笑)」

――本当に映像特典満載ですが、ここでブルーレイプレミアムエディションに入っている映像特典のほんの一部をご覧いただきたいと思います。

監督に「自由に演じて」と言われたトッシーのアドリブのシーン、土方と鴨太郎(三浦春馬)のアクションの中で起きた奇跡のようなNGシーン、メイキングで柳楽さんが三浦さんとの共演の思いを熱く語るシーンが上映!

――あのトッシーのアドリブでの変顔はカットされてるんですよね?

福田監督「あの変顔には小栗くん若干怒ってましたからね(笑)俺らを笑わすことしか考えてない!って(笑)」

――柳楽さんは監督から初めて自由にやっていいと言われたそうで。

柳楽「(佐藤)二朗さんとかムロ(ツヨシ)さんがやられているのを、「アオイホノオ」のときから見ていてうらやましかったんです。」

福田監督「一つエピソード話していいですか?「アオイホノオ」やっているときに、突然APさんから呼ばれて、「監督重要なお話があります。柳楽さんから相談事があるってことで聞いたんですけど、「監督たぶん俺のこと嫌いですよね」って言ってました」って言われたんですよ。なんでそう思ってるのか理由を聞いたら、「自分が自由にやると全部直されるから僕は嫌われてる」っていうことだったみたいで… あれは大きな間違い!だからその日の夜に即行で一緒に焼肉を食べに行きました。」

柳楽「初コメディだったから… それで焼肉に行ったんですね!」

福田監督「「勇者ヨシヒコ」のときの山田くんもまったく同じだったことを説明しました(笑)でも結果的に「ヨシヒコ」も山田くんが一番おもしろく見えるし、「アオイホノオ」も柳楽くんがくっそ真面目にやっていることが一番バカに見えておもしろいはずだから、そこを頑張ってほしいとお言った覚えがあって。周りがふざけたヤツらばっかだから大変な思いをしたと思うんですけど、そんな「アオイホノオ」を経てからの今回の自由にやっていいというシーンが、あのカメラで撮影するシーンでね。本当は映画で使われている3倍くらいあるんですよ!神楽に延々としゃべってるから!(笑)あれを3分の1にシュッとしたのが映画になってます。まあでも好き放題でしたね(笑)」

柳楽「エミネムみたいな気分で(笑)」

福田監督「うちの組では役者さんに好きにやってもらうときは、カットできるようにちゃんと別のアングルを押さえておくんです(笑)絶対どこかしらカットしなきゃいけないので、そうすれば安心してやってもらえるじゃないですか!」