ストイックとほっこり、現場では2つの世界が存在!?映画『パラレルワールド・ラブストーリー』完成披露レッドカーペット&舞台挨拶レポート

イベントレポート

メイン3人が緊迫した現場に追い込まれている一方、崇史の通う研究所の教官・小山内を演じた筒井さんや、崇史の先輩・景子役で出演した美村さんは「まさか主演俳優が鼻血を出すほど追い込まれた現場だったとは…」と驚きが隠せない様子。自らは楽しく現場に臨んでいたという美村は初めて脚本を読んだ際に「これは大変な設計図の映画になるという印象でした。まず複雑な原作を脚本に起こす苦労があって、それを撮影している最中の俳優の苦労があって、編集でももうひと勝負!という、これはチーム全体が一致団結しないと大変な現場だな」と感じたことを語りました。

崇史と智彦の後輩・篠崎を演じた清水さんは現場入りした際に「こんなぴりっとした大人の雰囲気の現場と知らなくて… 落ち着いたストイックな現場だったので、『ああ、そう言う感じね』と思って、僕もそういう雰囲気を出していました」と登壇者最年少19歳のコメントに会場は温かい笑いに包まれました。崇史の友人・夏江を演じた石田さんは「緊迫した雰囲気の現場で明るい夏江を維持するのがちょっと大変でした」と、本作唯一の陽気な人物ともいえる夏江ならではの苦労を。一方シリアスなシーンの多かった崇史と智彦の上司・須藤役の田口さんは「玉森さんは緊張し過ぎて鼻血を出してらっしゃいましたけど、僕は緊張し過ぎてお腹を壊してやばかったです」と、こちらもストイックな現場の影響が出ていたことを明かしながら、「その現場のいい緊張感は作品にみなぎっています」と自信を覗かせました。

ここまで現場の雰囲気が話すキャストによってストイックとほっこりと別れているのは「映画を見てもらえればその謎はわかります」と語る森監督。改めて8名のキャストが揃ったことで「キャスティングがうまくいったなと改めて感じます。各々マイペースな雰囲気の俳優が揃って、交わるようで交わらないパラレルワールドのようなキャスティングですよね」と振り返りつつ、主演の玉森さんについては「僕は今回“映画俳優・玉森裕太”を生み出す気持ちでこの作品に臨んでいたし、彼が誕生しないとこの映画は成功しないと思っていました」と多大な期待を寄せていたことを明かし、「でも、その期待に応えてくれた“映画俳優・玉森裕太”がこの映画では見られるのでぜひご覧ください」とコメントしました。

また本作のタイトルにちなんで「自分が迷い込んでもいいなというパラレルワールドは?」という質問が振られると、玉森さんの出した答えは「ずーっと晴れの日」というなんともほっこりした世界、染谷は「体力がなくならない世界。あと台本を読んだら一瞬で覚えられる世界」とお茶目な一面を垣間見せました。そして最後に、ミステリー映画である本作にちなみ登壇者全員で謎解きに挑戦!当然の出題に微動だにせず考える登壇者たちでしたが、玉森さんがしっかりと正解を導き出し、最後に「この『パラレルワールド・ラブストーリー』は全員で魂を込めた作品で、自信を持って皆さんにお届けできます。頭フル回転のミステリーに楽しみながら挑戦していただきたいと思います!」とコメントし舞台挨拶を締めくくりました。

映画『パラレルワールド・ラブストーリー』は5月31日(金)公開です。

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『パラレルワールド・ラブストーリー』公式サイト
玉森裕太 吉岡里帆 染谷将太 筒井道隆 美村里江 清水尋也 水間ロン 石田ニコル 田口トモロヲ
原作:東野圭吾「パラレルワールド・ラブストーリー」(講談社文庫)
監督:森義隆 脚本:一雫ライオン 音楽:安川午朗
企画・配給:松竹
5.31(金) 全国ロードショー
©2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会 ©東野圭吾/講談社