――清原さんは完成した本作を観たとき、どんな印象でしたか?
清原「僕自身、台本を読んだときからおもしろいなと思っていたので、それをどこまで表現できているのかなっていうのは興味がありました。ミステリー要素もありつつ、バディものっていうのもあって、いろいろ楽しめる要素がありましたし、観たあとに周りの方々との付き合い方を考えさせられるような作品だったなと思うんですよね。それは完成を観て、新しい発見でした。」
――神宮寺さんはスクリーンデビューということで、ご自身の演技も、そして今の様子もスクリーンに大きく映っているわけですけど、改めてどうですか?
神宮寺「ありがたいことにドラマには何度か出させていただいたことがるんですけど、やっぱり家のテレビって32とか、大きくても55、65だから、スクリーンってめちゃめちゃでかいじゃないですか。そこに映し出される経験がなかったので、ごまかしがきかないなって思いましたね。いつももごまかしてないですよ?(笑)より繊細にやっていかないとなっていう気持ちでやってました。」
――同年代が集まった現場でしたが、優希さんから見て現場の雰囲気はいかがでしたか?
優希「朝からずっと楽しくて、男の子ばっかりだったので仲良くなれるかなって不安だったんですけど、永瀬さんができている輪に入れようとしてくださったりとか、しっかり座長としてやられていましたし、すごい楽しかったです。」
永瀬「いやいや、お2人もすごいおもしろい方々やったんで!翔くんより全然おもしろかったから、すごいしゃべりやすかったです(笑)」
清原「“方々”ってちょっと距離感感じますけどね(笑)」
優希「私はコナンくんが大好きなんでけど、コナンくんとの馴れ初めとか恋バナを聞いてくださいました…!」
清原「やばいこと言ってる(笑)」
神宮寺「俺それ聞きたかったんだけど!」
永瀬「じゃあ、あとで俺が教えたるわ!」
――神尾さんは撮影中やプロモーションで、一番思い出に残っていることは何ですか?
神尾「撮影が終わってからなんですけど、廉と2人でごはんに行ったんですよ。何があったのか分からないですけど(笑)、廉から誘ってくれて、急に。」
永瀬「2人の誕生日が近いんですよ。」
神尾「あ、そういうことなんだ!」
永瀬「ちょうどハタチになったタイミングやったし、せっかく映画も共演したんやからってことで、誘わせていただいたんですけど、あれ?迷惑やった感じ?違うよな?(笑)」
神尾「違う違う!廉は20誌くらいの取材を受けたあとで相当疲れているのに、ごはんに行ってくれてすごいありがたかったですね。」
永瀬「あと、僕申し訳ないなっていうのがあって、映画で共演する前に、1回プライベートで遊んでたみたいなんですよ。」
神尾「あ、そうそう!」
永瀬「僕よくフットサルやるんですけど、それで遊んでいたみたいなんですけど、映画の現場で楓珠と会ったときに俺「初めまして」って言ってもうて…」
神尾「俺も言いづらくて!」
永瀬「確かに(笑)「会いましたよね?」ってね(笑)」
神尾「忘れられてるのもちょっとショックだし(笑)」
永瀬「それのお詫びも含め、ちょっと行きたいなって思ってて、改めてそこで謝りました(笑)」
――そして監督、公開を迎えた今のお気持ちを改めて伺ってもよろしいでしょうか?
久万監督「今みんなすごく伸びしろがあって、この1年で本当に変わってるんですよね。今の彼らもすごくいいんですけど、1年前の初々しい感じが、この世界観にはぴったりマッチしていたので、今の彼らで撮るものではないものがちゃんとできているんじゃないかなと。去年のあの時期に撮れたことをすごく感謝しています。」