CinemaGene(シネマジーン)

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フィルムから漂うオシャレ感。ウディ・アレン作品の魅力。

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出典:http://zombiegirl51.hatenablog.com/entry/2015/09/07/005127

70歳を超えた今でも精力的に新作映画を作り続けている、ウディ・アレン。
ユーモアセンスにあふれ、チクリと痛烈な皮肉をこめた名作が多く、一度見たら彼の世界にハマる事は間違いなしです。彼の魅力についてご紹介します。

ウディ・アレンを知っていますか?

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出典:http://blogs.yahoo.co.jp/chickencornjamba/38217399.html

1935年ニューヨーク州生まれ。高校在学中にギャグライターとしてデビューし、コメディアンを経て、1965年に「何かいいことないか子猫チャン」で脚本を担当、同時に俳優としてもデビュー。翌年「What’s Up,Tiger Lily?」で監督デビューを果たしました。
1977年の『アニー・ホール』でアカデミー賞監督賞・作品賞を受賞。以来アカデミー賞は史上最多の24回のノミネートを数え、名実ともにアメリカを代表する映画監督です。

アレン作品はなぜそんなに人気があるの?

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出典:http://hucinema.com/blog/3427
『アニー・ホール』の一場面


『マジック・イン・ムーンライト』予告編

彼の出世作と言ってもいい『アニー・ホール』の冒頭の場面で、自身が扮する主人公のセリフ「私みたいなヤツを会員にするようなクラブには、絶対に入りたいとは思わない。」まさにこのセリフが、彼の作品を象徴していると言えます。
コメディライター出身ということもあって、どの作品にもウィットにとんだ会話があふれ、自虐ネタも厭わないユーモアセンスも抜群。それでいて根底にはしっかりとした人間ドラマを描く。これがアレン作品人気の理由の一因となっています。昨年公開の『マジック・イン・ムーンライト』でも、軽快なジャズをバックに、彼独特の心地よいセリフ回しと、クスリとさせられる楽しい会話で、相変わらず観る者を楽しく、幸せな気分にさせてくれます。

アカデミー賞に興味のない男

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出典:http://www.team-lens.com/heartstrings/2014/frbruary/2014_0214.html
唯一授賞式に参加した2002年のアカデミー賞時のウディ・アレン

史上最多の24回もアカデミー賞にノミネートされ、実際に受賞経験もありながら、授賞式には一切出席しないことで知られるアレン。「受賞ごっこにはまるで関心がない」と語る彼が、唯一アカデミー賞の会場に姿を現したのは2002年。しかしそれは自身の受賞ではなく、前年の同時多発テロで大きな傷を負った、ニューヨークに対する支援を呼びかける為の出席でした。
その席で、4週間前に主催者サイドから電話があったことについて「オスカーを返せと言われるのかと思ってパニックになった。質屋が店をたたんで何年もたつので、もう取り戻せないしね。」と、彼らしいスピーチで会場を爆笑させていました。

彼のお気に入りの女優たち

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出典:http://www.allposters.co.jp/
『アニー・ホール』「マンハッタン」のダイアン・キートン

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出典:http://hironoriokada.blogspot.jp/2014/01/rosemarys-baby.html
「ローズマリーの赤ちゃん」出演時のミア・ファロー

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出典:http://matome.naver.jp/odai/2140180090795193401
「ロスト・イン・トランスレーション」や「マッチポイント」のスカーレット・ヨハンソン

彼の作品に出演したいと、女優から逆オファーがかかる事も多いようですが、彼自身、お気に入りの女優を何度も起用することで知られています。ダイアン・キートンやミア・ファローは、私生活でも恋人でした。そのミア・ファローと同居していた際に、彼女の養女との交際が発覚して訴訟を起こされたり(その後その養女と結婚)、昨年は別の養女から、「7歳時にアレンから性的虐待を受けた。」と暴露されるなど(本人は否定)、お騒がせ男としても健在です。

現在のお気に入り女優はエマ・ストーン。

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出典:http://www.cinemacafe.net/article/2015/04/11/30540.html

そんなアレン監督が今お気に入りの女優は、2014年公開の『マジック・イン・ムーンライト』で初めて起用したエマ・ストーン。最新作『Irrational Man/イラショナル・マン(原題)』でも引き続きヒロインに起用し、「予想をはるかに超える演技」と絶賛しています。

彼の出世作にして不朽の名作『アニー・ホール』

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出典:http://zilge.blogspot.jp/2009/11/77.html

ここで、ウディ・アレン監督のオススメの作品も少しご紹介しておきましょう。まずはやはり『アニー・ホール』を。先に述べました通り、1977年のアカデミー賞各部門を総ナメにした作品で、現在でも愛され続けている名作です。彼自身がコメディアンを演じ、ダイアン・キートン演じる、恋人との出会いと別れを時にコミカルに、またシリアスに描きます。
驚異的な長回しや長ゼリフなど、彼自身の作品スタイルを確立した作品といえるでしょう。

スカーレットとアレンのコンビが最高に面白い!『タロットカード殺人事件』

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出典:http://blog.livedoor.jp/papikosachimama/archives/51124257.html

ジャーナリスト志望の女学生(スカーレット・ヨハンソン)が、ある事をきっかけに老人のマジシャン(ウディ・アレン)と協力し、連続殺人鬼を追うことになります。容疑者だと信じてプレイボーイの男(ヒュー・ジャックマン)をマークする女学生ですが、逆にその男の魅力に惹かれてしまい…。
公開時に「アガサ・クリスティーへのオマージュ」という宣伝文句がありましたが、アレン作品だけに、シリアスなサスペンス作品ではなく、コメディの部分が強い作品です。とにかくスカーレットとアレンの漫才のような掛け合いは最高で、ノリも良く、軽いテンポで楽しく見られる作品です。

セレブから転落したヒロインの秘められた過去とは?『ブルー・ジャスミン』



ブルー・ジャスミン公式サイト予告編

セレブ生活を送っていたヒロイン(ケイト・ブランシェット)が、夫が詐欺罪で逮捕された事で全てを失ってしまいます。転落した彼女は、義妹の家に転がり込みますが、セレブな生活が忘れられず、事あるごとに衝突します。あくまでセレブ復活を目指す彼女の運命は…。
毎回秀逸なラストを用意してくれるウディ・アレン作品ですが、この作品でも期待通りの結末を見せてくれます。最後の最後まで目を離さないようにしてください!本作でアカデミー賞主演女優賞を獲得したケイト・ブランシェットの、強烈な演技にも要注目です。

最新作『イラショナル・マン』も期待大。



『イラショナル・マン』公式サイト予告編(英語版)

最新作『イラショナル・マン』は日本公開日が未定ですが、公開が待ち遠しいです。様々な切り口で彼の魅力をご紹介してきましたが、少しは彼の映画の面白さが伝わりましたでしょうか?百聞は一見にしかずです。
ウディ・アレン作品を見たことがない方も、食わず嫌いをせずに、是非一度彼の作品に触れてみてください!

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