旅行がてらに行ってみたい。地方のユニークな美術館5選

お出かけ

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出典:http://find-travel.jp/article/23068

地方にはあまり知られていないけれど、行ってみるとかなり素晴らしい美術館がたくさんあります。そのなかから特にユニークで、近くまで旅行した際には、ぜひ立ち寄ってみたい美術館を5館選びました。

なぜかムーミンが充実してる!タオル美術館ICHIHIRO

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出典:http://find-travel.jp/article/2845

愛媛県今治市には、知る人ぞ知るタオル美術館があります。全てタオル素材を使った展示品がおかれていて、カラフルな七色のタオルを見れば、入館した後はテンションが上がりっぱなしになります。愛らしい動物やショートケーキなどの巨大オブジェが飾られているのですが、なぜかムーミンにとても力を入れていて、ムーミンコーナーの充実ぷりには驚きますよ。タオルの製造工程も見学できます。カワイイが満載のタオル美術館に来たら、記念写真が50枚では収まりません。

全て偽物なのにずっといられる楽しさ!大塚国際美術館

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出典:http://ameblo.jp/tabi-okane/entry-10517425770.html

写真は、ミケランジェロの「システィーナ礼拝堂天井画および壁画」です。徳島県にある大塚国際美術館は、大塚製薬が企業を上げて特殊技術を駆使し、世界中の名画を原寸大で再現した美術館です。全てがレプリカですが、所蔵作品には、レオナルド・ダ・ヴィンチやゴッホをはじめとした西洋名画が1000点以上も存在します。さらに絵画だけでは飽き足らず、有名な建築物も再現されており、ここを訪れた人は皆、口をそろえてきて良かったと言っています。間近でみる名画は圧巻!1日中でもいられる美術館です。大塚国際美術館から帰る時にはきっとまた来たいなと思われるはず。それほどまでに素晴らしい場所ですよ。

イベント企画が充実しすぎ!兵庫県立美術館

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出典:http://mari.cocolog-nifty.com/mari/2007/07/hat_1eac.html

写真に写っているライトアップされた美しい建物は、兵庫県立美術館です。7000点以上の作品を所蔵する兵庫県立美術館には、ロダンやゴーギャンといったどこかで聞いたような人の彫刻や、あの有名なピカソの版画などがあります。しかし兵庫県立美術館の一番の魅力は、イベント特別展がとても豪華なことです。

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出典:http://soleilwind.exblog.jp/i7/
圧倒的な美しさを描く「男鹿和雄展」

兵庫県立美術館では、2009年に「男鹿和雄展」が開かれました。男鹿和雄さんという方は、ジブリアニメーションの背景の美術監督を担当された方で、「となりのトトロ」や「もののけ姫」といった名作の美しい森を描いた方です。美術に興味がない人でも、観れば圧倒されるような細かい風景画を描く、素晴らしい画家男鹿和雄さん。そんな素晴らしい方が、兵庫美術館で特別展を開催されていました。

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出典:https://twitter.com/
「ガウディ×井上雄彦展」

兵庫県立美術館では、2015年に、漫画家井上雄彦と建築家ガウディがコラボした特別展も開催されました。特別展の内容はもちろん素晴らしく、その期間は連日観客が詰めかけて大盛況だったようです。兵庫県立美術館の、イベント力の高さがうかがえますね。兵庫県立美術館では、これからもひきつづき素晴らしい企画をされるはずなので特別展情報をチェックして、ぜひ一度行ってみたいですね。

展示品おさわりOK!三重の珍美術館

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出典:http://artsformen.blogspot.jp/2014/01/artfm_28.html

写真は三重県にある、「ルーブル彫刻美術館」です。映っているのは「ミロのヴィーナス」「サモトラケのニケ」それに、「自由の女神」?!
ここはパリのルーブル美術館の正式な姉妹館で、全てレプリカ。超有名な「モナリザ」等がたくさん飾ってあります。しかも本物ではないので触り放題。さらに「ロゼッタストーン」など、大英博物館の貯蔵品レプリカや「ツタンカーメンの黄金のマスク」まで共存していて、三重にいながらにして、パリ、イギリス、エジプトに行かずとも有名な作品を一度に見られます。館内は空いているため、有名な美術品をまるで独り占めしているような感覚もあって意外と楽しいですよ。ちょっとつっこみどころがある美術館ですが、ここへこれば、有名な美術品に触り放題。芸術品への教養と知識が深まりますね!

美術館だけでなく街並みも美しすぎる!倉敷の大原美術館

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出典:http://susono.jugem.jp/?eid=1701

岡山県の倉敷といえば、江戸時代からの歴史を感じさせる美しい街並みが美観地区として有名です。そんな倉敷の町にある大原美術館は本物志向。世界的に有名な大物画家が描いた迫力のある作品が所蔵されています。ピサロ、ドガ、モネ、ルノワール、ピカソなど教科書に載っている巨匠たちの、本物の作品を前にすると感慨深さを感じずには居られません。下の写真はエルグレコの「受胎告知」です。大原美術館からは過去にいくつかの作品が盗まれており、その事実が展示されている作品の高価さを思い出させます。

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出典:http://kurashiki-kankou.com/gallery/oharamuseum/20100914.html
2010年には創立80年記念特別展も開催されました!

大原美術館は美観地区の一角を担っており、外を散歩すると美麗な雰囲気と爽やかな風景を楽しめます。町全体が美術館のような趣なので、大原美術館で感じた感動を更にひきたててくれますよ。