『クイーンズ・ギャンビット』のアニャ・テイラー=ジョイの50‘s~60‘sファッションがレトロかわいい!Netflixで配信中のドラマ『クイーンズ・ギャンビット』とその衣装をイラストで紹介します!

レコメンド

本日7/20は世界チェス・デーです!

そこで本日はNetflixで配信されているアメリカのドラマ『クイーンズ・ギャンビット』(原題: The Queen’s Gambit)のご紹介をいたします✨

チェスでは誰にも負けたくない | クイーンズ・ギャンビット | Netflix Japan

【STORY】

1950年代の児童養護施設で、人並外れたチェスの才能を開花させた少女は、依存症に苦しみながら、想像もしていなかった華やかなスターへの道を歩いていく。

このドラマは孤児院で育った女の子エリザベス(アニャ・テイラー=ジョイ)が、孤児院の用務員であるシャイベルからチェスを教わるところから始まります。

さまざまな強敵と勝負をするうちに、世界で最も偉大なチェスプレイヤーになりたいと思うようになり、、その過程でたくさんの人と出会い、大きく成長していくエリザベスの、8歳から22歳までの人生を描いた物語になっています。

チェスが題材のドラマは難しそう、ルールがわからない。。。そう思ってる方も大丈夫です。

本作はチェスが題材ではあるものの、とにかく衣装や小物などの世界観も素敵なんです!

そこで今回は主人公のエリザベスが作品内で着用していた衣装をいくつかまとめてみました。

作品内で着ている服は半そでやノースリーブが多いので、これからの暑い季節にピッタリです。

まず主人公のエリザベスを演じるのはアメリカ出身の女優、アニャ・テイラー=ジョイです。

彼女は身長169㎝、体重は55㎏ととてもスタイル抜群。

本作で彼女が着こなすのは50~60年代のファッションです。

エリザベスのいた孤児院では服が支給されていましたが、養母のもとへ引き取られ一般の高校に編入することになります。

そのときは世間の流行りがまだ分かっておらず、おこづかいもあまりもらえなかったため、好きな服を買うことができませんでした。

このころ世間では、クリスチャン・ディオールがパリで発表したスタイルが「ニュールック」と呼ばれ世界的に大流行しました。(1947年)

このスタイルは角ばった印象を与える肩のパットが外され、細く絞ったウエストとふんわりした柔らかいスカートが特徴的なスタイルとなっています。

スタイルのイメージは『ローマの休日』のオードリー・ヘプバーンです。

エリザベスは養母に新しい服を買ってもらうのですが、養母が選んだセール品の洋服は流行り遅れで同級生に馬鹿にされてしまいます。

現代の私たちから見ればレトロで制服のような感じもあって可愛いと思うのですが、上まで閉めたボタンとまっすぐに落ちる角ばったフォルムのスカートのオールドファッションは、華やかなパステルカラーを着ている学生から見れば”流行遅れ”だったのです。

▲イラスト左:孤児院での服装 ▲イラスト右:養母が選んだ洋服

次の服ははじめてチェスで賞金を得て自分で買ったジャンパースカートを使ったコーディネイトです。

▲Aラインではあるもののガーリーっぽさは抑えめで、濃い緑と胸元のあいたシャツがエリザベスの知的な性格を表しています。

衣装デザイナーのガブリエルは「直線的でコントラストの強いチェック柄は、勝負の世界のシビアさ」「チェス盤の世界」を表現している、と語りました。

これ以降、自信と経済力を身に着けたエリザベスはどんどん洗練されていきます。

▲色彩が多いわけではありませんが、孤児院を出たばかりの野暮ったさは感じられません。

またスカートやシャツの着回しも多く、服選びの参考になりそうです。

▲これらはすべて同じスカートを着用していますが、髪形やトップスで印象がかなり違います。

ボブヘアーにスカーフを合わせるのも活発な印象とエレガントな印象が融合していておしゃれです。

そして物語後半になるにつれてエリザベスの服はモノトーンが多くなっていき、彼女の強さと気品がより洗練されていき、薬物・アルコール依存を断ち切ったような、覚悟を決めたような服装になっています。

このドラマの見どころは緊迫したチェスの試合はもちろんのこと、エリザベスの心情が服に表れているところだろ思います。 はじめは知性のみを表していた服装や髪形でしたが、ラストには知性にプラスして気品も兼ね備え、孤独で不安定だった少女の面影はありません。

今回は紹介できなかったのですが、パンツスタイルも素敵なので気になった方はぜひチェックしてみてください。

NYで2番目に大きい規模を誇るブルックリン美術館が、Netflixと提携し『The Queen and The Crown: A Virtual Costume Exhibition』をオンラインで開催中です。

クイーンズ・ギャンビットの衣装や小物を360℃の視点で楽しむことができます。

ファッションだけでなくエリザベスとそのチェス人生にも注目!

薬物依存、アルコール依存と闘いながら成長していくエリザベスと、対戦相手、そしてチェス仲間たちとの絆は必見です。

また、後半になるにつれて少年ジャンプのような要素が出てきてかなりアツいです!!

アメリカのドラマは長い印象があると思うのですが、これは全七話なので一日で見れてしまいます。

いかがでしたでしょうか?

アメリカ、そして日本でも一躍話題となった『クイーンズ・ギャンビット』、この機会にぜひご覧になってみてください!

公式サイト

クレジット

原作:ウォルター・テヴィス著『The Queen’s Gambit』

企画:スコット・フランク アラン・スコット

監督:スコット・フランク

出演:アニャ・テイラー=ジョイ ビル・キャンプ モーゼス・イングラム マリエル・ヘラー トーマス・ブロディ=サングスター ハリー・メリング

製作総指揮:スコット・フランク アラン・スコット ウィリアム・ホーバーグ