次は会場での質問コーナー。中には学生さんのお母さんへのメッセージも…?!
そして会場に集まった学生に挙手で質問を募ると、「皆さんがお仕事をされている中で大切にしていることがあったらお聞きしたいです。」という質問がされ、矢本さんが「つまらなくならないようにしようとはしています。セリフが5行あったら全部違うようにしたいな、とか思いますね。人を楽しませる仕事なので、楽しくなるような方向だけを見て頑張ってます。」と語り、
三浦さんは「この映画の撮影で、監督から多部さんの表情をもっと使ってあげてくださいって言われて、相手の表情や息遣いに意識がいってなかったなと思って。監督から見るとそういう細かなやり取りがリアリティ出せるのかもしれないし、その言葉は大切にしたいことだなって初心に戻してくれた言葉になりました。」と回答。
続いて「自分を見失わないことですかね。やりたいこと、やりたくないこと、興味があること、興味がないこと。全部自分次第なので、それを大事にしています。」と多部さんが答えた。
次に「母親が三浦さんの大ファンなので応援メッセージをもらえませんか」というリクエストが飛び出すと、会場からは笑いが起こり、「お母さん、遠く離れた息子さんのことがとっても心配でしょう。息子さんこんなに立派に学んでます!お母さんも頑張ってください。」と三浦さんは丁寧にメッセージを送りました。
また、「座右の銘は何ですか?」という質問が出ると、「座右の銘ってよくわかってないんですよね(笑)」と矢本さんが言いつつも、「何とかなる!」と多部さんが、「焦るな!」と三浦さんが、「滑舌」と矢本さんの答えに会場は大爆笑。このタイミングで、“仕事で大切にしていること”を思い出したという矢本さん。「照明さんや録音さん、スタッフさんが一番最初のお客さんなんで、その人たちを楽しませることを考えています。」と話すと、「いい話ですね。グッときたわ。」と三浦さんも賛同しました。
「来年からテレビの照明として働き出すのですが、すでに不安で押しつぶされそうなので、頑張れっていって欲しいです。」というリクエストには、「こちらはライト当ててもらってなんぼなので、本当にいつも感謝してます。照明部の若い人見ていても、テンパってミスとか、先輩が求められること100パーセントはできないと思います。いかつめのおじさんに怒られると思います。(笑)先輩に対してイラつくこともあると思いますが、ハタから見てると愛があって怒っているので。頑張って欲しいですね。」と矢本さん。
「重複しちゃうんですが、現場で怒られて辛いと思うこともあると思うんですけど、下の子が怒られながらも、“すみませんでした!今すぐやります!”っていう、意気込み、それだけで現場の空気がよくなるんですね。この子も現場に慣れていないのに頑張ろうって僕たちも思えるし、学べるんですよね。」と三浦さん、
続いて「大変な仕事だと思うんですけど、現場にいる人は全員大変なので、嫌なことがあったら考えないこと、始まれば終わると考えること、考えないことをする、始まれば終わるので、目の前にあることを頑張っていれば終わるので。いかつい照明の先輩に怒られつつも、頑張れ!」と多部さんが、それぞれ“どう頑張ればいいか”も含めながら答えました。