銃乱射事件の被害者家族と加害者家族による緊迫の対話を描く映画『対峙』、今回は本予告映像と場面写真が解禁です!

映画ニュース

高校銃乱射事件で共に息子を失った被害者と加害者の両親の再会。


胸をえぐり、魂を震わせる、その対話がもたらすスリルと衝撃――


ついに2023年2月10日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開が決定しました!



4人の禁断の対話を捉えた特報映像&ビジュアルが解禁です!


2.10(金)公開『対峙』加害者両親と被害者両親による人生をかけた対話|本予告

アメリカのある高校で生徒による銃乱射事件が発生し、多くの同級生が死亡。

犯人の少年もそのまま校内で自ら命を絶った。

それから6年、事件で息子を殺された“被害者”の両親と、事件を起こした“加害者”の両親が、セラピストの勧めで対面することになる――


特報映像では、加害者の母が今にも泣き出しそうな悲痛な表情で告げる「私は人殺しを育てた」というショッキングな言葉で幕を開けます。

続いて被害者の母が「あなたの子が息子を殺したからよ」と無表情で相手にたたみかけ、被害者の父が激しく机をたたきながら「あの子がどう死んだか分かってない」と感情を爆発させます。

さらに加害者の父が「我々は世間に憎まれ続けた」とどこか冷静に語る姿など、教会の個室とい密室で繰り広げられる4人の対話の緊迫感に満ちた様子や彼らを襲う心の揺れを捉え、この禁断の対話の行方が気にならずにはいられない映像に仕上がっています。


また予告編の冒頭では、ドラマ「火花」、2022年公開の映画『死刑にいたる病』などを手掛けた白石和彌監督によるコメント、「とにかく凄まじいものを見た。多くの悲しみと憎悪の溢れる世の中に、静かな光を差し込む映画です。」も紹介しています。



ほぼ全編に渡って主要キャスト4人よる密室の会話劇という斬新でチャレンジングな設定ながら、英国アカデミー賞をはじめ各国の映画賞81部門でノミネート、釜山国際映画祭フラッシュフォワー部門観客賞をはじめ各国の映画賞43部門で受賞。

Rotten Tomatoesでは、批評家95%・観客90%FRESH(2022年11月14日時点)という最高級の評価を獲得しています。



密室4人の対話がもたらす圧倒的なスリルとカタルシス


監督を務めるのは、映画『キャビン』やTVシリーズ「ドールハウス」などで知られる俳優出身のフラン・クランツ

これが初監督・初脚本作品でありながら、緻密な脚本と演出により、密室4人の限られた設定が、どんなスリラーにも勝る衝撃的なほどの緊迫感に満ちた物語に仕上がっています。

映画本編全体の約7割を占める4人による対話のシーンの中に回想シーンなどの映画的手法は一切なく、監督・脚本のフラン・クランツ氏によると、この人生をかけた会話の全てがスクリーン上にリアルタイムで展開していく構成にしたかったそうです。

命を奪った側と奪われた側という立場に留まらず、それぞれの想いや事件が人生に与えた影響をも感じさせる臨場感あふれる映像となっています。



本作は、俳優たちの圧倒的な演技も大きな見どころのひとつです。

“加害者”の父親をTV「ハウス・オブ・カード 野望の階段」シリーズなどのリード・バーニー、そのかつての妻で加害者の母親を『へレディタリー/継承』などのアン・ダウドが演じます。


そしてそのふたりと対峙することになる“被害者”の父親を『ハリー・ポッターと秘密の部屋』などのジェイソン・アイザックス、その妻で被害者の母親を『グーニーズ』などのマーサ・プリンプトンがそれぞれ演じます。


この4人の熱演は圧巻のひとことで、多くの映画賞でベスト・アンサンブル賞を受賞。

キャラクターに命を吹き込む演技により生み出される臨場感は、観る者の胸をも抉るほどです。



不寛容やリアルな人間関係の希薄さが問題視される現代社会で、<被害者と加害者の対話>という極めて重くセンシティブなテーマを圧倒的な臨場感と手に汗握るスリルをもって描き切る、まさに今見なければならない傑作が、ついに日本上陸します!

奪った側と奪われた側の、命の慟哭――

映画『対峙』は2023年2月10日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開です。



<STORY>


アメリカの高校で、生徒による銃乱射事件が勃発。多くの同級生が殺され、犯人の少年も校内で自ら命を絶った。それから6年、いまだ息子の死を受け入れられないペリー夫妻は、事件の背景にどういう真実があったのか、何か予兆があったのではないかという思いを募らせていた。夫妻は、セラピストの勧めで、加害者の両親と会って話をする機会を得る。場所は教会の奥の小さな個室、立会人は無し。「お元気ですか?」と、古い知り合い同士のような挨拶をぎこちなく交わす4人。そして遂に、ペリー夫人の「息子さんについて何もかも話してください」という言葉を合図に、誰も結末が予測できない対話が幕を開ける──。

監督・脚本: フラン・クランツ(初監督)、『キャビン』、TVシリーズ「ドールハウス」シリーズ(出演)
出演: リード・バーニー TV「ハウス・オブ・カード 野望の階段」シリーズ、アン・ダウド『へレディタリー/継承』
ジェイソン・アイザックス『ハリー・ポッター』シリーズ、マーサ・プリンプトン『グーニーズ』
2021年アメリカ / 英語 / 111分 / ビスタ / カラー / 5.1ch / 映倫G  配給:トランスフォーマー  © 2020 7 ECCLES STREET LLC
‣HP: https://transformer.co.jp/m/taiji/

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