【海外で観てきた♪】『シンデレラ』レビュー

レコメンド

ディズニー・ラブストーリーの原点にして頂点の『シンデレラ』。
映画動員ランキングで、初登場第1位を獲得!!
GW期間中も話題になりそうですね!

実はCinemaGene編集部、この『シンデレラ』を日本公開前に海外で観てきたんです!!海外の劇場の雰囲気と一緒に、試写レビューをご覧ください!

■編集部レビュー①
先日ジャパンプレミアが開かれたディズニー新作映画「シンデレラ」。この話題の映画を日本の皆さんより一足先にアメリカで観て参りましたのでレポートをお届けします!

今から65年前にディズニーが製作したアニメーション映画は今でも世界中で愛され続ける名作。そのストーリーを2015年の今、どのようにリメイクしたのかがとても気になるところでしたが、今作では見事に、オリジナルに忠実でありながらもモダンなビジュアル要素が加わった、独特で美しい世界観が再現されています。

シンデレラ役のリリー・ジェームズが登場した瞬間、思わず「眉毛太っ!」と思ってしまいましたが(笑)、不幸な境遇や屈辱的な扱いにめげないシンデレラの芯の強さを素晴らしく表現できたリリーは、さすが期待の実力派新人。決してかよわいだけのプリンセスではなく、優しい心と勇気を持ち、幸せを信じるシンデレラの姿に、きっと多くの女性が想いを重ね合わせることでしょう。

手に汗握る”馬車”チェイスや、細部までこだわりを感じさせる豪華絢爛なセットと衣装、スワロフスキー製だというガラスの靴など、必見シーンは数え上げたらきりがないほど。
私もちゃんとストーリーは分かっているのですが、健気な新世代シンデレラの行く末をハラハラしたり応援したりしながら見入ってしまいました。
そしてきっとあなたにも、この映画のフィナーレを迎えた時、勇気の魔法が舞い降りるはず!

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■編集部レビュー②
日本でも近く公開の「シンデレラ」を一足先に観に行って来た。子供連れの観客でごった返す日中と違い、深夜の回を観たので客はまばらだったことで、逆に大きなスクリーンをほぼ独り占めでき、何だか得した気分に。それもその筈。目の前に広がっているのは80年以上も世界中の子供たちや純真な心を忘れない大人たちに夢と希望を与え続けてきたディズニーワールドだもの。

予想通り、最新CGを駆使した映像美は圧巻。 煌びやかな夢の世界を目にした瞬間、おとぎ話の中に舞い込んだ錯覚に陥らせる、その求心力とクオリティの高さに脱帽。

キャスティングも文句無し。主役を演じた新星リリー・ジェームズは息を呑むほどの美しさと輝きを放っている。継母を演じる名優ケイト・ブランシェットも流石だ。ただの冷徹な悪役としてではなく、エラに対する醜い嫉妬心や当時の時代背景から誰かに依存せずには生きられない哀しい女性を見事に演じ切っている。

本作の隠れテーマは『共感』だろう。大きな葛藤を経て、継母と継姉のいじめに耐えながらも、自らの手で幸せへの道を切り開く主人公の姿に大いに勇気づけられる。継母も、その振る舞いがどれほど辛辣でも、実は娘の幸せを願うという、その人間的側面にも光を当てることにより、古典名作に新たな命を吹き込んだ実写版「シンデレラ」は、子供連れの親子だけでなく、現代の女性にもぜひ観てほしい。

実写版『シンデレラ』まだ観ていない人は、GW期間中ぜひ映画館でみてください!

『シンデレラ』予告編

『シンデレラ』映画オリジナル予告編