60年のキャリアを誇り、公開直前に80歳を迎える平泉成さんが満を持して初主演を飾る、映画『明日を綴る写真館』が6月7日(金)より全国公開となります。
相手役には、5月15日にCDデビューを果たしエンタメ界の注目を集めるAぇ! groupに所属し、俳優としての活躍に期待が集まる佐野晶哉さんが抜擢され、さらに佐藤浩市さん、吉瀬美智子さん、高橋克典さん、田中健さん、美保純さん、⾚井英和さん、⿊木瞳さん、市⽑良枝さんら錚々たる豪華俳優陣が集結しました。
5月23日(木) 実施! 完成披露舞台挨拶の様子をお届け❣オフィシャルレポート
俳優生活60年を誇る平泉成が満を持しての初主演を飾る映画『明日を綴る写真館』がついに完成!
5月23日には都内で完成披露試写会が実施され、主演の平泉さんのほか、佐野晶哉さん(A ぇ! group)、佐藤浩市さん、市⽑良枝さん、そして秋山純監督が参加。
およそ500人の観客が集う中、客席から登壇し、大歓声に包まれて舞台挨拶がスタートしました。
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さびれた写真館を営むカメラマン・鮫島を演じた平泉さんは意外にも本作が映画初主演作。
満員の客席を前に
「さびれた写真館の亭主がこんなに派手な洋服を着てきました!」
と笑わせつつ、
「もう感無量です。昔から継続は力なりと言いますが、俳優を60年やって、(今年で)80歳で初めて主役をやらせていただきました。しかもこんなに素敵な映画で、今日は夢のようです」
と感慨無量でした。
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鮫島の写真に心を奪われ、華々しいキャリアを捨てて弟子入りする太一役の佐野さん。
「僕は勝手に成さんの孫だと思っています!」
とニコニコ顔で宣言し、
「成さんとは現場から仲良くさせてもらって、成さんの庭のバラ園の写真やお孫さんとの旅行の写真を見せてくださったり、成さんの初主演映画ということで集まった俳優陣の面々も本当に豪華です。
愛に溢れた現場だからこそ素敵な温かい作品になりました。成さん、本当におめでとうございます」
と座長を祝福。
さらに平泉さんが
「今日も LINE のやり取りをしました」
と明かすと、佐野さんは嬉しそうに
「メル友です!」と報告しました。
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人生の“想い残し”を抱えて鮫島写真館を訪れる牧役の佐藤さん。
今回の出演のきっかけは酒の席だったそうで
「我々の若い頃は飲み屋で仕事が決まることがあった。今回もグラスを傾ける中で秋山監督から話を聞いて『俺も行くよ!』で決まりました。
現場では成さんが嬉しそうな顔をして迎えてくれて、来て良かったなと思った」
としみじみ振り返りました。
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鮫島の妻で、実は一人で抱えている“想い残し”がある桜役の市⽑さんは
「成さんがカメラを覗くときの顔が色っぽくてカッコよくて、その背中を若者たちが見つめる目がキラキラしていて、どちらもカッコよかった」
と惚れ惚れ。
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また仕事の都合で登壇が叶わなかった出演者の⿊木瞳さん(太一の母・冴絵役)からは
「魅力あふれる監督のもとで、平泉成さんの初主演映画をお撮りになるということで、是非参加させていただきたいと申し上げました。
写真家としてのバトンを若者に渡していく作品、写真は被写体ではなく撮る人の心が見えるというテーマに私は心が震えました」
とのコメントが寄せられました。
平泉さんとは監督デビュー作からの仲という秋山監督は
「成さんから主役をやらないというポリシーがあることを聞いたときに、いつか自分がそんな成さんの主演作を作りたいと思った。そして今回、成さんから『お前が言うならばやるよ』と二つ返事を貰えてとても光栄です」
と念願叶った様子でした。
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そんな初主演の平泉さんは、“期待の次世代俳優”である佐野さんの魅力を聞かれると、
「その前にCDデビューおめでとう」
とAぇ! group のデビューを祝福し、佐野さんは
「ありがとうございます!5月15日にCDデビューさせていただきました」
と喜色満面で報告。
すると歌手としても活動する佐藤さんは
「やっとCDデビューなの?はあ、俺より遅いんだ」とイジり、佐野さんも嬉しそうに「浩市さんよりだいぶ後輩です!」と最敬礼でした。
改めて平泉さんは佐野さんについて
「豊かな感性がある。自然に立っていられる。それは素直で柔らかいということで、俳優として一番大切なことです。芝居をやりながら横顔を見ていると結構かわいい顔をしている」
と評し
「藤沢周平の小説で彼に時代劇をやってもらったら見てみたいと思う」と提案。
これに佐野さんは「おお!挑戦してみたいです!」と乗り気で
「成さんは取材の場で僕の話をしだすと、それで時間が終わるくらい喋ってくれる。愛していただいて本当に幸せです」
と平泉さんからの寵愛に感激していました。
一方、佐野さんとは 2 回目の共演となる佐藤さんは
「今回の彼の役は自分の置き場所が見えにくいが、うまい具合に彼の時代の浮遊感と合致したところがあり、興味深く見ていた」
と評されると、佐野さんは「ヨッシ!」とガッツポーズ。
さらに市⽑さんからも
「ふとしたニュアンスから語り掛けてくる様子がカッコ良かった。凄く色っぽくて見ていて幸せでした」
と絶賛されて、佐野さんは
「べた褒めじゃないですか!嬉しすぎる。本当に幸せ。特に浩市さんは前回の撮影後に『佐野は芝居が好きか?もっと芝居をした方がいいぞ』と言ってくださって、それが自信に繋がって映像の芝居が大好きになれているので、またこうして素敵な方々と素敵な映画を撮ることが出来て幸せです」
と喜びを噛み締めていました。
また平泉さんの“初”主演にちなんで「初挑戦したいもの」を発表。
秋山監督は
「僕は映画で第二弾をやったことがないので、この映画が大ヒットしてまるで寅さんのように成さんに 100歳くらいまでやっていただきたい」
と長寿化を期待し、これに平泉さんは「ホッホッホ」と優雅に笑っていました。
市⽑さんは「死ぬまでに何か楽器を一つやりたい」といい、
佐藤さんは「常にもらう役が初めて。役の上で新しいことを経験させてもらっている」、
佐野さんは「Aぇ! group の曲を作詞作曲する機会はあるので、グループを超えていつか浩市さんの曲を作曲したい。浩市さんから半年くらい前に『俺の曲を書いてくれよ』と言われていて、それが忘れられない。たくさん勉強していつかその夢が叶えられるように頑張りたい」
と意気込みました。
一方、平泉さんが
「私は盆踊りくらいしかリズムが取れないので、ジャズダンスを覚えてみたい」
と願望を明かし軽くステップを踏むと、佐野さんは
「僕が書いた曲を浩市さんが歌って、市⽑さんが楽器を演奏し、それに合わせて成さんが踊りましょうか!?それをこの映画の続編の劇伴にしましょう!」
とナイスなアイデアを閃いていました。
最後に佐野さんは、クランクイン時に平泉さんと俳優業について話し込んだことを明かし
「成さんからは80歳を過ぎても芝居をしてほしいという熱い言葉をいただきました。そして 5 月15日にデビューさせていただき、ゼロからのスタートのタイミングで素敵なご縁をいただきました。
人生で誰しもが抱える想い残しをテーマにした作品で、観てくれた人の明日を少しだけでも後押しできる素敵な作品です」
とアピール。
主演の平泉さんも
「秋山監督の映画に対する情熱と愛情が、このような温かい映画を作ってくれました。ハンカチをしっかりと握りしめてご覧ください」
と優しく呼び掛けていました。
年の差58歳。
素直になれないふたりが紡ぐ、美しくて優しい感動作。
誰もが抱えている人生の“想い残し”。私たちに出来ることは、まだある。
映画『明日を綴る写真館』は6月7日(金)より全国公開です。
【ストーリー】
誰もが抱えている人生の“想い残し”。私たちに出来ることは、まだある。
さびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島(平泉成)。
彼の写真に心を奪われた気鋭カメラマン・太一(佐野晶哉)は華々しいキャリアを捨て、弟子入りを志願する。
家族とのコミュニケーションすら避けてきた太一は、訪れる客と丁寧に対話を重ね、カメラマンと被写体という関係を超えてまで深く関わる鮫島の姿に驚きを隠せない。
人々の抱える悩みや問題のために必死に奔走する鮫島に振り回されながらも、自分に足りないものに気付き始める太一。
同時に、鮫島とその家族にも目を背けてきた“想い残し”があることを知る。
変わりゆく太一が、悔いのない未来のために踏み出した一歩。
その先に続く、思いもよらない奇跡に涙する――。
【クレジット】
▪出演:平泉 成
佐野晶哉(A ぇ! group)
嘉島 陸 咲貴 田中洸希 吉田 玲 林田岬優 佐藤浩市 吉瀬美智子 高橋克典 田中 健 美保 純 ⾚井英和
⿊木 瞳 / 市⽑良枝
▪原作:あるた梨沙『明日を綴る写真館』(BRIDGE COMICS / KADOKAWA 刊)
▪企画・監督・プロデュース:秋山 純
▪脚本:中井由梨子
▪企画協力:PPM
▪製作:ジュン・秋山クリエイティブ
▪配給:アスミック・エース
©2024「明日を綴る写真館」製作委員会 ©あるた梨沙/KADOKAWA
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