CinemaGene(シネマジーン)

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モード界の帝王と言われたイヴ・サンローラン。繊細すぎるゆえの苦悩を描いた『サンローラン』

21歳でディオールの主任デザイナーとなり、自身のブランド「イヴ・サンローラン」をモードの頂点に押し上げたサンローラン。彼の繊細すぎるが故の苦悩を、スキャンダラスに描いた作品です。

イヴ・サンローランの負の側面をスキャンダラスに描いた意欲作

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『サンローラン』は、2014年の9月に公開された、かつての恋人でビジネス・パートナーでもあったピエール・ベルジェ視点で描かれた「イヴ・サンローラン」とは異なり、イブ・サンローラン財団のバックアップを受けていません。
その為、コレクションの衣装の貸出を受けることが出来ず、作中で使用される衣装は製作陣が自前で用意したものになっています。しかし、それにも関わらずのクオリティの高さが、海外ではストーリーとともに高く評価され、第40回セザール賞の衣装デザイン賞を受賞しました。

サンローランがデザイナーとして注目を集めた華々しい時代

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『サンローラン』では、イヴ・サンローラン(ジェレミー・レニエ)が最も華やかだった1960年代から1970年代にスポットを当て、トップデザイナーとなったサンローランの苦悩を描いています。
「モンドリアン・ルック」や「ポップ・アート」といった、斬新なアイデアとデザインで一躍有名となったサンローランでしたが、新たなアイデアやデザインを期待されるプレッシャーや、自らの美意識と世間の評価のずれに耐え切れず、ついにはデザイン画を描くことさえ出来なくなってしまいます。

世間から姿を隠したサンローランの秘密とは

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オートクチュールの売上も落ち、アイデアも浮かばなくなった矢先に、サンローランはジャック・ド・バシェール(ルイ・ガレル)という青年と出会います。
ピエール・ヴェルジェ(ジェレミー・レニエ)の口うるささから逃れるために、クラブ遊びに熱中したりと、快楽に溺れやすい面があるサンローラン。デザイナーとして行き詰っていたこともあり、サンローランはジャックとの恋愛に夢中になってしまうのですが…。

ギャスパー・ウリエルが演じる繊細で退廃的なイヴ・サンローラン

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繊細で退廃的なイヴ・サンローランを演じるのは、「ロング・エンゲージメント」で脚光を浴びた、フランスの若手実力派俳優のギャスパー・ウリエル。監督に「メゾン ある娼館の秘密」ベルトラン・ボネロを迎えて送る、もうひとつのサンローラン映画『サンローラン』は、12月4日公開です。

『サンローラン』
© 2014 MANDARIN CINEMA – EUROPACORP – ORANGE STUDIO – ARTE FRANCE CINEMA – SCOPE PICTURES / CAROLE BETHUEL

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