
2003年フジテレビの木曜10時枠で放送された連続ドラマ『Dr.コトー診療所』。
原作は山田貴敏先生の同名漫画で2000年から「週刊ヤングサンデー」で連載開始し、2008年以降は「ビックコミックオリジナル」へ移籍。
単行本は累計発行部数1200万部を超えるベストセラーです。
ドラマ『Dr.コトー診療所』は、第1シリーズ、第2シリーズともに大ヒットを記録!
第1シリーズは平均視聴率19%、最高視聴率22.3%の大ヒットを記録。
続く2006年に放送されたシーズン2でも、シーズン1を上回る平均視聴率22.4%、最高視聴率25.9%という驚異の高視聴率マークし、国民的大ヒットドラマとして、今なお語り継がれています。
そして『Dr.コトー診療所』がついに2022年12 月16 日に全国公開いたします!
本作の主人公・コトーを演じるのは吉岡秀隆さん。
さらに本作の監督を務めるのは、ドラマシリーズでも演出を務めた中江功監督。
脚本は、同じく連続ドラマ全作を執筆してきた吉田紀子先生が務めます。
ドラマシリーズで、多くの視聴者の心を鷲掴みにする物語を紡いできた吉田先生が、本作で、吉岡さんも思わず「切なくて涙があふれた」と思いを語った心震える脚本を書き上げました。
さらにあの名作ドラマシリーズを世に贈り出したオリジナルスタッフが再び制作スタッフが本作のために再集結し、さらには柴咲コウさんをはじめとする、時任三郎さん、大塚寧々さん、泉谷しげるさん、筧利夫さん、小林薫さん、大森南朋さん、朝加真由美さん、富岡涼さんらドラマシリーズからのキャスト9名も再集結することが発表されました。
もちろん主題歌はドラマシリーズからの不朽の名曲「銀の龍の背に乗って」が起用され、オリジナルキャスト&スタッフが、再び「Dr.コトー診療所」の“今”を描きます。
さらには、看護師役の生田絵梨花さんに加え、新米医師として髙橋海人さん(King & Prince)が出演することも発表となり、先日の製作報告会見では、監督からの「最初で最後の映画化」というコメントもあり16年の月日を経て動き出す物語に期待が高まっております。
全国公開に先駆けて上映会を実施!その様子をお届けします!
先日、映画の完成を記念して物語の舞台である志木那島のロケ地となった、日本最西端の与那国島で全国公開に先駆けて、ひいては世界最速で上映会を実施しました!
まず最初に吉岡さんと柴咲さんが訪れたのは、ドラマ第一シリーズの撮影の際に実際に建てられ、今もなおそこに佇んでいる与那国島・比川集落にある志木那島診療所、コトー先生の診療所です。
放送が終わって 16 年経った今もなお、毎年“コトー”ファンが訪れるという聖地であり、与那国島の観光名所となっている診療所前でトークイベントを行いました。

夕日がきれいに差し込む診療所へやってきた吉岡さん、柴咲さん、中江監督。
ドラマ撮影時から長年撮影でお世話になっていた診療所を訪れ、吉岡さんは「まだ撮り残したシーンあったかな?という気がしてしまいます。」とコメント。
さらに柴咲さんも「与那国島には役である彩佳としてしか来ていなかったので、そうではない状態で今ここに立っている自分が本当に不思議でなりません。」という二人のコメントに対して監督からは、
「撮り残したシーンはないかなと今考えてるんですが、2人いるんだったらリテイクできるなと思いました(笑)」と話すなり、取材陣からは笑いが起こり和やかな雰囲気でイベントは進みました。

そして改めて診療所を見て吉岡さんは「20年経っても島の人がこの診療所をずっと守っていてくれてたんだなと感じて、とてもうれしいです。」とコメント。
柴咲さんは「島の方はもちろんのことファンの方、作品を愛する方々に見守られて、ずっと残ってきたんだと思うと感慨深いですし、今回は集大成ということで、もしかしたらこんな風に診療所を見ることもないのかなと思うとちょっと寂しいです」と長年、彩佳という役とともに人生を歩んできた気持ちを語りました。
その後与那国島総合センターにて、全国公開に先駆けて、ひいては世界に先駆けてどこよりも早く与那国島の島民のみなさまのために凱旋プレミア上映会を実施しました。
映画館の無い与那国島で長年撮影にご協力いただいた、与那国島と島民の皆様への感謝の意味を込めて、いち早く鑑賞していただくべく離島総合センターという体育館に特設スクリーンを設置し上映会を実施しました。

会場には約200人のお客様があつまり、大きなスクリーンに美しい与那国島の景色が映し出され、エキストラで同じ島の知人が映っているのを話しながら映画を楽しむ様子も。
さらに後半になるにつれ、会場からは鼻をすする音や涙をぬぐう島民の姿が多くみられ、会場のお客様は終始食い入るように映画を鑑賞していました。
その後、舞台挨拶に登壇した吉岡さんと柴咲さんに、本編鑑賞後の熱冷めやらぬないお客様から大きな拍手が巻き起こりました。

そんな島の方々の様子に吉岡さんは
「ただいま!(場内拍手)およそ20年間、島の人たちの支えがいなかったらこの作品は本当にできていませんでした。
20年間の感謝の想いでこの映画が完成したと思います。何よりも皆さんに一番最初に観ていただきたいとずっと思いながら撮影してきました」
と与那国島と島民の皆様への感謝の気持ちをコメント。

柴咲さんは
「みなさん元気でしたか?皆さんが受け入れてくださって、そしてこのドラマが作ることができて、それが全国の皆さんにも受け入れられてもらえました。
皆さんの人生も同じかと思いますが、時が流れると出会いもあれば別れもあり、この作品もそういう人生を一生懸命積み重ねたからこそ素敵だと思えるんじゃないかと思います。
みなさんの今までの生活や流れてきた時間を重ね合わせて、観てもらえたら嬉しいです」
という挨拶でイベントは始まりました。

舞台挨拶の会場となった離島総合センターはドラマシリーズで印象深いエピソードである富岡涼さん演じる原 剛洋の船上手術のオペシーンのリハーサルを実施した場所だという吉岡さんからの撮影秘話に会場からは驚きの声が上がりました。
このシーンの後から、だんだんコトー先生は島民と打ち解けてゆくことになる、大事なシーンです。
その後、島民の皆さんからの質問・感想を受け付けるティーチインでは、2003年のドラマ撮影当時に実際にドラマ撮影で吉岡さんが出演しているシーンで参加していたという女性から
「ドラマ当時に吉岡さんが「お疲れ様でした!」と撮影後に直接ご挨拶してくれて、それからずっとファンです。そして皆様が与那国島の美しい風景を映してくださってこの島の良さをたくさんの人に届けてくれて本当に嬉しいです。ありがとうございます。」
という感想に吉岡さんは
「エンディングのシーン含めて空撮のシーンを今はドローンで撮影できるんですが、当時はヘリでその風景含めて撮影していたので本当に大変でした。監督が一番に伝えたかったことなので、それが伝わってくれたらうれしいです」
とコメント。
さらに会場に母親ともに来場していた男の子からは
「お父さんが柴咲さんのこと好きで、どうしてそんなにキラキラしてるんですか?」
と質問をうけ、会場からは笑いが。
その質問に柴咲さんは
「彩佳という役を通してたくさんの経験をさせてもらっているのでキラキラしているんだと思います」
とコメントを残し、終始和やかな雰囲気でイベントを締めくくりました。
あれから16年経った“コトー”はどのように島で暮らして、生きているのか?
そしてまた、島の人たちはどのように過ごしているのか。
映画『Dr.コトー診療所』は2022年12月16日(金)より公開です!
ストーリー
日本の西の端にぽつんと在る美しい島・志木那島。
本土からフェリーで6時間かかるこの絶海の孤島に、19年前東京からやってきた五島健助=コトー(吉岡秀隆)。
以来、島に“たったひとりの医師”として、島民すべての命を背負ってきた。
長い年月をかけ、島民はコトーに、コトーは島民に信頼をよせ、今や彼は、島にとってかけがいのない存在であり、家族となった。
数年前、長年コトーを支えてきた看護師の星野彩佳(柴咲コウ)と結婚し、彩佳は現在妊娠7ヶ月。
もうすぐ、コトーは父親になる。二人と共に暮らす彩佳の両親・正一と昌代、漁師の原剛利、ご意見番の重雄や漁師仲間、スナックを営む茉莉子、診療所を手伝う和田らが、今日もそこで静かに暮らしている。
2022年現在、日本の多くの地方がそうであるように、志木那島もまた過疎高齢化が進んでいる。
現実を前にしながらも、コトーの居る診療所があればまあ大丈夫だろうと、皆心のどこかで思っていた。16年間経った今も蒼く広がる海や水平線、波の音、夜空の星の輝きは変わらないが、島は少しずつ変化している。
そんな診療所の穏やかな日常にもある変化が忍び寄っていることを、誰もまだ気づいてはいない―
クレジット
▪出演 :吉岡秀隆 柴咲コウ 時任三郎 大塚寧々 髙橋海人(King & Prince) 生田絵梨花
蒼井優 神木隆之介 伊藤歩 堺雅人大森南朋 朝加真由美 富岡涼 泉谷しげる 筧利夫 小林薫
▪監督 :中江 功(『冷静と情熱のあいだ』、TV ドラマ「教場」シリーズ)
▪脚本 :吉田紀子(『涙そうそう』『ハナミズキ』)
▪原作 :山田貴敏「Dr.コトー診療所」(小学館)
▪主題歌:中島みゆき『銀の龍の背に乗って』
(ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス/ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
▪製作 :フジテレビジョン
▪制作プロダクション :アットムービー
▪配給 :東宝
▪映画公式サイト
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Ⓒ山田貴敏 Ⓒ2022 映画 「Dr.コトー診療所」製作委員会