岡田准一×阿部寛が極限の世界に挑む!映画『エヴェレスト 神々の山嶺』を詳しく解説します!

レコメンド

あまりのスケールの壮大さに、今まで“映像化不可能な小説No.1”と言われてきた夢枕獏の世界的大ベストセラー小説「神々の山嶺」が遂に映画化されます。
ポスターなどでは、ひげモジャの岡田くんと阿部さんの濃いビジュアルばかりに目が行きがちですが…本作の見どころについて詳しく紹介したいと思います。
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“極限の世界”エヴェレストでの撮影
標高8848M、氷点下50℃、最大風速は50M以上、呼吸すら困難な“極限の世界”エヴェレスト。
本作は、日本映画史上初、実際にエヴェレストの標高5200M級での撮影を敢行しました。そんな厳しい自然の中では、すぐに撮影に入れるわけではありません。高所に体を慣らしていく必要があります。(高所に適応できないと、高山病に…)キャスト、スタッフ共に、10日間掛けて高度順応しながら登り、1ヶ月以上にわたるネパール・ロケに命懸けで挑みました。

岡田くん、阿部さんの役柄は?
岡田准一
野心家の山岳カメラマン:深町誠

1993年の日本のエヴェレスト遠征隊に、カメラマンとして参加したが、2人の犠牲者を出して失敗。目的だった写真集もキャンセルになり、やる気のない生活を送っている。
ある店で古いカメラの発見し、それをきっかけに羽生と出会い、人生が変わっていく。

阿部寛
伝説化した孤高のクライマー:羽生丈二

人生のすべてをエヴェレスト登頂に賭けてきた。
深町が発見した古いカメラを自分たちから盗まれたものだと持っていってしまう。

『エヴェレスト 神々の山嶺』ストーリー

超えろ!限界の、その先へ―
前人未踏”の挑戦に臨む、男たちの熱き想い。命を削って挑む先に、あるものとは?

1993年ネパール、カトマンドゥ。2人の犠牲者を出して失敗に終わった、日本のエヴェレスト遠征隊。カメラマンとして参加した深町誠は、目的だった写真集もキャンセルになり、喧騒の街を独り彷徨っていた。ふと立ち寄った骨董屋で古いカメラを発見、それが1924年にエヴェレスト頂上を目指しながら行方不明になったジョージ・マロリーのものである可能性に気付く。だが深町の前に、アン・ツェリンというシェルパとビサル・サルパ(毒蛇)と呼ばれる大男があらわれ、そのカメラは自分たちから盗まれたものだと持っていってしまう。眼光鋭いビサル・サルパに、深町は見覚えがあった。彼こそが数年前に消息を絶った孤高の天才クライマー、羽生丈二であった。
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マロリーのカメラを、なぜ羽生が持っているのか。帰国した深町は山岳史を塗り替えるスクープを追うべく、まず羽生の過去を調べ始めた。
かつての山仲間・井上真紀夫は羽生の天才的な登攀センスを称えながらも、人間は最低だと言い捨てる。そんな羽生を唯一慕ったのが、山岳会の後輩・岸文太郎だった。だが羽生と岸が二人で登攀中に、岸が落下して死亡。羽生がザイルを切り自分だけ助かったという噂が立ち、以来羽生の山は単独行になっていった。
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羽生の過去を追い続ける深町のもとに、岸の妹・涼子が訪ねてきた。
文太郎の死をきっかけに羽生と交際していた涼子もまた、自分の前から突然消えた羽生を探していた。
涼子の紹介で、羽生のライバルであった長谷渉に会った深町は、羽生が冬のグランドジョラスで滑落し骨折しながらも、片手片足と歯だけで奇跡の生還を果たした話を聞く。かつて共にエヴェレスト遠征に参加し、羽生の山への熱情を目の当たりにした長谷は断言した。「どこにいようと、羽生には山しかない。きっととてつもないことを狙っている。羽生にしかできないことを」
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深町は涼子と共に再びカトマンドゥへ向かった。
羽生の居場所を突き止めたが、彼はこの地で妻と子を持ち、別の人生を歩んでいた。涼子は羽生の無事を祈りながら、身を引く覚悟を決める。
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一方深町は、羽生が“冬季南西壁 単独無酸素登頂”という、前人未踏の登攀を計画していることを知る。深町は羽生の挑戦を見届ける決意を固め、ベースキャンプで羽生を待ち受けた。
「俺を撮れ。俺が逃げ出さないように」。そう言い放って独り山へ向かう羽生を、カメラを構えた深町が追う。
世界の頂へ――彼らは生きて帰ることができるのか。

「エヴェレスト 神々の山嶺」予告編

なぜ命をかけてまで、過酷なエヴェレストに挑戦するのか?
山にかけた思い、それを取り巻く人々の濃い人間ドラマを、ぜひ劇場の大きなスクリーンで体感してください。

3月12日(土) 全国ロードショー
©2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会