アカデミー賞作品賞&脚本賞 W受賞!ただ真実のために-『スポットライト 世紀のスクープ』

レコメンド

第88回アカデミー賞にて、作品賞&脚本賞をW受賞した『スポットライト 世紀のスクープ』がいよいよ公開となります。
本作は、ボストン・グローブ紙の記者たちが、ただ真実のために-巨大権力の“大罪”を暴いた衝撃の実話。
アカデミー賞を受賞した作品だし、巨大権力との闘いを描いた作品…重い話なんでしょ?と思ったみなさんに、『スポットライト 世紀のスクープ』CinemaGene的正しい楽しみ方を紹介したいと思います。
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ストーリー

2001年の夏、ボストン・グローブ紙に新しい編集局長のマーティ・バロンが着任します。
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マイアミからやってきたアウトサイダーのバロンは、インターネットが新聞業界に多大な影響を及ぼす現状に危機感を抱いているバロンは、より読み応えのある記事が必要だと考え、地元出身の誰もがタブー視するカトリック教会の権威にひるまず、ある神父による性的虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出します。
その担当を命じられたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄《スポットライト》を手がける4人の記者たち。
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デスクのウォルター“ロビー”ロビンソンをリーダーとするチームは、事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を積み重ね、大勢の神父が同様の罪を犯しているおぞましい実態と、その背後に会の隠蔽システムが存在する疑惑を探り当てます。
やがて9.11同時多発テロ発生による一時中断を余儀なくされながらも、チームは一丸となって教会の罪を暴くために闘い続けるのでした……。

『スポットライト 世紀のスクープ』映画オリジナル予告編

CinemaGene的『スポットライト 世紀のスクープ』正しい楽しみ方

その①:スクープの作り方がわかる!
ボストン・グローブ紙の《スポットライト》とは、ひとつのネタを数ヵ月間じっくりと追いかけ、1年間にわたって連載する特集記事欄の名称。簡単に言えば、他社が扱わない【スクープ】記事のことです。最近、日本国内でも“ゲス不倫”や、“結婚”“政治とお金”など、【スクープ】記事が掲載されていますよね。
《スポットライト》チームは、どんな困難にも負けず、徹底した調査・取材を忍耐強くおこないます。その姿から、「センテンス スプリングさんはどうやって取材してたのかな?」なんて置き換えて見てみたり…。
劇中のシーンから、通常知ることのできない【スクープ】記事の取材方法など、ニュースが生まれる裏側を知ることができます。
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その②:カッコいい!ヒーロー映画みたい!
《スポットライト》チームメンバーを突き動かしているのは、
“間違っていることは間違っている”と報じたい、“正しいことは正しい”と表明できる社会でありたい、記者魂。
どんな巨大権力の圧力にも屈せず、被害者の為に“記事”で闘おうとする姿は、まるでヒーロー映画のような爽快感を感じることができます。
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その③:モチベーションあがる!
《スポットライト》チームメンバーを見ていると、「私も正しく生きているかな?」「流されて生きていないかな?」など、自分の生活に置き換えて考えさせられる部分も多数(耳が痛かったですw)。
自分は目の前の仕事や勉強、人間関係に流されるのではなく、自信もってやっているかな…。
《スポットライト》チームメンバーのように、自分の信念・大切にしていることを改めて考えてみると、「私も頑張らなきゃ!」とモチベーションをアップにつながるかもしれません。
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いかがでしたか?
描かれている内容は重く、教会など日本人にはわかりにくいテーマですが、話題の『スポットライト 世紀のスクープ』。
食わず嫌いせず、こういう力強い作品にもチャレンジしてみてください。

2016年4月15日(金)、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国公開
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