誰もが知る名優トム・ハンクスのこれだけは見ておきたい名作5選

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1979年から俳優として活動を続けているトム・ハンクス。1993年に『フィラデルフィア』で初のアカデミー主演男優賞を獲得し、それ以降も俳優として監督として作品を世に送り出し、今や映画界になくてはならない存在です。最近ではカーリー・レイ・ジェプセンのMVに登場したり、SNSで一般の人々からの質問に答えたりと、”トムのいい人伝説”が広がっている様子。
彼の出演作には多くの素晴らしい映画がありますが、その中から日本でも大ヒットした5作品を紹介します。

心が洗われるハンカチ必至の感動ドラマ『フォレスト・ガンプ/一期一会』

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IQが人より低く、背骨が曲がっているため、足に矯正器具を付けているフォレスト・ガンプ。彼は実は大変な俊足の持ち主。矯正器具を外した時の走りっぷりで、フットボール全米代表にまでなります。
ところがその後戦地へと駆り出され、仲間の死など理不尽な思いも経験します。それでもフォレストは、とにかく人を信じ約束を守る純粋で誠実な人間でした。知能は低くとも、人として愛され、周りの人をも幸せにする運命の持ち主だったのです。

オープニング、1枚の羽が舞い降りてくるシーンはとても有名です。フォレスト・ガンプの生き方に影響を受けた人も多い名作中の名作。アカデミー賞主演男優賞を受賞しました。13部門でノミネートされ、主演男優賞のほかにも作品賞など全部で6つのオスカーを手にした作品です。トム・ハンクスの代表作であり、出世作でもあります。

戦争映画を代表する名作『プライベート・ライアン』

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第2次世界大戦の真っただ中、ミラー大尉はライアン二等兵(マット・デイモン)救出の任務が言い渡されます。フランスの村を進む彼らは次々と仲間を失い、ミラーはたった一人を救うために何人もの命を犠牲にすることに疑問と怒りを感じます。そしてようやくライアンを見つけたミラーは、彼の兄弟たちはすでに戦死したこと、救出に来たことを伝えます。しかし、自分だけ帰国することを拒んだライアンと、その意思を尊重したミラーたちは共に戦うことに…。

スティーブン・スピルバーグ監督作品。アカデミー賞では11部門にノミネートされ、監督賞など5部門を受賞しました。この作品を撮るにあたって出演するトム・ハンクスたちは実際の訓練を受け、それが劇中での緊迫したシーンをさらにリアルにしています。

看守と囚人の絆を描いたファンタジー『グリーンマイル』

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死刑囚監房の看守をつとめるポールのもとに、1935年のある日、コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)という死刑囚がやってきます。優しく純粋な彼には、実は触れただけでその人の病を治す力がありました。そんなコーフィが罪人だとはどうしても思えないポールたちは、ある日彼の冤罪を知る出来事に遭遇します。新たなに収監された死刑囚の男が、実際の犯人だったのです。しかし、ポールたちの力では、コーフィの冤罪を証明することはできず…。

トム演じるポールの、悩みながらも課せられた任務を進めていく心の叫びが聞こえてきそうです。スティーブン・キング原作の小説を『ショーシャンクの空に』などのフランク・ダラボン監督が映画化し、1999年に公開されました。ファンタジックながら考えさせられるエンディングになっています。

無人島で生き抜くための知恵と勇気『キャスト・アウェイ』

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出張に出かける途中、乗り込んだ飛行機が墜落し無人島で目覚めたチャック。流れ着いた飛行機の荷物などを使いながら、どうにか生きながらえます。ところが、火を起こすのにも一苦労。魚を獲るのも思い通りにいかない毎日です。さみしさを紛らわすためにバレーボールに顔を描き”ウィルソン”と名付けて話しかけ、どうにか生き延び気づけば4年が過ぎていました。待てども待てども助けは来なかった4年間。彼はいかだを作り、とうとう自分で脱出を試みます。

主演のトム・ハンクス一人のシーンが続きますが、決してあきらめず生き抜こうとする姿に、ひと時も目が離せません。髭が伸び、色黒で筋肉質になっていく様子にご注目!そして、だんだん仲間に見えてくるウィルソンとのふれあいに泣けます。2000年に公開され、ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞しています。

名画に隠された秘密を暴くサスペンス『ダ・ヴィンチ・コード』

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パリに滞在中のハーバード大学教授・ラングドンは、ルーヴル美術館で起きた殺人事件の捜査協力を求められます。殺されたルーヴル美術館館長は、ダ・ヴィンチの”ウィトルウィウス的人体図”のように配置されていたのです。しかも、ダイイングメッセージにはラングドンの名が。暗号解読官ソフィー(オドレィ・トゥトゥ)と協力してその場から逃げたラングドンは、ダ・ヴィンチの名画に隠された秘密を追っていきます。

『アメリ』のオドレィ・トゥトゥを相棒として謎を解き明かす、2006年のサスペンス映画。キリスト、マグダラのマリア、バチカンといったカトリック教の真実に迫るストーリーは壮大です。実際にルーヴル美術館で撮影され、たくさんの名作が登場します。2008年には、続編となる『天使と悪魔』が公開されています。