カルト漫画の傑作が遂に実写映画化!『少女椿』はどんなお話?

レコメンド

世界的に知られる丸尾末広のカルト漫画「少女椿」が実写映画化され、5月21日より全国順次公開されます。
30年もの間、何度も映画化の企画があがりながら、その世界観を描くむずかしさゆえに立ち消えになっていた「少女椿」とは一体どのような話なのでしょうか…
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カルト漫画の傑作「少女椿」とは?

世界的に知られる丸尾末広のカルト漫画「少女椿」は、1984年に原作が発刊されて以来、アニメ映画化されて高い評価を受けていました。
丸尾末広が描く美しくも残酷な世界観は、その内容表現から海外の一部地域では上映禁止となり、その後も舞台化はされたものの、実写映画化については実現されることがありませんでした。
そんな中、TORICO監督によって完全実写映画化に成功、ついに完成となりました。

監督のTORICOってどんな人?

監督・脚本:TORICO
初めて撮った短編映画『ミガカガミ』でモントリオール他、国内外の映画祭で数々の賞を受賞。
本作『少女椿』は、7年もの間映画化に奔走し、自らの手で映画化に成功。
禁断の世界を描き出します。

個性豊かな出演者

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主人公のみどりを演じるのは中村里砂ちゃん。中村雅俊さんと、五十嵐淳子さんを両親に持ち、モデル・タレントとして活躍中。本作で初めての演技、映画デビューで初主演を飾るという、大きな挑戦をしています。
その他、演技派として高い評価を受ける風間俊介くん、アーティストの武瑠さん(SuG)、グラビアでも話題の森野美咲さん、若手俳優の注目株の佐伯大地くん、個性派俳優として注目を浴びる深水元基さん、そして作家としても活躍する中谷彰宏といった面々が中村里砂ちゃんを支えます。

ストーリー

『少女椿』映画オリジナル予告編(15歳未満は見ちゃダメ)

ある時代の東京。14歳のみどり(中村里砂)は、病気の母親を置いて家を出て行った父親の代わりに家計を助けるため、花売りをしていました。ある日、家に帰ると母親は病死しており、一人ぼっちになったみどりは、赤猫サーカス団の団長である嵐鯉治郎に拾われることに。
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地方巡業に回るサーカス団には、怪力自慢の赤座、美少年のカナブン、蛇使いの紅悦、足芸の鞭棄、異人の海鼠、蟻男といった個性的で怪しげな連中が顔を揃えていました。
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その中で下働きするみどりは、苛めにあいながらも健気に毎日を送り、走る列車を見ながら東京の我が家のことを思う日々を過ごします。
そんなある日、サーカス団にワンダー正光という超能力を持った男が加入します。苛めにあうみどりを見たワンダー正光は、彼女のことを気にかけて、彼自身が持つ超能力で不思議な光景を見せてくれます。そんな彼の優しさにみどりは次第に心を寄せていくのでした…。
ワンダー正光の評判は瞬く間に広まり、サーカス団は連日大入りとなります。だが、団員たちは彼の人気に嫉妬し、もっとみどりを苛めます。それを見たワンダー正光は怒り、超能力で団員たちを従わようとします。彼はみどりのことを愛していたのです。それに嫉妬した鞭棄もみどりを力づくで振り向かせようとするが、それを見たワンダー正光は激怒し、超能力で鞭棄を殺害してしまいます。その光景を見たみどりはワンダー正光に恐怖を覚え、避けようとしますが…。
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映画公開が発表されるや話題騒然となった『少女椿』。
その斬新な色使い、世界観を劇場のスクリーンでどうぞお楽しみください…。

R15+
シネマート新宿ほか5月21日(土)より全国順次公開
©2016『少女椿』フィルム・パートナーズ