「水ドン」「内閣総辞職ビーム」など! SNSを賑わす『シン・ゴジラ』用語を解説【ネタばれあり】

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2016年に公開され、興行収入82.5億円と大ヒットした映画『シン・ゴジラ』。公開翌年の地上波初放送時には番組平均視聴率が15・2%となり、SNSで関連ワードがトレンド入りしたことなどからも、その人気ぶりがうかがえる作品。今回は、劇場公開時やTV放送時などにSNSを賑わせた『シン・ゴジラ』関連用語を解説します!

巨災対(キョサイタイ)

本作において日本政府がゴジラ上陸に備え設置した組織『巨大不明生物特設災害対策本部』の略称。内閣官房副長官の矢口蘭堂(長谷川博己)を事務局長とし、各省庁からゴジラ対策のために様々な分野のエキスパートたちが集められた。そのメンバーは霞ヶ関のはぐれ者、一匹狼、変わり者、オタク、問題児、鼻つまみ者、厄介者、学会の異端児などと言われる、一癖も二癖もある面々。

蒲田くん(カマタクン)

映画冒頭、東京湾羽田沖に現れた謎の巨大生物(劇中で後にゴジラと呼称される)が蒲田に上陸した際の衝撃的な姿のことを指す。観客が想像する「いわゆるゴジラ」のイメージとは、黒っぽくてゴツゴツした堅そうな皮膚をまとう、二足歩行の恐竜のような姿の怪獣だと思われるが、作中初めて観客の前に全貌を現したゴジラは黄土色っぽくて魚とトカゲの間のような形をした、やたらと目がぎょろぎょろした“何か”だった。登場時、蒲田くんをゴジラとは認識できず、「敵怪獣?」という感想を抱いた人もいるだろう。ちなみに「蒲田くん」は劇中進化を繰り返して度々姿を変えていくゴジラの第二形態時の姿。

やっぱり霞を食ってるようなのはヤバいな(ヤッパリカスミヲクッテルヨウナノハヤバイナ)

劇中の台詞ではないが、本作におけるゴジラの驚異的なインパクトをファンたちが表現するのに使う言葉。『ゴジラ FINAL WARS』(2004)におけるX星人統制官(北村一輝)の台詞「やっぱりマグロ食ってるようなのはダメだな」と、巨災対メンバーである志村秘書官(高良健吾)の台詞「まるで霞を食って生きる仙人みたいだな」に由来する。