CinemaGene(シネマジーン)

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1950年代を舞台にしたノスタルジックな洋画5選

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出典:http://www.amazon.com/

オードーリー・ヘップバーンやジェームズ・ディーンが活躍した1950年代。『裏窓』などヒッチコックのサスペンスや『雨に唄えば』などミュージカルの名作もこのころ誕生しました。
音楽やファッションでも発展が目覚ましかったこの時代を舞台にした作品は多数あります。
その中で、ちょっと懐かしく切ない気持ちになる映画を5本紹介します。

『ラスト・ショー』 50年代初期の音楽をバックに描く、小さな町の恋と映画館の行く末

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出典:http://acgranollers.cat/events/the-last-picture-show

1971年の全編モノクロ作品。
舞台は1951年のテキサスの町アイリーン。高校生のソニーとデュアンがたびたび訪れるロイヤル映画館は、サムというかつてカウボーイだった男が経営しています。彼は若者たちにとってはまるで親のような存在でした。
クリスマスの頃、彼らはそれぞれの恋に悩み、ふたりの友情も壊れてしまうような出来事が起きてしまいます。
映画館のエピソードの中では、1950年前後の作品である『花嫁の父』と『赤い河』が上映されています。ラストがとても切なくて、胸がきゅんとなる映画です。

『イリュージョニスト』 奇術師と少女の、年齢や言葉の壁を超えた深い絆

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出典:http://eiga.com/movie/55863/

2010年のアニメーション作品。
アカデミー賞の長編アニメ映画賞にノミネートされました。
1950年代のスコットランドのある村。各地を旅している老いた奇術師タチシェフは酒場で手品をします。すると、そこで働くアリスという娘が彼を魔法使いだと信じてこっそり彼の後を追ってきます。生き別れた娘を思い出し、言葉の通じない彼女を追い返すことをせず一緒に旅することを選んだタチシェフ。しかし、いつかは別れの時が来るとわかっていたのです。
細い線と淡い色合いの映像は、絵画のようです。特に街や自然の背景が柔らかなタッチで美しく、セリフが少ない作品ながら見入ってしまいます。

『エド・ウッド』史上最低と言われながらも、映画への愛は史上最高だった監督

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出典:http://earnthis.net/

1994年ティム・バートン監督の全編モノクロ作品。
雷がとどろく嵐の夜、一軒の家のドアを開けると棺が…。ドラキュラの語りからこの映画は始まります。オープニングは懐かしいホラーやSFを思わせる映像です。
1950年代のハリウッド、映画監督を夢見るエドはスタジオで働いていました。しかし、誰から見ても彼にその才能はなかったのです。
ある日、かつてドラキュラ役で人気を博した老俳優と出会います。エドは彼を自分のデビュー作に出演させますが、エド自身の女装癖を作品に取り入れたことなども災いして評判は最悪でした。
「史上最低の映画監督」「映画界のゴッホ」など数々の異名を持つ実在の人物、エド・ウッドを題材にした映画です。
ノスタルジックな音楽とともにテンポよくストーリーは進みます。
何があろうとめげないエドに扮するのは、ジョニー・デップ。スーツでびしっと決めた姿と、女装姿も見ることができますよ。

『ドライビング Missデイジー』 信じ、寄り添い、支えあう。老婦人とその運転手の20数年

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出典:http://www.thefilmyap.com/

1989年の作品。
物語は1948年から始まります。一人暮らしのデイジーは元教師らしく意志が強くてなんでもシャキシャキとこなす老婦人。しかしある日車で事故を起こしかけ、息子の手配した専用の運転手を雇うことになります。初めは気の乗らないデイジーですが、いつしか運転手のホークを信頼するようになります。
それから数十年、彼はデイジーを支え続けるのです。
老いていくことの切なさと、それを受け入れる愛情と絆を描いた感動作です。
かわいいおばあちゃんのデイジーを演じたジェシカ・ダンディは、この作品で80歳にしてアカデミー主演女優賞を手にしました。1994年に亡くなる年まで多くの映画に出演しています。
ホーク役は『最高の人生の見つけ方』や『ショーシャンクの空に』と名作への出演が多いモーガン・フリーマンが演じました。近年もなお『LUCY』『テッド2』『トランセンデンス』などのヒット作で見かけることの多い俳優です。

『スタンド・バイ・ミー』 大人になるほど心に染みる少年たちの小さな冒険

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出典:http://thewarningsign.net/

1986年の作品。
物語はゴーディの思い出話から始まります。
1950年代後半のアメリカ・オレゴン州。12歳のゴーディ、クリス、テディ、バーンの4人は、3日前に行方不明になった少年の遺体を探しに出かけます。
森で一夜を明かし、家庭のことや将来のことを語り合う4人。一方、彼らの兄たちも同じ場所を目指していました。先に遺体を見つけたほうが有名になれると信じて。
89分の短い作品ですが少年時代の友情を描いた映画、といえばこの『スタンド・バイ・ミー』が今だにトップで挙げられます。
少し大人になりかけた彼らのやり場のない気持ち、それを森の中で語りあう様子は見る者の胸を打ちます。特に繊細なゴーディとやんちゃなクリスの会話が印象的。タイプの違う4人の少年に、自分を重ねた人もいるのではないでしょうか。

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