CinemaGene(シネマジーン)

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『タイタニック』のような大海原を舞台にした壮大な映画

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時には穏やかに、時には激しく――どこまでも広がる海は、私達にとって、心落ち着く存在であり、一方で危険な存在でもあります。今回は、大海原を身体中で体感できるような作品をご紹介します。

小説「白鯨」のモデルにもなった実話をもとに描いた『白鯨との闘い』

1819年、一等航海士オーウェンは、鯨油を入手するために、仲間たちとエセックス号に乗り、太平洋を目指し出航します。妻とまだ見ぬ子に「必ず帰る」と約束して――しかし、エセックス号のクルーたちは、太平洋の沖合い4800mの海域で、白い化け物のような巨大なマッコウクジラと遭遇。必死に抵抗するものの、船を沈められてしまいます。どこにいるかもわからずボートで漂流する彼らに、さらなる試練が襲いかかり…。
大海原を航海する捕鯨船、潮の香りが届いてきそうな海、目の前に現われる怪物のような鯨の恐怖と映像の迫力が圧巻です。そのなかで展開される、絶望的な状況に陥ったなかでの人間ドラマは必見です。

美しい映像と冒険を味わえる『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』

小説のネタを探していた作家は、宗教学を教えているインド人のパイ・パテルという男性から自らが経験した驚きの物語を聞く――動物園を経営するインド人一家に育ったパイ。16歳の時にカナダへ移住するため貨物船で向かいますが、嵐に襲われ船は沈没。たった一人、救命ボートに乗り込めたパイでしたが、ベンガルトラと同乗することになってしまいます。残り少ない非常食と、自分を狙う空腹のトラとともに過酷な漂流生活が始まるりますが…。
幻想的な物語と、次から次へと映し出される美しい映像にうっとり見入ってしまい、どこからどこまでが現実でCGなのかわからないぐらいのリアリティが魅力です。しかし、物語は美しいだけでは終わりません。ぜひ、観てみてどう感じるか体感してみてほしい作品です。

海の美しさ、海の恐怖、海への憧れ『ソウル・サーファー』

ハワイの海とサーフィンをこよなく愛する前途有望な13歳の少女・べサニー。プロのサーファーになることを目指してきましたが、練習中にサメに襲われ左腕を失ってしまいます。一命は取り留めたものの、絶望した彼女はサーフィンをやめようとしますが、どうしても諦めきれません。家族に支えられながら、再びプロサーファーを目指すことを決意し、厳しい特訓に挑みますが…。
海が怖いものであるということと同時に、それを乗り越える価値があるほど素晴らしく魅了されるものであることがわかる作品です。実話を元にしたストーリーで、絶望的な状況に陥りながらもさわやかに描かれており、観た後に良い気分で前向きになれる作品です。

大海原の海が持つきらびやかさと儚さを感じる『海の上のピアニスト』

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出典:http://blog.livedoor.jp/

大西洋を往復する豪華客船ヴァージニアン号で、産み捨てられた生後間もない赤ん坊が見つかります。黒人機関士ダニーは、置き去りにされた赤ん坊に“1900(ナインティーン・ハンドレッド)”と名付けて育てることに。1900は、ダニーが事故で帰らぬ人となっても船から降りませんでした。彼は、船内で流れる音楽を聴いているうちに、導かれるようにピアノに向かい始め、驚くべき才能を開花させていき…。
海の上は夢のようで、どこか現実的ではありません。その儚い楽しさ、どこかにある悲哀が描かれた作品です。ひとつひとつのシーンを丁寧に見て欲しい、観た後に音楽が心に残って消えない、そんな映画です。

海に魅入られた人の姿を描いた『グラン・ブルー』

ギリシャの島で幼なじみとして育ったフランス人のジャックとイタリア人のエンゾは、素潜りのライバルとして友情を育んでいました。やがて成長した2人は、20年ぶりに再会。偶然出会ったジャックを追いかけてきたジョアンナを運命に巻き込みながら、2人はシチリア島で開催される素潜りの深度を競うフリーダイビングの国際競技会に参加し、世界記録にチャレンジしますが…。
海の美しさに圧倒されます。呼吸を忘れるほど、うまく表現する言葉が見つからないほどの海の輝きを感じます。何かに魅せられた人の切なさ、夢、悲しみなどが詰まった作品です。最初に公開された『グレート・ブルー』バージョンと見比べてみるのも面白いですよ。

なぜだか“海”というキーワードは、私達の胸にじわりと残る思いを与えてくれるものだと思います。自分の気分や状況にあった作品を選んで、海の壮大さに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

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