『溺れるナイフ』原作者・ジョージ朝倉って知ってる?

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溺れるナイフ映画化
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2016年秋にロードショーが決まった映画『溺れるナイフ』の原作者、ジョージ朝倉をご存知ですか?十代のはち切れそうな青春を描いた少女漫画「溺れるナイフ」をはじめ、数々の作品を世に送り出してきた現在活躍中の漫画家です。今回はジョージ朝倉の魅力や代表作についてご紹介します。

映画化もされた出世作「恋文日和」ではラブレターを題材に様々な恋模様を描き出す

恋文日和
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ジョージ朝倉の名前が知られるようになったのは、1998年から「別冊フレンド」で不定期連載され始めた、「恋文日和」がきっかけでした。本作はラブレターを題材にしたオムニバス作品で、様々な恋模様を描き出しています。2004年には映画化され、田中圭や大倉孝二などが出演しています。2014年のドラマ化ではE-girlsの10名が各話ごとに週替わりで主演を務めました。

初の連載作品「少年少女ロマンス」 不器用で愛おしい愛の物語。

少年少女ロマンス
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夢見がちな少女蘭と、6年前に蘭をいじめていた美少年右京の恋愛を描いた本作は、少年少女のもどかしい恋愛模様を描くという、最もジョージ朝倉「らしい」作品ともいえるでしょう。目の前の王子様は昔のいじめっこ。そうだとわかっていても恋心は止まらない!そんな複雑な乙女心を描いた作品です。

ジョージ朝倉の新たな魅力爆発!「平凡ポンチ」

平凡ポンチ
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少女誌で少年少女の複雑な恋愛を描いてきたジョージ朝倉が、青年誌に舞台を移し、新たな魅力を爆発させてくれたのが「平凡ポンチ」です。ロマンス色の強かったイメージから一転して、パワフルな雰囲気でシリアスとコメディが共存した作風になっています。自主映画監督とそのファンの女子高生が繰り広げる、逃亡劇を描いたロードムービー風の作品で、2008年に映画化されました。

大人の恋愛を描き出した「ピースオブケイク」

ピースオブケイク
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これまで未成熟な少年少女の恋愛模様を主に描いていたジョージ朝倉が、大人の恋愛に挑んだ作品が、「ピースオブケイク」です。主人公の梅宮志乃は24歳で、恋人にもふられ仕事もやめ新たな土地で心機一転と考えている女性です。そんな志乃と出会うのは、菅原京志郎というビデオ屋の店長。彼に出会ったことで、志乃は新たな自分に気付いてゆきます。2015年に田口トモロヲ監督で映画化され、志乃を多部未華子が、京志郎を綾野剛が演じました。

2016年秋映画化決定!「溺れるナイフ」

メインカット

ジョージ朝倉入魂の一作が映画原作にもなった「溺れるナイフ」です。十代のナイフのような自意識と鮮やかな青春の情景を描き出し、高い支持を集めました。田舎に引っ越しくすぶる美少女夏芽と、地元の有力者の跡取り息子コウの青春を追った作品で、少年少女が抱える自意識やプレッシャー、そして挑戦と失敗やトラウマを眩しく苦しいほどに鮮やかに切々と描いています。2016年の映画では監督を新進気鋭の山戸結希が務め、主役の夏芽を小松菜奈、コウを菅田将暉が演じます。

『溺れるナイフ』原作者・ジョージ朝倉についてご紹介しました。映画化ラッシュの真っ只中にいる人気作家の漫画を、手に取ってみてはいかがでしょうか?