ポプラ荘に住む不思議な大家さんと、少女の交流を描いたおすすめ映画

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『ポプラの秋』映画オリジナル予告編

『ポプラの秋』
ポプラ荘に住む不思議な大家さん。父親を失った少女は、大家さんから不思議なある提案をされるのです。心がじんわりと温かくなるおすすめの映画です。

それは、父を失った少女と母の物語

29ある夏休みのこと。父を失った8歳の星野千秋(本田望結)は、母(大塚寧々)と必要最低限の荷物だけを持って、新生活を送る新しい土地を探していました。

あてもなく見知らぬ土地を歩き続けた母娘が辿り着いた場所

30千秋と母の目の前にそびえ立つのは1本の大きなポプラの木。引っ越し先のアパートの中庭に生えているポプラの木を見上げていると、アパートの大家さん(中村玉緒)が二人を迎え入れてくれます。
こうして千秋と母の新しい土地での生活が始まったのです。

ポプラ荘の不思議な大家さんに少女は父への手紙を託す

31父を失い精神的に不安定になっている千秋の様子を案じた大家さんは、自分は天国に手紙を届けられると言い、父への手紙を書くように勧めます。勧められるがままに手紙を書くようになった娘に、母も1度だけ、父への手紙を書いて大家さんに託すのですが…。

湯本香樹実の同名小説を映画化

32『ポプラの秋』は、原作に強く惹かれた制作統括プロデューサーと、同じく原作を愛する大森研一監督が制作に携わっているだけあって、原作を知らない人も、原作を知っているファンも、どちらも楽しめる作品となっています。

スクリーン越しに伝わってくるゆったりとした時間。ポプラ荘を舞台に紡がれる少女と母と不思議な大家さんの物語。きっと心が温まることでしょう。

『ポプラの秋』
©2015『ポプラの秋』製作委員会