刻一刻と迫るふたりの別れ…映画『追想』たった6時間で終わってしまう結婚の始まりを切り取った本編冒頭映像解禁

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映画『追想』不穏な影がチラつく本編冒頭映像

8月10日(金)より全国公開となる映画『追想』の本編冒頭映像が解禁されました。

本作は「アムステルダム」でブッカー賞を受賞し、数多くの話題作を生み出しているベストセラー作家イアン・マキューアンの小説「初夜」を、シアーシャ・ローナン主演で映画化した作品。主人公となるのは、結婚式を終えたばかりの20代前半の夫婦。初夜に起きたある出来事が原因で運命が狂ってしまう男女の心情が、繊細かつ緊迫感を持って描かれます。愛するがゆえに生まれてしまうすれ違い。胸を締め付けられるような切なさと共に、最後には静かな波のような感動が押し寄せてくる、新たなラブストーリーの誕生です。

今回解禁された本編冒頭映像には、無事に結婚式を終え、新婚旅行先のチェジル・ビーチのホテルに到着したフローレンス(シアーシャ・ローナン)とエドワード(ビリー・ハウル)の姿が映し出されています。

『追想』本編映像その1

順調に始まったかに見える新婚夫婦の初夜でしたが、小さなボタンの掛け違いがやがて大きな溝になる予兆を、繊細かつ緊迫感のある映像と台詞から感じられます。冷静ながらもどこか不安げなフローレンスの表情は、シアーシャの精巧な表現力ならでは!純粋なラブストーリーでありながらも序盤から不穏な影がチラつく、技術が詰まったオープニングとなっています。

映画『追想』は8月10日(金)より TOHO シネマズ シャンテ ほか全国ロードショー。

『追想』ストーリー

1962 年、夏。世界を席巻した英国ポップカルチャー「スウィンギング・ロンドン」が本格的に始まる前のロンドンは、依然として保守的な空気が社会を包んでいた。そんななか、若きバイオリニストのフローレンスは歴史学者を目指すエドワードと恋に落ち、人生をともに歩むことを決意する。結婚式を無事に終えた2 人が新婚旅行として向かったのは、美しい自然に囲まれたドーセット州のチェジル・ビーチ。しかし、ホテルで2 人きりになると、初夜を迎える緊張と興奮から、雰囲気は気まずくなるばかり。ついに口論となり、フローレンスはホテルを飛び出してしまうのだった。家庭環境や生い立ちがまるで違う2 人であっても深く愛し合っていたが、愛しているからこそ生じてしまった“ボタンの掛け違い”。それは、今後の2 人の人生を大きく左右する分かれ道となってしまう。フローレンスとエドワードにとって、生涯忘れることのできない初夜。その一部始終が明かされる……。

『追想』公式サイト
8月10日(金)より TOHO シネマズ シャンテ ほか全国ロードショー
監督:ドミニク・クック(BBC「嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~」)
原作・脚本:イアン・マキューアン【「初夜」新潮クレスト・ブックス刊、村松 潔(訳)】
出演:シアーシャ・ローナン、ビリー・ハウル、エミリー・ワトソン、アンヌ=マリー・ダフ、サミュエル・ウェスト他
配給:東北新社
© British Broadcasting Corporation/ Number 9 Films (Chesil) Limited 2017

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