「手ぶくろを買いに」など、動物たちが登場する物語が癒されすぎる

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「手ぶくろを買いに」など、動物たちが登場する物語が癒されすぎる
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昔、小学校の教科書に載っていた「手ぶくろを買いに」というお話を覚えていらっしゃいますか?綺麗な日本語と、短いながら深い意味のあるストーリーで、大人にも広く愛されている作品です。今回は動物たちが登場する物語をご紹介していきます。

子ぎつね版はじめてのお遣い!「手ぶくろを買いに」

手ぶくろを買いに
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一作目は冒頭でもご紹介した「手ぶくろを買いに」です。冬になり、雪にかじかむ子ぎつねは、お母さんぎつねに手だけ人間に化けさせてもらい、人間の街まで手袋を買いに行くことになります。お母さんぎつねは人間は「怖いもの」として子ぎつねに教えますが、子ぎつねが街で見た人間は、想像とは少し違ったようです。お母さんぎつねがなぜお遣いに行かせたのか、帽子屋の主人の計らいなど、子供が読んでも大人が読んでも楽しめる一作です。

動物語が話せる名医!「ドリトル先生シリーズ」

ドリトル先生シリーズ
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もしあなたが動物たちの言葉が分かったとしたら、いったい何をしますか?この物語は動物語を理解し、話せる獣医ドリトル先生の物語です。オウムのポリネシアや名犬ジップ、猿のチーチー、豚のガブガブ、家政婦役のあひるのダブダブや幻獣オシツオサレツなど、個性豊かな動物たちが先生の冒険や日常をお手伝い!
ノアの洪水を生き延びた、大カメのドロンコ・ベリンダ夫婦など、世界中の動物たちから頼りにされる先生は、いったいどこまで冒険に出かけるのでしょう。児童文学ながら非常に読み応えがあり、大人の方にもぜひ手に取っていただきたい一作です。なお、ハリウッドの映画作品とは名前と基本設定以外はほとんどベツモノ。
映画をご覧になった方も、一から楽しめると思います!

誰もが知るウサギたちの物語「ピーターラビットのおはなし」

ピーターラビットのおはなし
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誰しもが知っているウサギ「ピーターラビット」。その原点となったお話です。お話自体はとても短いのですが、他にもベンジャミンバニーや子猫のトム、かえるのジェレミーフィッシャーどんなど、個性豊かな動物たちのお話が、美しい湖水地方を舞台に描かれています。
作者のベアトリクス・ポターが描いた、精緻で愛らしいイラストにもご注目!きっとその魅力にとりつかれることでしょう。

とても有名な野ネズミのお話「ぐりとぐら」

ぐりとぐら
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こちらもみなさん誰しもご存知の、野ネズミのお話「ぐりとぐら」です。オムレツを作ったり海を越えたり、手が伸びるウサギと友達になったりと大忙しの二匹。好奇心旺盛で何事にもへこたれない二匹を見ていると、つい頬が緩んでしまいますよね。

ネズミだって立派に生きている!「冒険者たち」

冒険者たち――ガンバと十五ひきの仲間
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「ぐりとぐら」に引き続き、ネズミたちのお話です。どぶねずみのガンバと、15匹の仲間たちが夢見が島で仲間を守るために、イタチと大奮闘!理屈っぽいガクシャやなんでもサイコロで決めてしまうイカサマ。大食漢でガンバの親友のマンプク。イダテン、アナホリ、テノールとバレット、カリックなど名前を聞くだけでもそれぞれの個性がわかり、冒険譚が楽しみになる一作です。
人間たちが住む世界(つまり私たちの現実世界)でのネズミたちを描いているため、とてもリアルな描写と、絵が魅力を増幅させます。最近3D映画で映画化されたことが記憶に新しいですが、ぜひ原作も手に取ってみてくださいね。

カワウソを救え!「ガンバとカワウソの冒険」

ガンバとカワウソの冒険
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薮内正幸さんの、写実的だけれどどこか人間味のある絵がとても素敵です

ガンバの冒険譚をもう一つご紹介します。こちらは絶滅したとされる、ニホンカワウソの子供をガンバたちが救おうと奔走するお話。四国が舞台になっており、実際に彼らの足跡を地図で確認してみるのもいいですね。大人でも読み応えのあるハードなストーリーは「冒険者たち」と変わらず、むしろそのボリュームを増しています。
一緒に彼らと冒険している気になって、追いかけてみてください。

もう一つの名犬物語「名犬ラッド」

名犬ラッド
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名犬、といえば「ラッシー」が浮かぶ方も多いとおもいますが、今回は隠れた名犬「ラッド」のお話をご紹介いたします。「ラッシー」同様忠犬の象徴たるコリー犬の血を引く「ラッド」は誇り高く、戦いを恐れません。実話を基にしたお話で、ニュージャージーの広いお屋敷でのびのびと飼われている「ラッド」が、様々な事件と出くわす動物文学の傑作とも言われている作品です。
なんと「スヌーピー」もこの「名犬ラッド」を愛読していたとか。ぜひご一読ください!

いかがでしたか?動物たちのハードな冒険から心温まるお話まで、ご紹介してきました。中には名作の呼び声高いにもかかわらず、メジャーでないものも含まれています。ぜひこれを機に、一度手に取ってみてくださいね!