CinemaGene(シネマジーン)

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大人になった今だからこそ読み返したい。昔懐かしいグリム童話

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出典:http://www.ehonnavi.net/

子どもの頃は、絵本や物語を読んで、素直に感動したり信じていたことってありますよね。大人になると、そんな気持ちを忘れてしまっていませんか?経験を重ねた今だからこそ、おすすめしたいグリム童話の作品をご紹介いたします。

小さな親切が心をあたためてくれる「小人の靴屋」

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出典:http://www.ehonnavi.net/

おじいさんは、若い頃のような体力もなくなり、靴屋としての腕は良かったのですが、デザインも一昔前のものになってしまっていました。靴は売れなくなり、おばあさんと苦しい生活を送っています。ある日、作っている途中の靴が朝になると素敵な靴に出来あがっていました。さらに、その靴はよく売れていくのです。おじいさんとおばあさんは、それが小人のおかげだと知り、お礼に小人のために小さな洋服をプレゼントします――

自身が“小人”となって、周りの困っていたり疲れていたりする人に、ちょっとした手助けが出来たら素敵ですよね。また、些細なことでも助けてもらった人には、おじいさんやおばあさんのように、小さな感謝の気持ちを表現することが大切です。忙しい日常で見逃していたり忘れていたような気持ちを思い出させてくれる、あたたかい作品です。

大人だからわかる、限りない欲深さの怖さ「漁師とおかみさん」

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出典:http://www.amazon.co.jp/

貧乏な漁師が海でカレイを捕まえますが、実はカレイは魔法をかけられた王子様でした。願い事を叶えるからと命乞いするカレイを親切心で放してあげた漁師は、家に帰って奥さんにそのことを話します。奥さんは「カレイにお礼をしてもらってきて」と漁師を海に行かせます。本当に願いが叶ったことで奥さんの要求はエスカレートしていきます。最後には神様になりたいと言い出しだ奥さんに呆れたカレイに、元の貧乏な暮らしに戻されてしまうのでした――

生きていれば、どんどん欲求が出てきますよね。欲だけを追求してしまう怖さが身に染みます。

困っている人を助けたい、純粋な気持ちを思い出す「星の銀貨」

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出典:http://bookcourier2.jugem.jp/

お母さんもお父さんもいない、貧しくて住む家もない女の子がいました。女の子の持ち物は身につけている服とパンだけです。しかし、心が綺麗で献身的な女の子は、困っている人がいたら、服も、下着も、パンもすべてあげてしまいました。裸になってしまった女の子のもとに、星が銀貨となって落ちてきて、気付けば女の子は洋服も着ていました――

周りの人を愛し、献身的に尽くす。大人になると様々な経験から“人に良いことをすれば、自分に幸せが返ってくる”と、ただ信じるのは難しくなっていますが、この物語を読んで、もう一度優しい気持ちを取り戻してみてはいかがでしょうか。

自分の居場所を切り開く勇気をくれる「ブレーメンのおんがくたい」

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出典:http://www.amazon.co.jp/

年老いたことで主人に冷遇されていたロバ、犬、ニワトリ、猫が、ブレーメンの町に行って音楽隊に入ろうと、揃って出掛けます。途中で日が暮れてしまい、やっと辿り着いたのは、泥棒が住みついた家でした。4匹は協力して“おばけ”となり、泥棒達を追い出しました。そうして安住の居場所を見つけた4匹は、その家で音楽の練習をして楽しく暮らすことになりました――

年を重ねるごとに、邪魔者扱いをされてしまうこともありますよね。楽しく読みながら、大人になった今だからこそ、自らの手で居心地の良い場所を作る姿に、清々しい感動すら感じてしまいます。

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出典:http://orangebunko.shueisha.co.jp/

小さい頃は、ただ楽しく読んでいた物語が、大人になってから感じ方が変わることがありますよね。もしかしたら、あの頃は退屈に感じたような作品が、今は心に響くような物語に感じられるかもしれません。たまには、絵本や童話を読んで、心に栄養をあげてみてはいかがでしょうか。

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