レオレオニの「スイミー」など、優しいトーンの挿絵が楽しめる絵本

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レオレオニの「スイミー」など、優しいトーンの挿絵が楽しめる絵本
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かしこいちいさなさかなのお話、スイミーをご存知ですか?学校の教科書にも取り上げられた、有名な絵本です。レオ・レオニというオランダの作家の作品ですが、その独特の優しいトーンの挿絵が印象的ですよね。今回は挿絵が特徴的な絵本をご紹介していきます。

水彩画のような挿絵が優しい!「スイミー」

スイミー
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ちいさなさかなのスイミーは、仲間と色が違うためにひとりぼっちでした。でも、大きなさかなにみんな食べられてしまいます。泳ぎが早かったスイミーは難を逃れますが、また同じ仲間たちを守るために一工夫します。役割分担の大切さと、ちいさな力でも協力すれば大きな力に立ち向かえることを説いた絵本です。水彩画のような、切り絵のような独特な挿絵が印象的なレオ・レオニの作品の中でも、特に有名な一作です。

一人と一匹の旅行を描いた優しい物語「こんとあき」

こんとあき
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日本を代表する絵本作家の林明子さんの作品です。ぬいぐるみのこんと、あきはおばあちゃんの家目指して旅に出ますが、その旅はいろんなことの連続。幼いころの旅情って、きっとこんな風だったんでしょうね。とても写実的ながら温かいタッチで描かれている挿絵に思わず目が吸い寄せられます。

好奇心旺盛なおさるさんのお話「ひとまねこざる」

ひとまねこざる
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「おさるのジョージ」で知られている作品の原作です。このころの「ジョージ」はまだ名前もなく、普通でちょっと好奇心の強いおさるさんでした。黄色い帽子のおじさんの目を盗んで、やりたい放題やっていますが、その奔放さに心惹かれるものがあります。絵のタッチが子供心に優しく、塗り絵のような感覚にとらわれます。

かしこいゾウのお話「ぞうのババール」

ぞうのババール
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アニメにもなったことのある、服を着たゾウの王様のお話です。原作のババールはもっとゾウらしい姿で描かれていますが、愛らしい目や器用な鼻など、チャームポイントはたくさん。お話としてはババール自身のお話やその子供時代のお話など多岐に渡ります。是非一度読んでみてくださいね。

不朽の名作!「はらぺこあおむし」

はらぺこあおむし
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こちらも有名な絵本です。大きくデフォルメされたあおむしですが、不思議と気持ち悪さはありませんよね。ちなみに表紙に度肝を抜かされた方のために、次の項では中のページも少し、お見せしましょう。

「はらぺこあおむし」の中をちょっとだけ!

はらぺこあおむし2
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あまりにはらぺこで、様々なものを食べ散らかしていくあおむし。中にはとてもじゃないがあおむしが食べられないようなものまであります。子供が書いたような絵でありながら、しっかりあおむしの表情でわかる絵で、とても可愛らしいですよね。

怖いようでユーモラス!「だるまちゃんとてんぐちゃん」

だるまちゃんとてんぐちゃん
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日本の有名な絵本作家、加古里子さんの作品から「だるまちゃんとてんぐちゃん」です。少しリアルで怖いような絵柄でも、ストーリーと相まってみればとてもユーモラス。てんぐちゃんの持ち物を欲しがるだるまちゃんとのやりとりが、子供向け作品らしく丁寧に描かれています。それにしても、だるまちゃん、手足あるんですよね(笑)

いかがでしたでしょうか。挿絵が優しい魅力のある絵本を紹介してきました。ここに紹介した絵本作家さんは、他にもいろいろな絵本を出されているので、ぜひ手にとって読んでみてくださいね!