CinemaGene(シネマジーン)

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見返してクオリティの高さにビックリ。大人も楽しめる絵本5選

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出典:http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%E4%A4%CA%A4%BB%A4%BF%A4%AB%A4%B7

絵本は子供だけのものではありません。昔読んだ絵本でも、大人になった今読み返すと、子供の頃には気づかなかった色々なメッセ―ジを感じることができます。そんな大人でも楽しめる絵本を5冊、ご紹介します。

大切な人は、いつも心の中に生きています。「わすれられないおくりもの」

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出典:http://www.amazon.co.jp/

頭が良くて、仲間から頼りにされていた年老いたアナグマ。ある時彼は死期を悟り、「長いトンネルのむこうに行くよ、さようなら、アナグマより」という手紙を残して死んでしまいます。頼りにしていた友達を亡くし、あまりの悲しみに何も手につかなくなってしまう仲間たち。ところが、時がたつにつれ、アナグマからもらった様々な教えを、互いが語り合い、それぞれが優しかったアナグマの想い出を胸に、前を向いて生きていきます。誰もが経験する大切な人の「死」。ひとしきり悲しんだ後、その人が残してくれた「おくりもの」を常に大事してに生きていけば、その人は心の中で生き続けます。そして自分自身もまた、大切な人に「おくりもの」を残せるように、一日一日を無駄にせず、友人・家族を大切に生きていこう。そんな優しい気持ちになれる素晴らしい絵本です。

「アナグマさん」3部作を併せて読みましょう!

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出典:http://www.amazon.co.jp/
「アナグマさんはごきげんななめ」

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「アナグマのもちよりパーティ」

「わすれられないおくりもの」の作者ハーウィン・オラムと絵を担当したスーザン・バーレイのコンビは、他にもアナグマを主役とした絵本を書いています。「アナグマのもちよりパーティ」と「アナグマさんはごきげんななめ」の2冊ですが、この3冊をセットで読むと、「わすれられないおくりもの」でモグラが出てくる意味がよくわかる仕掛けになっています。是非併せて読んでみてください。

出会えた事が、奇跡。「君のいる場所」

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出典:http://calend-okinawa.com/culture2/book/separate-waysomar.html

同じアパートの隣同士に住む男女。壁ひとつ隔てた向こう側にいる人でさえ、なかなか出会うことのできない大都会。もし出会えたとしても、些細な事でその糸は途切れてしまいます…。
この本を読むと、誰もが経験する大切な人との出会いが、どれだけ奇跡的で不思議な事なのかを思い知らされます。台北で抜群の人気を誇る絵本作家、畿米(ジミー)が描くこの作品は世界中でブームとなり、金城武主演作として「ターンレフト・ターンライト」の題名で映画化もされています。

親子の絆は永遠に。「やさしいライオン」

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野外動物園に引き取られた、みなしごのライオン「ブルブル」を、メス犬の「ムクムク」は愛情たっぷりに育てます。やがて成長したブルブルは、町の動物園に引き取られ、二匹は離れ離れになってしまいます。でもブルブルは自分を愛してくれたムクムクの事をずっと忘れませんでした。そして再び出会える日がくるのですが…。
ともすれば残酷とも思える結末ですが、「生きていく事はそんなに簡単じゃないんだよ」という作者のメッセージが伝わってきて、切ないけれど、納得させられます。表紙を見ただけで思わず手に取りたくなる、涙なくしては読めない一冊です。

「やさしいライオン」は手塚治虫によってアニメ化されています。

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出典:http://store.shopping.yahoo.co.jp/esdigital/4573243901107.html
アニメ「やさしいライオン」より

「やさしいライオン」の作者は、「アンパンマン」のやなせたかし氏です。元々は1967年にラジオドラマとして制作した作品を、1969年に絵本化したのが「やさしいライオン」です。当時、やなせ氏を美術監督として招いていた手塚治虫が、自身のポケットマネーでこの作品をアニメ化し、毎日映画コンクールの大藤信郎賞を受賞、やなせ氏の代表作の一つと言われています。
DVDも発売されていますので、絵本と併せて是非一度ご覧になってみてください。

見事なトリックアートに引き込まれます。「終わらない夜」

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出典:http://okope26.exblog.jp/tags/%E7%B5%B5/

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出典:http://h.hatena.ne.jp/
ロブ・ゴンサルヴェス作「しずかな水面」

一風変わった絵本もご紹介してみましょう。カナダの画家、ロブ・ゴンサルヴェスが描く不思議で美しいトリックアートを集めた絵本です。ページをめくるごとに想像力を刺激され、奇妙な世界に迷い込んだような錯覚を覚えます。単なるだまし絵ではなく、絵の美しさにも魅了されます。日常から少し離れてみたい時に読むと、心が洗われ、気持ちをリセットできるような絵本です。

圧倒的な画力(えぢから)で心に訴える絵本。「アンジュール―ある犬の物語」

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この本をご紹介するに当たって、ストーリーを書く事はできません。なぜなら、この絵本には全く文字がない。鉛筆による強烈なまでに力強いデッサン画のみの絵本なのです。作者であるガブリエル・バンサンはどんなストーリーを頭に描いていたのでしょうか…。
この本を手に取った人それぞれにストーリーはゆだねられます。白黒デッサンなのに、今にも動き出しそうな生き生きとした犬の姿は衝撃さえ覚えます。これぞ「絵本の原点」とも言える作品です。

ガブリエル・バンサンもう一つの名作「たまご」

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「アンジュール」の作者ガブリエル・バンサンの異色作として「たまご」があります。「アンジュール」と同じく言葉のない絵本で、野原に忽然と現れた巨大なたまごをめぐる様々な展開が描かれているのですが、「アンジュール」よりさらにストーリーが浮かんでこない。それでいて、何度も読み返したくなる不思議な作品です。こちらも超オススメの一冊です。

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