明日使える?映画『カメラを止めるな!』の面白さを“ネタバレ無し”で伝える方法!

レコメンド

2 「『○○』が好きなら絶対面白いと思うよ!」という薦め方

実際によく用いられるのは、他の作品を引き合いに出して「○○が好きな人は絶対この映画好きだよ!」のような伝え方ではないでしょうか。

「カメ止め」は監督が『ショウ・マスト・ゴー・オン 幕を降ろすな』が好きで影響を受けていると公言していることもあり、三谷幸喜作品のような圧巻の伏線回収力にしびれるという人には刺さるものがありそうですよね。あとは作り込まれたコントや一風変わった入り組んだ物語構造が好きな人とか。個人的には、散りばめられたいろいろな要素が最終的に一つの線でつながる、というタイプの作品が好きな人にはたまらない映画じゃないかなと思うんですがいかがでしょうか?

ただしこの方法、他の「似た要素を含む作品」を挙げることにより、聞き手にネタバレのヒントを提示してしまう可能性も高いです。ですので、少し慎重になった方がよい伝え方ではありそうですよね。

3 「面白いからとにかく観て!観たらわかるから!」という力技で押し切る

最後に、これは本当に力技のパターンです。ただ「私が面白いと思った」という感情ひとつでおススメをゴリ押しする方法ですね。

いかに「観てよかった」かという、生の感情と熱意が伝えられるかということがポイントになると思います。これは伝える側と聞く側に、ある程度の信頼関係が無いと成立しないのですが、逆に「この人が面白いと感じたなら面白いんだろうな」と思わせる関係ができている相手なら、とても有効な手段ではありますよね。趣味の合う映画コメンテーターが薦める映画が気になるのと一緒です。また、信頼関係以外にも、伝える側の人柄なども影響しそうなので、飽くまで限定的なものであり例外の手段ではありそうです。