芦田愛菜ら豪華キャスト陣が、大森立嗣監督の魅力を語る！ 映画『星の子』メイキング映像&画像を公開！

10月9日（金）公開の映画『星の子』より、メイキング映像&メイキング画像が公開されました！

映画『星の子』の撮影は2019年12月21日から約１か月かけて行われ、舞台は大きく三つに分けられます。ちひろが住む街や家と、学校、そして宗教施設です。それぞれ屈強な共演陣が待ち受けており、それはさながら主人公ちひろが各ボスキャラと向かい合いながらゴールを目指すロールプレイングゲームのようでした。優れた俳優たちの競演によって生まれるシーンの一つ一つを贅沢に味わえることも、本作の魅力を大きく形成する要素です。今回はそんなボスキャラさながらのキーパーソンを演じたキャスト陣が、大森立嗣監督の魅力について語るメイキング映像となっています。

主人公ちひろを演じた芦田愛菜さんは、「監督の『よーい、スタート』というかけ声がすごく好きです。シーンによって変わるんですね」 と語りました。確かにちひろが街を駆け抜けるシーン、自宅でのシーンなどを観ると、それぞれで『よーい、スタート』というかけ声が違うのがわかります。「そのかけ声によってシーンの雰囲気が作られ、お芝居をしなきゃという気にならずに、とてもスムーズにそこから始まっていくような気がします。すごく好きです」と続けました。

家で緑のジャージを着てちひろを待つやさしい父親役の永瀬正敏さんも、大森監督と言えば、「『オッケー！』という声ですね」と言いました。「そのジャッジが早い！ということはそのシーンが的確に見えてらっしゃるということなので、余計なものを撮らないというのが気持ちよかったですね。映画監督で『スタート』と『カット』の声が良い人っていうのは演者としても気持ちいいですよね」と加えました。

また母親を演じた原田知世さんは、「あまり大げさではなく、自然な出来るだけ力を抜いたお芝居を指示される方だなと。すごく好きだなと思いました」と撮影時を振り返りました。

宗教施設でちひろを待ち受ける宗教団体幹部を演じる高良健吾さんも、「印象的なのは、『スタート！』の言い方。あの入り方がすごく気持ちいいですし、『会話をしましょう』というのは、芝居の基本だと思っています」と言います。「自分たちが用意してきたものにとらわれたり縛られたりしてやるのでは、会話にはならないですから。（演じた海路さんの場合は）子どもたちがこういう反応をするからこうしようと、それって会話ですよね。 『会話をしよう』 というのは、あー、そうだよなと思いました」と信頼をうかがわせました。高良さんは本作で4本目の大森監督作品となります。

“催眠術が使えて、人が持つオーラの色を見ることができる”というもう一人の幹部を演じたのが黒木華さん。『日日是好日』（18）で主演を務め、今回が2回目の大森監督作品出演となります。「『日日是好日』のときと一緒ですが、その場の雰囲気に合わせて、どちらかというと役者のような感じでスタートとカットをかけてくださる。あと、しゃべっているときにふと見ると、一緒にセリフを言ってくれているときもあります。そういう独特な役者っぽい感覚を持っていらっしゃる方なんだなとあらためて思いました」と明かしました。

そして学校ではちひろが一目惚れしたイケメン先生だが、手強いボスキャラと言わざるを得ない揺さぶりをかける南先生。演じる岡田将生さんは、「本当にずっとお仕事をしたくて、いつか出たいなと思っていた」と念願かなっての大森監督作品参加を喜んでいました。「大森監督が現場で楽しくいてくださるのもよかったです。参加できたこと、本当に嬉しかったです」。

図らずも多くのキャストから、「『会話を楽しむ』と言う言葉が印象的」、「『スタート』と『カット』『オッケー』の声が好き」などの声が多く挙がり、役者が気持ちよく、心地よい現場を作り出す大森監督マジックの一端が明らかになりました。今回公開された映像でも、多くのエキストラが集まった宗教施設のシーンでの『カット！』、『オッケー！』の声で終わります。その日の撮影の最後のシーンで、誰もが気持ちよく終われた雰囲気が伝わります。

本格女優として新たなフィールドに踏み出した芦田さんと日本映画界を代表する実力派キャストが集結した、この秋最大の感動作に更なる期待が高まります！

映画『星の子』は10月9日（金）全国公開です！