１０月７日（木）ユナイテッド・シネマ豊洲 スクリーン10にて、映画『護られなかった者たちへ』の大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、佐藤健さん、清原果耶さん、瀬々敬久監督が登壇しました！
佐藤健さん、大好きな映画館で100％の観客席に笑顔！“雨男”再び！？
大勢の観客の前に登場したキャスト・監督。佐藤さんが「ここは僕の大好きな映画館なんです！毎回好きな映画が公開されると、ここの映画館に来ています。このスクリーンでご挨拶できることを嬉しく思います。」と、清原さんが「こんなにたくさんのお客様がいらっしゃる映画館が久しぶりなので、ちょっと緊張してしまっています。」と、瀬々監督が「清原さんも仰っていたように、緊急事態宣言が明けて100％の観客席を見て非常に嬉しく思っています。」と話し、イベントはスタートしました。舞台挨拶の直前に雨が降り出したことから、前回の初日舞台挨拶に続き、“雨男”であることをMCからつっこまれると、「あえて最初の挨拶で触れなかったんですよ！少ししか降っていなかったので、気づいていない人もいるかと思ったんです！…皆さん帰り道はお足元お気をつけ下さい（笑）」と焦る佐藤さん。
初共演の佐藤さん＆清原さん。お互いに聞いてみたかったこととは？
今回初共演となった佐藤さんと清原さん。佐藤さんはその共演を「満を辞して共演させていただきました！（清原さんは）現場では、あまり人を寄せ付けない感じでしたが… 」と振り返ると、「めちゃくちゃ集中してたんです！」と話す清原さん。そんな佐藤さんと清原さんにお互いに聞いてみたいことを尋ねると、清原さんが「最近新しく生活に取り入れてよかったことありますか？」と佐藤さんに質問。「僕は生活に何かを取り入れないんですよ（笑）！謎解きとかは変わらずしてますが、新しい何かを取り入れるとかはないんですよね。暗いんです・・・すみません（笑）」と素顔を明かす佐藤さん。
佐藤さんは清原さんに聞いてみたかったこととして「まだ未成年でいらっしゃるんですよね。なるほど…。考えられないです！20代中盤で、もう主演作品を10本以上やってきているような貫禄を、撮影の時から持ってらっしゃったんですが、何ででしょうか（笑）？色々な人に意見するときも全く物怖じしないというか、10代というのが信じられないんですが、本当ですか（笑）？」と清原さんに直球質問！
清原さんは「佐藤さんの中で、どんなイメージがあるんですか！？」と突っ込むが、瀬々監督も「最初に朝ドラ『なつぞら』を見た時に、最後30代の役をやっていて、びっくりしました！本当に大人っぽいですよね。秘訣は？」と加勢。清原さんはそんな2人に「ずっと緊張しているんです、私。動かないくらい緊張していて、堂々としている風に見えているだけかもしれないです。」と答えました。佐藤さんは「初日舞台挨拶の時も変わらず凛としていたのですが、「緊張しているんです」と言った時は可愛かったですね。」と、そんな清原さんの舞台裏の姿を明かしました。
倍賞さんの思わぬ行動に、佐藤さんもびっくり！？佐藤さん＆清原さんが母親から受け取った感想も発表！
次に一般の方からの質問に答えるコーナーに。「劇中の中で、健さんが素うどんを食べるシーンにとても心が温かくなったのですが、皆さんがこれを食べると元気になる、心があったまるなという食べ物はありますか？」という質問が寄せられると、「美味しいご飯を食べた後の、美味しいお酒に“幸せ！”ってなります！和食が好きですかね。和食の後に美味しい日本酒をいただくと“幸せ”ってなりますね。」と佐藤さん。そして、「私も和食が好きなんですが、かぼちゃの煮物とかほっこりしませんか？上手く作れたときにほっこりします。」と清原さんの料理好きの一面も明らかに！瀬々監督は「数の子ですね。数の子大好きで正月が来るのが本当に楽しみなんです。」と答えました。
続いて「撮影中、倍賞さんが健さんの髪を実は切ってしまったそうですが、健さんは気づいてましたか？その後のヘアスタイルに影響はありませんでしたか？」という質問には、佐藤さんが「撮影が終わった後の取材でみんなが言っていて、初めて知ったんですよね。何も知らされてないです（笑）！構わないけど、切ってないよって聞いてたんで、切られてたんだ！と思いました。」と撮影時を振り返ります。瀬々監督はその時の舞台裏を「ちょっと（ハサミが）入っちゃったくらいですよ！」と明かしました。
瀬々監督が質問箱の中から「役作りが大変だったと思うのですが、どれくらい役が抜けませんでしたか？」という質問を引き当て、佐藤さんと清原さんが答えることに。「役によると思うのですが、入ったという感覚より抜けたという感覚の方が分かりにくい気がします。1年やっていた役を終え、いま次の現場にいるのですが、抜けたかどうかわからないけど、（次の）役を入れようという感じですね。」と清原さんが答えます。「僕は入った感覚もわからないですね。よく会う友達とかには“その役だね”と言われるんですが、あまり感覚としてないですね。（海外に行くと抜けるという話もありますが）なんで海外に行くと“抜ける”とかいうのか、理論が分からないですね。飛行機のスピードで抜けるの（笑）！？」と佐藤さんも自身の経験を明かす。そんな2人に瀬々監督は「それは、普段の佐藤さんや清原さんが役に写っているんですよね。全て延長線なんですよね。境目とかそういうものだと思うんです。そこが面白いなと思っていつも皆さんのことを見ています。」と持論を投げかけました。
清原さんは「佐藤健さんへ質問です。劇中の髭が印象的でしたが、ご自身でお髭スタイルはどう思われますか？」という質問を引き、佐藤さんは「アリかナシで言ったら、アリかな？こんな大画面で見ていただいているので“アリ”ですよね！」と答えました。清原さんも「撮影時に面と向かっては見てはいないですが、完成した作品を見て、アリですかね。ナシではないと思います！」と話します。佐藤さんは「髭や髪型など、今までやっていた役と変わると、安心できます。拠り所と言いますか。私はまだまだなので、髭とかに頼っていますね。」と謙遜しました。
佐藤さんは「ご友人やご家族から映画を見た方からの反響はありましたか？」という質問を引き当て、「母親が２、３回観てくれたみたいで、「色々考えさせるねえ」って言っていました。「利根くん可哀想だねえ」って。母親は皆さんの感想もネットで見ていて、「皆さんからの感想もいいことばかりで嬉しいねえ」って言ってました。」と母親との交流を明かしました。清原さんも、「親から連絡をもらって「すごい役だったね」と言ってましたね。毎回出てるたびに観てくれているんですが、よかったなと思います。」と家族の反応を明かし、瀬々監督も「同居人は映画館で見てくれて、家では仕事の話はしないようにしているんですが、すき焼きを作ってくれました！」と話しました。
佐藤健さん「皆さんの想いを背負って叫びました」
最後に「本当に短い間でしたがありがとうございました。日々生きていて、自分一人で抱えきれないほどの感情だったりモヤモヤだったり、声に出して叫びたかったりするのに言えないことってありますよね。僕は、個人的には芝居で叫んだり怒鳴ったりすることを好んでしないのですが、今回は、皆さんのそういった想いを背負って思いっきり叫びました。いまの苦しい世の中に生きる全ての皆様にこの作品をお届けしたいと思います。」と佐藤さんが挨拶をし、イベントは大盛況のまま幕を閉じました。
映画『護られなかった者たちへ』は大ヒット公開中です！
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『護られなかった者たちへ』公式サイト
出演：佐藤健 阿部寛 清原果耶 林遣都 永山瑛太 緒形直人 吉岡秀隆 倍賞美津子
主題歌：桑田佳祐「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」（タイシタレーベル／ビクターエンタテインメント）
監督：瀬々敬久 脚本：林民夫 瀬々敬久 音楽：村松崇継 原作：中山七里「護られなかった者たちへ」（NHK出版）
配給：松竹 ©２０２１映画『護られなかった者たちへ』製作委員会
