CinemaGene(シネマジーン)

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あの頃に戻りたくなる?青春映画5選〜邦画編

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出典:http://ameblo.jp/
あなたにとっての「青春」とは?

一人ひとりに「青春」があり、その形や時代も様々です。喜びや悲しみ、大切な日々、二度と戻れない日々への愛惜など、様々な形で描き出された「青春映画」を5本ピックアップしました。

茨城県下妻市を舞台に対照的な2人の友情を描く『下妻物語』

主人公は、深田恭子が演じる「竜ヶ崎桃子」と、土屋アンナ演じる「白百合イチゴ」のダブルヒロインです。両親の離婚を機に、父親とともに祖母が住む下妻市へと移住してきた桃子。ゴスロリファッションと刺繍以外には興味がなく、「友達は必要ない」と言い切る徹底した個人主義者です。一方、イチゴは特攻服を身に纏い、地元レディースに所属する熱い性格の持ち主。ある日、イチゴが桃子の父親の扱う偽ブランド品を買いに来たことで2人は出会います。正反対の性格である2人でしたが、交流を重ねるうちに徐々に友情が芽生えてゆき…。

公開直後から評判となり国内のみならず、海外でも高い評価を獲得。2004年5月のカンヌ国際映画祭に併設されたフィルム・マーケットでも『Kamikaze Girls』として上映されたことを機に、7か国で公開、カンヌJr.フェスティバルにおいては邦画初となるグランプリに輝きました。

上野樹里の映画初主演作にして代表作の一つ『スウィングガールズ』

キャッチフレーズは「ジャズやるべ!」。山形県のとある田舎町が舞台の本作。上野樹里が演ずる主人公「鈴木友子」は、地元の山河高校に通う平凡な高校生です。夏休みなのに数学の補習のため登校してきた友子たちは、口を開けば不平不満ばかり。その日が野球部の試合と重なっていることを知り、補習をサボる良い口実とばかりに球場へ応援に行っている吹奏楽部へ弁当を届ける役を買って出ます。しかし電車を乗り過ごしたり、河原に寄り道をしたりと長時間、炎天下にさらされた弁当は傷んでおり、吹奏楽部員は弁当係の「中村拓雄」を除いて全員食中毒で入院してしまうのでした。拓雄に責任を取るよう迫られ、渋々代役として吹奏楽部へ入部した友子たちでしたが、次第に演奏することの楽しさに目覚めてゆきます。

クライマックスで友子たちが披露する”Sing, Sing, Sing”の演奏シーンは特に評価が高く、キャストたち自身で演奏するため、撮影と並行して演奏の特訓が行われたことも話題となりました。

生涯ただ一度のキス、ただ一度の恋『ただ、君を愛してる』

玉木宏が演じる主人公「瀬川誠人」はあるコンプレックスから、他人との接触を避け、一人でいることの多い大学生です。写真撮影が趣味で常にカメラを持ち歩いている彼はある日、横断歩道を渡ろうとしても車が停まらずに困っている女子学生を見かけ、声をかけます。宮﨑あおいが演ずる彼女は「里中静流」。同じ大学に通う同級生でした。静流もカメラに興味を持ち、趣味を通じた仲間として一緒に行動することが多くなった2人でしたが、誠人には想いを寄せている女性がいました。ある時、写真コンクールに送るテーマについて2人で思案していると、静流は誠人に誕生日プレゼントをねだります。「私とキスして」と…。キスをして初めて本当の自分の想いに気付いた誠人でしたが、その日を境に静流は大学を辞め、皆の前から姿を消してしまうのでした。そして消息がつかめないまま数年が経過したある日、カメラマンを目指して活動中の誠人の元へ一通の手紙が届き…。

大学生たちの淡く切ない恋を描いた原作「恋愛寫眞 もうひとつの物語」の実写版となる本作は、感涙必至の切ないラストが反響を呼び、大塚愛が唄う主題歌「恋愛写真」とともに大ヒットを記録しました。

若者の愛と性を通して「生と死」が叙情的に描かれる『ノルウェイの森』

主人公「ワタナベ」(松山ケンイチ)と、親友の「キズキ」(高良健吾)、そしてキズキの彼女「直子」(菊地凛子)は高校の同級生です。1970年4月、ワタナベは大学進学を機に上京しますが、キズキは前年の5月に謎の自殺を遂げていました。ある日、同じように上京していた直子と、電車内で偶然再会したことをきっかけに2人は頻繁にデートを重ねるようになります。しかし直子は精神に変調をきたし、京都の療養所に入所してしまうのでした。キズキを失った喪失感から抜け出せない直子を救い出せず、無力感に苛まれるワタナベはある日、大学で「緑(水原希子)」という女学生と出会います。大学とアルバイトの傍ら、ときどき緑とデートをし、休みには直子を見舞う…そんな生活を続けながら彼は直子を待ち続けると決意します。しかし、そんな彼の元へ衝撃的な報せが届きます。

村上春樹の代表作の一つである同名小説を実写化した本作。「失ったものの尊さ」を通して、自身の存在理由に苦悩する主人公ワタナベ。独特の雰囲気で描かれるその世界観は原作ファンのみならず様々な世代から支持されました。

男なら共感できる?バカらしくも楽しい青春『アフロ田中』

キャッチコピーは「アフロの中は、妄想だらけ。」
松田翔太演ずる「田中広」は生まれ持った天然パーマで幼い頃からイジメられていました。高校生になる頃には巨大なアフロヘアとなった田中は、ある日、ノリで高校を中退するという暴挙に出ます。埼玉から単身上京し、一人暮らしをはじめた田中は24歳になっていました。そんなある日、学生時代の友人から結婚式の招待状が届き、田中は悪友たち5人と高校時代にかわした約束を思い出します。それは「仲間の誰かが結婚するとき、式には自分の彼女を連れて行く」というもの。そして、田中は「彼女づくり」のため精力的に動き始めるのですが現実はそう甘くはなく…。

1作目の「高校アフロ田中」から、中断やタイトル変更などを挟みつつ11年に渡って継続、2016年現在も5作目となる「しあわせアフロ田中」が連載中の通称「田中シリーズ」。その実写版である本作は、男なら誰しも共感できる?妄想と、社会人になっても続く仲間たちとのやりとりがとてもリアルです。世の男たちが普段、何を考えているか分からないという女子には参考になる映画かもしれません(笑)。

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出典:http://ameblo.jp/

恋愛や友情、忘れられない記憶など、共感できる部分により観賞後の気持ちも大きく変わってくる青春映画。今がまさに青春時代という方も、過ぎ去りし日をちょっと切なく感じる方も「感情移入できるか否か」という視点で、自分と重ね合わせて楽しめる作品を探してみるのも面白いかもしれません。

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