CinemaGene(シネマジーン)

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『オリバー・ツイスト』に『華麗なるギャツビー』。原作が古典の映画を観て、古典と親しもう。

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出典:http://movies.yahoo.co.jp//
本当にすばらしい映画って、実は古典から生まれるものなのです。
ここで紹介する4本の映画は、すべてここ10年くらいの間に公開された、原作が古典のものばかり。
それなのに、ぜんぜん古臭くなくてみんなで楽しめる名作ぞろいです!

ディカプリオとセレブパーティしてる気分になれる!?『華麗なるギャツビー』


まずは世界的なイケメンの登場です。やっぱりイケメンは古今東西愛されるもの。
レオナルド・ディカプリオといえば『タイタニック』などで有名ですが、単なる顔のいい俳優にとどまらず、”本当に顔のいい紳士俳優”になってしまいました!

『華麗なるギャツビー』でディカプリオが演じる主人公、ジェイ・ギャツビーは、若いのにとんでもないセレブで、毎晩パーティを開いています。
しかしそんなギャツビーの本当のことを知る人は少なく・・・というお話なのですが、

とにかくこの映画、”華麗なる”というタイトルにふさわしく豪華なのです!

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出典:http://www.fashion-press.net//
特に衣装は、高級ブランドの提供によるもの。男性の服はブルックス、女性のドレスはミュウミュウとティファニー、インテリアやアクセサリーはプラダ・・・と、最高級ブランドが勢揃いしてるんです。
実際、衣装を担当したキャサリン・マーティンは、この作品で2回目のアカデミー賞を受賞しています(1回目は『ムーラン・ルージュ』。これもオシャレな衣装が目白押しの作品です)。

原作が書かれた1920年代のアメリカは都市化が進み、それまでの体を覆い隠すようなファッションから打って変わって手足を露出させるファッションが大流行の時代でした。
ダンスやジャズ(ラジオが始まったころでもあります)も大人気の時代を思い浮かべながらだと、原作も読みやすいです。
特に村上春樹さんが翻訳されたものは、必見です。

気高いジェーンと豪勢なお城を廻ってみたい!『ジェーン・エア』


お次は気高く生きる女性の物語。
『華麗なるギャツビー』が”光るオシャレ”ならば、『ジェーン・エア』は素朴なオシャレといったところです。

舞台となるのはヴィクトリア朝のイギリス。文化や芸術の黄金期と呼ばれるほど華やかな時代でした。
主人公のジェーンは、裕福な家庭の家庭教師でシックな服を身にまとっています。
でも、それがヴィクトリア朝のいいところ。素朴なお城と広い草原を背景にすると、とても際立つのです。

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出典:http://cinema.pia.co.jp//
主役を演じたミア・ワシコウスカは、ティム・バートンの『アリス・イン・ワンダーランド』でアリスを演じた若手女優。じつは原作の「不思議の国のアリス」も同じくヴィクトリア朝の作品なのです。

ちなみに、森薫「エマ」もこの時期を描いた漫画作品。作者が緻密に描くレトロな世界が見ものの名作です。

こうした情景を思い浮かべると、原作に触れるのが楽しくなってしまうでしょう。
松たか子さん主演のミュージカルもすばらしい出来ですよ。

少年のピュアな心VS悪人のダンディな生き方!?『オリバー・ツイスト』


時代は『ジェーン・エア』と同じくヴィクトリア朝なのですが、舞台は急成長を遂げたロンドン。
貧困に立ち向かう主役のバーニー・クラークくんの可愛いらしさには、くらくらきてしまうのですが、それ以上に悪人たちが大活躍してしまうのがこの作品のミソ。
スリをゲームにしてしまったり、仲間が出来たとおもったら犯罪者集団だったり、とうとう殺人犯が出たり。
じつは原作者のチャールズ・ディケンズも、子供の頃は工場で働かされ虐待されるなど、つらい過去があったようです・・・。

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出典:http://movies.yahoo.co.jp//
それでも、ベレー帽やらシルクハットをかぶり、ジャンパーは追ったりスカーフつけた少年たちがタバコふかしてるシーンなんかを見ると、”ワルになろうとする子供時代”を思い出してしまう方、多いのではないでしょうか?

原作は上下巻とかなり長めですが、これを制覇したら同じ作者による「デイビッド・コパーフィールド」という名作もあります。映画版は『ハリー・ポッター』に出演する前のダニエル・ラドクリフが主演しているものがあり、必見です。

歌おう、感激する喜びを!『レ・ミゼラブル』


革命後のフランス激動の時代を背景にした、多くの登場人物がおりなす一大大河ドラマです。
この作品は多くの人に愛され続け、ミュージカル版は30年にもわたってロングランとなっています。この映画版も”ミュージカルの映画化”ということになっており、監督のキャメロン・マッキントッシュは「ミス・サイゴン」や「オペラ座の怪人」のような、誰でも知ってるミュージカルを、映画化するのが得意な人です。

パンを盗んだために東国されたジャン・ヴァルジャン、娘のために売春婦になるフォンテーヌ、さまざまな苦境に立たされながら力強く歌い上げるその様は、きっとどんな人でもはげまされます。

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出典:http://youpouch.com/2012/12/21/96827/

毎年日本でも公演されているミュージカルでは、すべての歌が日本語になっています。”民衆の歌”などのパワフルさは圧巻です。

作者のヴィクトル・ユーゴーは、レ・ミゼラブルの発売直後、出版社に「?」とだけ書いた手紙を送りました。出版社は「!」とだけ書いて送り返しました。
「本は売れているか?」「はい、すごい売れています!」という意味がこめられていた、”世界一短い手紙”として知られるエピソードです。

4本の古典原作映画をご紹介しました。興味があったら鑑賞してみてはいかが?
どの作品も、幾度となく映像化・舞台化されたものばかりです(「レ・ミゼラブル」の映画版は、最も古いもので100年以上前のものがあるそうです)。
作品が気に入ったら、見比べてみるのもお楽しみのひとつです!

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