大政「申し訳ない気持ちだった」
岩田「勘弁してほしかった…」
それぞれが感じた試練とは一体!?
――本作はパーフェクトな世界にたどり着くために、様々な試練を乗り越えていきますが、みなさんが撮影中に“これは試練だ…”と感じた出来事を教えてください…!
柴山監督「僕は題材もそうですし、公開規模とか、この作品に取り組むこと自体が試練でしたね。毎日乗り越えていました…(笑)」
――続いて、岩田さんは何か試練はありましたか?
岩田「僕はやっぱり車いすバスケのシーンですね。普段パーフォーマーとして活動させていただいているので、体も鍛えているのですが、想像以上に過酷で、普段なかなか使わないようなところが筋肉痛になってました(笑)」
――ちなみにどのあたりが筋肉痛に?
岩田「腕と首です。僕は胸から下が麻痺しているという役だったので、制限されている中で、一生懸命動かなければなりませんでした。足のぶんも腕で操作しているので大変でしたね。」
――杉咲さんは試練だったことはありますか?
杉咲「つぐみが車を運転するシーンがあるんですけど、私は免許を持っていなくて、初めて運転席に座ったんです。操作がよくわかっていなかったので、何回もクラクションを鳴らしてしまって…(笑)みなさんをビックリさせてしまいました。なので、クラクションを鳴らさないようにするっていうのが試練でしたね(笑)」
――クラクションは結構簡単になってしまうものでしたか?
杉咲「立ち上がるときに押してしまうみたいで…(笑)」
須賀「え!クラクションのところに手ついて立つの!?」
岩田「かわいらしいエピソードですね(笑)」
――続いて、須賀さんはいかがですか?
須賀「僕は髪色の維持ですね。原作の是枝くんになるべく近づけたいと、衣装合わせのときからお話しさせていただいていて、いざ染めてみたら意外と複雑な色になってしまったんです。撮影が結構飛び飛びだったので、合わせるのが難しかったですね。」
――それくらい原作に近づけたかったということですね!
須賀「そうですね。原作の設定だと、高校時代から大人になる間に身長が急激に伸びたという設定なんですよ。」
(笑)
須賀「なんで笑うんですか!(笑)でもそれを抜きにしたときに、なるべく近づけたいなと思ってやっていました。」