『ラストエンペラー』が9部門を総ナメ!過去のアカデミー賞作品を振り返ってみよう【80年代編】

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出典:http://madmovieman.com/

世界では、天然痘根絶やベルリンの壁崩壊に始まる冷戦終結。日本では昭和が終わり平成が始まるなど、世界中で大きく時代が動いた80年代。あのころどんな映画が人々の心を打ち、魅了してきたのでしょうか?今回は80年代のアカデミー賞受賞作品を振り返ってみましょう。

アカデミー賞9部門受賞!『ラストエンペラー』(1988年第60回)

映画「ラストエンペラー」日本版劇場予告

これほどまでに重厚で、かつ人情に訴えかけてくる歴史映画は稀でしょう。これが単なる歴史映画ではないことは、アカデミー賞作品賞はじめ計9部門で受賞に至ったことから明らかです。タイトルでもあるラストエンペラーとは、清朝最後の皇帝にして満州国皇帝でもあった愛新覚羅溥儀のことです。この映画は、彼の誕生から清皇帝即位、紫禁城の中での日々や、紫禁城を出て日本と接近し満州国皇帝となり、最後には一市民へと戻っていく様子を描いています。坂本龍一の音楽とともに綴られる映像を見終わった後、あの誰もが悲しみを背負った第二次世界大戦という大きな出来事の陰にあった、ひとりの青年の人生に思いをはせずにはいられなくなります。

味わい深いポール・ニューマンの演技が光る『ハスラー2』(1987年第59回)

ハスラー2
出典:http://xn--sdk1b204no02a.com/

日本でのビリヤードブームの火付け役となったこの作品で、ポール・ニューマンは主演男優賞を受賞しています。ポール・ニューマン演じるエディは、過去凄腕のハスラーだったことがある男ですが、現在は引退しのんびりと暮らしていました。そこへトム・クルーズ演じるヴィンセントが現れたことで、再びエディはビリヤードへの情熱を取り戻していくというストーリーです。若き日のトム・クルーズが見せる荒々しいビリヤードも、見どころのひとつとなっています。

アフリカという大地に生きる女性を描く『愛と哀しみの果て』(1986年第58回)

映画「愛と哀しみの果て」劇場予告

メリル・ストリープが主演を務めた本作は、時代に翻弄されながらも力強く生きた女性の物語です。まだアフリカがイギリス領だった時代に、政略結婚をしてアフリカへと移住してきたカレンは、アフリカの地で様々な人々と出会います。カレンを通してヨーロッパ的な慣習とアフリカの慣習の違いを見せてくれる本作で、アフリカという未知の大地への興味を掻き立てられることでしょう。

若者たちの葛藤が見どころ!『炎のランナー』(1982年第54回)

運動会などでこのテーマ曲を耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。実は、アカデミー賞作品賞に輝いた作品のテーマ曲だったんです。描かれるのはパリオリンピックに向けて切磋琢磨する青年たちの青春と、競技と信仰の板挟みとなる葛藤です。実話を基にした本作で、熱い青春の香りを味わってみてはいかがでしょうか?

離婚問題に鋭く切り込む『クレイマー、クレイマー』(1980年第52回)

クレイマー、クレイマー - 予告編

アカデミー賞主要5部門受賞という偉業を成し遂げた本作は、離婚と親権がテーマの作品です。ダスティン・ホフマン演じるテッド・クライマーと、メリル・ストリープ演じるジョアンナ・クレイマー夫妻は、テッドの育児家事への不参加を理由に離婚してしまいます。父子家庭となったクレイマー家は、父子の絆を育み生活を成り立たせていくのですが、そこへジョアンナが親権を求めてやってきます。離婚が社会問題となっている今、見直されるべき家族の在り方を描いた作品です。

時が経過した今こそ見直したい作品が目白押しです。味わい深い映画とともに、余暇を過ごしてみてはいかがでしょうか。

『ラストエンペラー』
(C)Recorded Picture Company

『クレイマー、クレイマー』
(C)1979 Columbia Pictures Industries, Inc.

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