渋くてカッコイイ演技が魅力!コリン・ファレルの出演作品を鑑賞しよう

レコメンド

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1998年からテレビドラマに出演し、その後映画デビュー。2003年に主演した『フォーン・ブース』で俳優として人気が出始めたコリン・ファレル。日本でこの春公開された『ロブスター』では、役作りのために18キロも体重を増やして撮影に挑みました。
そして、この秋公開予定の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』にも出演する彼の、代表的な5作品を紹介します。

狂い始めた絶対的予知。犯罪は阻止できるのか『マイノリティ・リポート』

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西暦2054年の世界では、予言者により、これから起こる殺人事件を予知するシステムが導入されています。事件を阻止することで殺人事件はゼロとなり、人類は平穏に暮らしていました。犯罪予防局に勤めるジョン(トム・クルーズ)は、ある日の予知映像で殺人を犯す自分が映し出されるのを見てしまいます。調査官のダニー(コリン・ファレル)たちを振り切り、逃亡するジョンは、システムを作ったハイネマン(ロイス・スミス)と共に真相を追うのでした。

スティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演の近未来SFです。この作品でファレルはトムの相手役に抜擢され、ハリウッド俳優としてのキャリアを着実なものにしています。

受話器を置いたら死ぬ…見えない敵に対抗する術は?『フォーン・ブース』

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メディア・コンサルタントのスチュ(コリン・ファレル)は、電話ボックスでの通話後に鳴り始めた受話器を思わず取ります。聞こえてきたのは見知らぬ男の声。なぜか男はスチュの行動をすべて知り尽くしており、「電話を切ったらお前は死ぬ」と…。突然のことに驚く彼はボックスから出ることができず、おまけに殺人事件の容疑者として警察に取り囲まれてしまいます。

ファレルの代表作ともいえるサスペンス映画。始終電話ボックスの中での演技という特殊な役柄ですが、見ている私たちにもその緊張感が伝わり観客を惹きこむ演技力はさすがです。

男の魅力全開のサスペンス・アクション『マイアミ・バイス』

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クロケット(コリン・ファレル)とタブス(ジェイミー・フォックス)は、共にマイアミ警察特捜課(マイアミ・バイス)に所属する警察官。ある時、次々と潜入捜査官が殺される事件が発生します。捜査情報が漏洩していると考えたFBIは、クロケットとタブスにその真相を突き止めるよう指示します。そして2人は南米コロンビアへと飛び、そこで出会った美女・イザベラ(コン・リー)とクロケットは恋に落ちるのですが…。

太陽と海が輝くマイアミを舞台に、ワイルドでセクシーな捜査官たちが活躍するアクション大作。『コラテラル』『パブリック・エネミーズ』などのマイケル・マン監督作品。80年代に人気だった同名のテレビドラマのリメイク映画です。

操作された記憶と本当の自分を探す『トータル・リコール』

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21世紀末の戦争によって地球上のほとんどの地区が居住不可となり、残った土地には富裕層と貧困層が分かれて暮らしていました。貧困層に暮らすダグラス(コリン・ファレル)は、”記憶”を購入してひと時違う人生を経験するという流行の遊びに興味を持ち、リコール社を訪れます。しかし、そこで見知らぬ男に襲われたダグラス。自分でも驚くほどの戦闘力を発揮し脱出に成功するのですが、逃げ帰った自宅で妻(ケイト・ベッキンセイル)に襲われるという予想外の展開に…。事態を把握できないダグラスは、謎の美女メリーナ(ジェシカ・ビール)から驚きの真相を聞かされます。

『マイノリティ・リポート』や『ブレードランナー』の原作者としても有名な、フィリップ・K・ディックの小説を映画化した作品です。
1990年にはアーノルド・シュワルツネッガー主演で公開されていますが、このコリン・ファレル版は前作よりもスマートな印象になっています。

独身者は動物になっちゃうの?かつてないラブコメディ『ロブスター』

『ロブスター』本編映像 (15歳未満は見ちゃダメ)

独身者は捕えられ、ホテルでの生活を強いられる世の中。そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、動物にされて森へ追いやられてしまいます。デヴィッド(コリン・ファレル)は、もしも姿を変えるなら”ロブスター”になりたいと申し出ます。そして、パートナー探しを始めるのですが、ホテルでの生活に耐えられず脱走。森で出会った独身者たちの中のひとり”近眼の女”と恋に落ちるのですが…。

ギリシャのヨルゴス・ランティモス監督による、初めての英語作品。2016年2月に公開され、豪華なキャスト陣と奇想天外なストーリーで話題に。森にすむ者たちは名もないところも面白さのひとつ。めったに見ることができないメタボのファレルが、ちょっと気弱で優しい男性を演じています。
お相手を演じるのは『ハムナプトラ』などのレイチェル・ワイズ。他に『シカゴ』『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』などのジョン・C・ライリー、『007 スペクター』『リリーのすべて』などのベン・ウィショーと、実力派が揃っています。

コリン・ファレル出演のSFからコメディまで、どれをとっても彼の魅力を確認できる秀作です。これからのファレルの活動にも注目!です。

『ロブスター』
2016年3月5日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷他にて­全国順次公開
R-15+
©2015 Element Pictures, Scarlet Films, Faliro House Productions SA, Haut et Court, Lemming Film,
The British Film Institute, Channel Four Television Corporation.