CinemaGene(シネマジーン)

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話題沸騰中の『シン・ゴジラ』!監督を務める庵野秀明について改めて知っておきたいこと

シンゴジラ
7月29日(金)から公開し、SNSを中心に早くも話題となっている『シン・ゴジラ』。
国内製作の作品としては12年ぶりとなる今作の総監督を務めたのは「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズでおなじみの庵野秀明さん。今回は、そんな総監督・庵野秀明さんに焦点を当てながら『シン・ゴジラ』についてご紹介いたします。

アニメーターから監督へ。庵野秀明さんの略歴

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出典:http://www.oricon.co.jp/

1960年5月22日生まれ、山口県出身。アニメーター、映画監督として活躍しています。学科試験がなく、実技のみであった大阪芸術大学芸術学部映像計画学科(現・映像学科)を受験し合格します。在学中に、山賀博之・赤井孝美氏らと知り合い、共に課題用の作品等を制作していくようになり、大学2年生の時に友人に誘われ日本SF大会のオープニングアニメーションの制作に参加し、共同作業としてのフィルムやイベント制作に魅了されます。大学時代の様子は、同期生であった漫画家・島本和彦さんの漫画「アオイホノオ」で、垣間見ることが出来ます(もちろん漫画のためあくまでもフィクション作品です)。
また「超時空要塞マクロス」の制作にアルバイトとして参加し、この時描いた爆発シーンが評価されて、仕事が来るようになりました。手掛けた原画では、スタジオジブリの『風の谷のナウシカ』の巨神兵などが有名です。
しかし、人物を描くのが苦手だったということもあり、アニメーター一本でやっていくのは難しいと考え、監督の仕事メインに切り替えていくようになります。代表作には「ふしぎの海のナディア」「新世紀エヴァンゲリオン」などがあります。

社会現象になった「新世紀エヴァンゲリオン」

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出典:http://animewallpaperstock.com/

庵野監督の最大のヒット作である「新世紀エヴァンゲリオン」。大災害「セカンドインパクト」後の2015年の世界を舞台に、巨大な人型兵器“エヴァンゲリオン”のパイロットとなった14歳の少年少女たちと、第3新東京市に襲来する謎の敵“使徒”との戦いを描いた作品です。
現在も高い人気を博している「エヴァンゲリオン」ですが、放送時の視聴率は低いものでした。しかし、放送終了後に斬新なストーリーや、謎めいた衝撃的な最終回が物議を醸し、賛否両論の議論を引き起こし、画期的な独特の演出やアニメファン心をくすぐるキャラクター人気により、社会現象を巻き起こしました。後のアニメへ影響を与えた第三世代のアニメ作品でもあり、爆発的なアニメブームのきっかけとなった作品です。
2006年には、本作を新たな設定・ストーリーで「リビルド(再構築)」した『エヴァンゲリオン新劇場版』シリーズ全4作の制作が発表され、2007年に第1作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』が、2009年に第2作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が、2012年に第3作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』がそれぞれ公開されています。

“ゴジラ”シリーズについて

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出典:http://p.twipple.jp/

1954年、特撮怪獣映画『ゴジラ』で世の中にゴジラは登場しました。観客動員数961万人を記録する大ヒットとなり、すぐに続編の制作が決まりました。翌年に公開された『ゴジラの逆襲』で描かれた“海獣同士の対決”は、その後のゴジラシリーズのフォーマットとなりました。1962年に公開されたシリーズ第3作『キングコング対ゴジラ』では、当時の歴代邦画観客動員数第2位の記録となる1255万人を動員し、アメリカなど日本国外でも上映され、大ヒットとなりました。その後も数々のシリーズを生み出してきたゴジラですが、2000年代になると観客動員数も減少していき日本国内での制作は、2004年公開の『ゴジラ FINAL WARS』で終わりを迎えました。(FINALはゴジラシリーズの終わりという意味ではなく、2000年代のミレニアムシリーズのFINALという位置づけとされています。)

ハリウッドで大ヒットした“GODZILLA”!12年ぶりの“国産ゴジラ”の誕生!

2014年にハリウッドで制作された『GODZILLA ゴジラ』が、世界中で大ヒットとなったことで“国産ゴジラ”制作の機運が高まったのでしょうか。2015年にゴジラの新作を制作することが発表されました。新作『シン・ゴジラ』は、ゴジラシリーズ第29作目の作品であり『ゴジラ FINAL WARS』から約12年ぶりの日本制作となる、“国産ゴジラ”作品となります。総監督・脚本にアニメ「エヴァンゲリオン」の庵野秀明さんを迎え、監督・特技監督には、特撮作品の絵コンテなどを数多く手掛けてきた『進撃の巨人』の監督をした、樋口真嗣さんが担当しています。特撮やアニメ好きの期待が高まる首脳陣を揃えていますよね!
『シン・ゴジラ』というタイトルも庵野総監督が命名しました。あえて“シン”をカタカナにした理由は、そこに“新”“真”“神”という、様々な意味が込められているとのことです。

日本から俳優が消えた?豪華キャストが集結!

長谷川博己さん

内閣官房副長官・矢口蘭堂を演じる長谷川博己さん

竹野内豊さん

内閣総理大臣補佐官・赤坂秀樹役の竹野内豊さん

石原さとみさん(左)と長谷川博己さん(右)

石原さとみさん(左)と長谷川博己さん(右)

主演の矢口蘭堂内閣官房副長官を演じるのは、「家政婦のミタ」などでブレイクした長谷川博己さん、カヨコ・アン・パタースン米大統領特使役に石原さとみさん、赤坂秀樹内閣総理大臣補佐官役に竹野内豊さんと、キャストに人気・実力派の俳優陣が顔を揃えています。さらに、高良健吾さん、大杉漣さん、ピエール瀧さん、前田敦子さん、KREVAさんなど俳優、歌手、アーティストなど様々な分野から、総勢328人のキャストが出演していると発表されています。エグゼクティブプロデューサーの山内章弘さんが、「(撮影時期に)ゴジラの現場以外、日本から俳優が消えたと多くの方からお叱りを受けた」とコメントするほどの豪華キャストが集結しているのです!

魂を削って作品制作をしている庵野監督「シン・ゴジラに救われた」

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出典:http://ameblo.jp/

庵野監督は、2012年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』公開以後、うつ状態になっていたことを告白しています。心血を注ぎ魂を削るような思いで「ヱヴァンゲリヲン」に向き合っているからこそ陥ってしまう状態なのでしょう。周囲の協力を得て克服し、アニメ制作に戻った庵野監督は、新作ゴジラの総監督を引き受けた理由について「エヴァではない、新たな作品を自分に取り入れないと先に続かない状態を実感し、引き受ける事にしました」と胸中を明かしています。『シン・ゴジラ』完成報告会見では、「最初に謝っておきたいのは、「エヴァ」の新作を長らくお待たせしてしまっていること。ファンの皆さんには深く深くお詫びします。申し訳ないです」と率直な心境を語り、ファンに制作が遅れていることを謝罪しました。さらに「僕自身、救われた気持ち。これからもエヴァを作り続けることができると思います」と決意を新たにしていたため、庵野監督のヱヴァンゲリヲンの新作も含めたこれからの作品に期待が高まりますね。

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『シン・ゴジラ』は、公式サイトにもあらすじが載っておらず、予告編でも台詞らしいものは一切なし!ゴジラのビジュアルや襲われた恐怖感や混乱だけがCMで流れています。庵野監督がどのようなゴジラの世界観を描いたのか、是非劇場でお確かめください!

『シン・ゴジラ』
2016年7月29日(金) 全国東宝系にてロードショー
©2016 TOHO CO.,LTD.

『GODZILLA ゴジラ』
© 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC

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