ジム・ジャームッシュ監督の手掛ける映画は、どれもオシャレでアートに満ち溢れた作品。カプチーノを片手に鑑賞したい。
あてどない青年の旅路はどこへ向かうのか?ダンスシーンは必見!『パーマネントバケーション』
出典:http://www.amazon.co.jp/パーマネント・バケーション-DVD-クリス・パーカー/dp/B000I0RDPM
落ちこぼれ気味の16歳の高校生アロイシュス・パーカーは、眠れないまま、ニューヨークの裏街で歩きまって夜を過ごしてました。しかし母の見舞いの旅すがら、自分の周囲にも様々なアウトサイダーのいることに気付き、その出会いがおのずと、旅へ向かう自己の指針を決めていきます。
モノクロームの芸術『ストレンジャー・ザン・パラダイス』
出典:http://www.amazon.co.jp/ストレンジャー・ザン・パラダイス-DVD-ジョン・ルーリー/dp/B00005GRHY
ハンガリー出身で、今はニューヨークでギャンブラーとして生計を立てているウィリー(ジョン・ルーリー)の元に、クリーブランドに住む叔母(セシリア・スターク)から電話があり、叔母が入院する10日間、ブダペストから来た従妹のエヴァ(エスター・バリント)を預かることになります。風変わりなエヴァと無愛想なウィリーのあいだではなかなか会話がかみ合いませんが、日が経つにつれ打ち解けていきます。
淡々と坦々と一夜の人間模様を描くオムニバス『ナイト・オン・ザ・プラネット』
出典:http://www.amazon.co.jp/ナイト・オン・ザ・プラネット-DVD-ウィノナ・ライダー/dp/B00005GRI1
ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキ。様々な都市でタクシードライバーと乗客の日常が交錯するオムニバス作品。若い女性タクシー運転手コーキーは、空港で出会ったビバリーヒルズへ行こうとしている中年女性ヴィクトリアを乗せます。時折車内で電話で話すヴィクトリアは実は映画のキャスティング・ディレクターで、新作に出演する女優を探し出すのに手を焼いていました。口は汚いがチャーミングなコーキーに可能性を感じたヴィクトリアはある提案をします。
カフェのトークをそのまま映画に?!『コーヒー&シガレッツ』
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本作品は「変な出会い」が1986年に撮られて以降、ジャームッシュが断片的に撮られた11の作品からなるオムニバス映画。それぞれの物語に具体的な繋がりはありませんが、別々の物語で言っている台詞が類似している場合があります。
登場人物がコーヒー(時に紅茶)を飲み、煙草を吸いながら、とりとめもない会話をしているだけの映画ですが、俳優達の台詞や表情、間などで会話している人々の関係や作中に込められたユーモアが醍醐味。
(C)1980 Jim Jarmusch
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』
(C) 1984 Cinesthesia Productions Inc.
『ナイト・オン・ザ・プラネット』
(C)LOCUS SOLUS, INC
『コーヒー&シガレッツ』
(C)Smokescreen Inc.