女優・のんが、アニメ声優初挑戦!大ヒット上映中『この世界の片隅に』とは?

レコメンド

11月28日に発表された週末の全国映画動員ランキングトップ10で、口コミ効果によって、初登場10位から6位にランクアップした『この世界の片隅に』。
ヒロイン・すずの声をのんがアニメ声優初挑戦したことも話題になっている本作について紹介します。

『この世界の片隅に』

『この世界の片隅に』

舞台は広島・呉

どこにでもある 毎日の くらし。昭和20年、広島・呉。わたしは ここで 生きている。
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。
昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。
だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20(1945)年の夏がやってきた――。

『この世界の片隅に』映画オリジナル予告編

 

『この世界の片隅に』制作まで

どこにでもある 毎日の くらし。昭和20年、広島・呉。わたしは ここで 生きている。
本作の原作は、こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊)。
戦時中の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向いて生きていく女性・すずの日々を描いた同名漫画に片渕須直監督が惚れ込み、約6年の歳月をかけ徹底的な時代考証・現地考証を重ね、丁寧に、ダイナミックに描き出しました。

主人公・すずを演じるのはアニメ声優初主演の女優・のん
作品を観た意見としいて、柔らかく、どこか懐かしい親しみを感じさせる声は、すず役にぴったりと高い評価を得ています。
音楽を担当するのは、コトリンゴ。時に優しく、時に強い映画を包み込む音楽で、物語を盛り上げます。
クラウドファンディングに始まり日本中の想いが結集して、100年先にも届けたい、珠玉のアニメーション映画『この世界の片隅に』が完成致しました。

観た人から高評価!その理由は?

公開後、Twitter上ではこの作品を観た人から「とんでもない傑作だった!」「号泣だった…!」「ただ泣けるだけじゃない!考えさせられる映画。」など映画の素晴らしさを伝える多数ツイートが。その他、多くの媒体などでかなりの評価を集めています。
大作のように、たくさんの宣伝ができたわけじゃない本作が高評価を得たのは、物語のすばらしさが大きなポイント。やはり片渕須直監督の、執念とも言える6年間の考証があったからこそではないでしょうか。

原作漫画は、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しています。
気になる人は、今週末映画館に行ってみてはいかがですか?
『この世界の片隅に』上映劇場はこちら

◆声の出演:
のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 / 澁谷天外
◆監督・脚本:片渕須直
◆原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊)
企画:丸山正雄 監督補・画面構成:浦谷千恵 キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典
音楽:コトリンゴ
プロデューサー:真木太郎 製作統括:GENCO アニメーション制作:MAPPA
配給:東京テアトル
©こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
konosekai.jp
11月12日(土)テアトル新宿、ユーロスペースほか全国ロードショー