綾野剛と村上虹郎の“日本映画史に刻む6分間の死闘”を目撃せよ!映画『武曲 MUKOKU』

注目男子

剣を棄てた男と、剣に出会った少年。運命は二人の人生を交錯させる―

芥川賞作家・藤沢周の「武曲」を原作にした、“闘うことでしか生きられない男たちの生き様”を描く映画『武曲 MUKOKU』が、いよいよ6月3日(土)より全国公開。
宿命の対決に挑む2人の天才剣士を演じるのは、綾野剛さんと村上虹郎さん。監督を務めた熊切和嘉監督も“完璧なキャスティング”と語る、2人の魂の熱演、そして日本映画史に刻む、“6分間の死闘”をご紹介します。

“破滅か、救いかーー”映画『武曲 MUKOKU』予告編&ストーリー

『武曲 MUKOKU』映画オリジナル予告編

海と緑の街、鎌倉。矢田部研吾(綾野剛)は、幼い頃から剣道の達人だった父(小林薫)に鍛えられ、その世界で一目置かれる存在となった。ところが、父にまつわるある事件から、研吾は生きる気力を失い、どん底の日々を送っている。そんな中、研吾のもう一人の師匠である光村師範(柄本明)が彼を立ち直らせようと、ラップのリリック作りに夢中な少年、羽田融(村上虹郎)を送り込む。彼こそが、本人も知らない恐るべき剣の才能の持ち主だった──。

2ヶ月間で作り上げた剣豪の肉体!身も心も捧げた、綾野剛の熱演に注目!

剣道の達人だった父・将造(小林薫)に厳しく鍛えられ、剣の道で一目置かれる存在だったものの、父とのある一件をきっかけに剣の道から退き、今では酒に溺れる自堕落な生活を送る主人公・矢田部研吾。演じるのは、現在、ドラマ『フランケンシュタインの恋』でも主演を務めている綾野剛さん。

昨年主演を務めた映画『日本で一番悪い奴ら』でも、短期間で体重を10kg増減させるなど壮絶な役作りに挑んだ綾野さんですが、今回も彼独自のアプローチでストイックな役作りを実施。
剣道五段の腕前を持つ研吾を演じ切るため、剣道の稽古に邁進すると同時に、2ヶ月間に及ぶ壮絶な肉体改造を敢行。その結果、今までのイメージを覆すほど逞しい肉体を手に入れた綾野さん。監督やスタッフも頭が下がるほどのストイックな役作りは、死生感を抱く研吾の生き様にも投影されており、まさに肉体から魂まで研吾そのものになりきっていると感じられることでしょう。

綾野剛に引けを取らない存在感!村上虹郎が魅せる役者としての圧倒的才能!


今作においてもう1人の主人公と言える存在が、村上虹郎さん演じる羽田融。ラップのリリック(歌詞)作りに夢中な今どきの高校生だった融が、とあるきっかけで研吾の師匠・光邑師範(柄本明)に出会うことで、自分でも知ることのなかった剣道の才能が開花。次第に剣の道に魅せられ、のめり込んでいきます。

第90回キネマ旬報ベスト・テン 新人男優賞をはじめとした数々の新人賞を受賞するなど、いま実力・知名度共に上昇中の村上さん。本作ではこれまでの比類なき透明感に加え、男の色気すらも感じさせる新境地を見せてくれます。
元々剣道初段を持っており、この役柄との出会いには運命を感じたという村上さん。その圧倒的演技の才能は綾野剛さんにも引けを取らない、見事な存在感を見せてくれます。

男と男の壮絶なるクライマックスは、“日本映画史に刻む6分間の死闘”!


激しさと静寂が交わる本作の中で、その象徴とも言える一番の見せ場が、クライマックスの研吾と融による6分間の決闘シーン。かつて台風の雨で水流に飲み込まれ、生死を彷徨った過去を持つ融は、研吾の本気の殺し合いのような剣をもう一度感じてみたいと思っていました。
そして、何年かに一度の巨大な台風の夜、衝動を抑えきれない融は、木刀を片手に研吾を待ち伏せます。
「俺と勝負してもらえませんか」ーーー

今まさに、日本の映画界を代表する俳優・綾野剛さんと、これからの映画界を間違いなく背負っていくことになる気鋭の俳優・村上虹郎さん。2人の男が魂をぶつけ合う雨の夜の死闘、そしてその物語の行方を是非劇場で体感してみてはいかがでしょうか。

原作:藤沢周「武曲」(文春文庫刊)
出演:綾野剛 村上虹郎 前田敦子 風吹ジュン 小林薫 柄本明
監督:熊切和嘉
脚本:高田亮
音楽:池永正二

『武曲 MUKOKU』公式サイト
配給:キノフィルムズ
2017年6月3日、全国ロードショー
©2017「武曲 MUKOKU」製作委員会

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