長瀬×ディーン×本木監督、大ヒットの喜びを語る!空色の大入り袋配布でお祝い!映画『空飛ぶタイヤ』大ヒット御礼舞台挨拶

イベントレポート

――監督からもお話がありましたが、本作は大ヒット上映中ということで。お客様からの満足度も非常に高いそうで、Yahooの映画レビューでも4店という高評価をいただいております!「見応え抜群」「あっという間の2時間だった」「勇気と元気をもらった」など、熱いコメントも多く届いていますが、そういった感想を受けて改めていかがですか?

長瀬「まったくそういうリアクションは(もともとは)求めていませんが、それでもこういうお言葉をいただけるというのは本当に嬉しい限りで、やってて良かったな思えるのはそういう瞬間にあると。」

ディーン「こっちがそうあってほしいと願っても、なかなかそうならないことも多いじゃないですか。でも大ヒットもしてるし、作品の内容についても高評価をいただいたり。自分の周りでもそれは感じていて、「タイヤが空飛んでる作品かと思ったら泣いちゃった」みたいな(笑)あまりにも(登場人物の)みんながギリギリのところで闘っていて、いろんな状況があるけど、それでも正義を貫いていくという、この作品を観たことで、明日頑張ろうって思えるようになったという声を聞いて、すごくやってよかったなと思うし、光栄です。」

――映画評論家による記事の中には、「長瀬さんもディーンさんも今までにない役柄を演じたが、それが良い作品に繋がっている」という評価もいただいております。そういった感想を受けて、今回やってみていかがでしたか?

長瀬「自分の中では新境地という考えではまったくなかったんですけどね。どうしたらこの作品に馴染めて、この作品にプラスになれるかということしか考えていなかったので。なので考えてもいなかったリアクションがいただけるのはすごく嬉しいです。僕も今年で40歳になるんですけど、社長という役柄といいますか、自分の中でも想像しにくい部分はあったんですけど、そんなこと言っていても始まらないですし、自分がやれることだけをやったつもりだったので、みなさんがちゃんと観てくださったんだなというのが伝わってきてとても感謝しています。」

ディーン「長瀬さん=赤松社長みたいなものが僕の中にすごくあって。もちろんで役で演じられているわけではあるんですけど、監督だったり、プロデューサーの方だったりが、長瀬さんを選んだ理由が、ある意味近くで見ていて本当に感じましたし、今も感じています。沢田のキャラクターの話をすると、僕はだいぶ瘋癲みたいな生活を送ってきたので、大企業でサラリーマンという、ちゃんとした定職に就いているキャラクターを演じさせてもらえたということがすごく意外でした。当時現場でこのキャラクターを演じていて、それから1年経って、人間ってやっぱりどんな環境にあっても、社会的な立場だったりで揺れるし、でも自分の中で消えない“正義感”というか、“信念”というかもあるし。ずっと車線変更を繰り返しているという沢田は、すごく人間らしいなと思いながら演じさせていただきました。こうやって自分が演技をお仕事としてさせていただく中で、すごく良い経験させてもらえたなと思いますね。」

――監督から見た長瀬さんとディーンさんの魅力はどんなところにありますか?

本木監督「長瀬さん演じる小さい組織の赤松社長は、話の途中で、自分が直接犯した罪ではないにもかかわらず、「それでも人間ですか」と責められるんです。それにひたすら耐えて立ち尽くす、そういった普通であれば目をそらしたくなるようなシーンもありますが、長瀬さんの特徴は“頑張れ、赤松”と思えるというところです。そして僕の友人のサラリーマンたちからもこの映画は好評なんですが、ディーンさん演じる沢田がいるから、すごく新鮮なものになっていると。良心と野心の間で揺れ動きながら、時には組織の同僚を裏切るような行為もあって、それへの後悔もあったりと、揺れ動いている様が非常にリアルで、それを演じられたのが新境地なのかなと思います。」