11月4日はひとよの日!映画『ひとよ』本編映像解禁&著名人コメントも

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『凶悪』を世に送り出して以降、昨年公開『孤狼の血』など、毎年のように作品・監督・俳優賞を中心に国内賞レースを席巻し、いま俳優たちが最も出演を熱望する映画監督のひとりである白石和彌監督の最新作『ひとよ』が、11月8日(金)に全国公開を迎えます。


いよいよ公開を迎える本作より、待望の本編映像が解禁!佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優演じる三兄妹が、激しくぶつかりあう緊迫シーンが登場!

『ひとよ』本編映像

『ひとよ』本編映像 ~三兄妹喧嘩シーン編~

「母さんは母さんだぞ」と悲しみを滲ませながら静かに憤る大樹、雄二は、「代償考えないで子供置いて出て行って、自分は禊も済ませたつもりで帰ってきて、冗談じゃねえよ!」と吐き捨てる。殺人を犯してまで自分たちを守ってくれたこはるへ葛藤を抱える大樹、園子と、事件のせいで世間から冷たい視線に晒され続けてきた15年間を許せない雄二、それぞれが抱えてきた想いがほとばしり、あわや激しい取っ組み合いに!?兄妹たちが文字通りぶつかり合う、緊迫感満点のシーンに仕上がっています。

白石監督いわく、本作には「他人であろうと家族であろうと、人間関係は一度クラッシュしないと前には進めないのではないか」というメッセージが込められ、色濃く反映されているとのこと。今回解禁されたシーンでも、三兄妹が家族だからこその苦悩や葛藤を経て、衝突しながら前に向かおうとする姿が映し出されています。さらに白石監督は、三兄妹を演じた俳優陣を、決して仲が良いだけではない絶妙な距離感も含めて「本当の兄妹にしか見えない」と絶賛。佐藤、鈴木、松岡という実力派たちの迫真の“兄妹喧嘩”は、観る者の心に深く迫って来ること必至!

著名人からのコメント

さらに、糸井重里さん、本広克行監督、あさのあつこさん、中村倫也さん、千鳥 ノブさんなど、各界を代表する著名人からも熱いコメントが到着!

糸井重里さん(ほぼ日刊イトイ新聞 主宰)

こころの痛いことが続く。こころに骨があるとしたら、そいつが軋み続けるのだ。家族のひとりひとりは、じぶんなりの判断をするのだが、その判断は、ことごとく裏目に出てしまう。判断は、どんな人にも、いつでも求められている。そして、間違わないためにだけ生きることなどできない。

本広克行さん(映画監督)

これは新しいエンタメ映画だと思った。何故ならば、子を思う親の気持ち、親を思う子の気持ち、映画だから物語だから当り前だけどそのすれ違った感情を剥きだしにして泣いたり叫んだり喚いたりする登場人物を感情移入して観る。そして、その登場人物は映画を好きな人はみんな知ってるキャストなのだから。

あさのあつこさん(作家)

一夜の出来事から紡ぎ出される人生たちが淡々と、しかし鮮やかに描かれていく。俳優陣の眼差し、言葉、仕草、全てが圧巻。確かな人の形が一つ一つ浮かび上がる。人よ、人よ。と呼びかけられ問いかけられている気がした。

中村倫也さん(俳優)

「峠を越えたら また峠」 理由をつけて飲み込まないと生きていけないことってあるよね、と、登場人物たちの背中にそっと手を添えたくなって、気付くとウルっときてしまった。彼らも、僕らも、それぞれ夜をこえていく。間違ってなんかいないと必死に信じながら。 尊い気持ちに気付かせてくれる、全てが絶妙に噛み合い、絡み合った、傑作だ。

千鳥 ノブさん(お笑い芸人)

大好きな白石和彌監督、主演佐藤健くん、相方の大悟も出てると言う事でこのコメントの依頼を受けた事を凄く反省しています。それ位深い重い熱い作品でお笑いの僕は何も言えません。家族というものに対する言葉の数々と描写が厳つ過ぎて父親になった事を今一度考えさせられ、ぐしゃぐしゃに泣きました。絶対に観てください。

映画『ひとよ』は11月8日(金)全国ロードショー!

『ひとよ』公式サイト
監督:白石和彌 脚本:髙橋泉
原作:桑原裕子「ひとよ」
出演:佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優、音尾琢真、筒井真理子、浅利陽介、韓英恵、MEGUMI、大悟(千鳥)、佐々木蔵之介・田中裕子
製作幹事・配給:日活
企画・制作プロダクション:ROBOT
(c)2019「ひとよ」製作委員会