巨大な大泉洋の口から豪華キャストが登場!映画『騙し絵の牙』騙し合いバトル開幕式オフィシャルレポート!

イベントレポート

3月26日(金)より全国公開の映画『騙し絵の牙』。本作の完成報告会である“騙し合いバトル開幕式”が3月3日(水)に開催され、主演の大泉洋さんや松岡茉優さん、宮沢氷魚さん、池田エライザさん、木村佳乃さん、斎藤工さん、國村隼さん、佐藤浩市さん、吉田大八監督らが登壇しました!

全景_s_DSC_8633

会場に吊るされたのは、微笑を浮かべる大泉さんの顔が大写しにされた縦11メートル×横10メートルの巨大看板。口元に書かれた「大逆転始めましょうか。」という文字が剥がされた場所から、大泉さんをはじめとするキャスト陣&吉田監督が登場となりました。

大泉洋_s_DSC_8701

自身の巨大な口からの登場となった大泉さんは「相当に派手な趣向でやっていただき嬉しい」と大喜びかと思いきや「これだけ大きな自分の顔の口からの登場って…う〜ん、あんまり気持ちのいいものじゃない」と天邪鬼毒舌!?煌びやかなキャノン砲も発射されて「こんな大がかりなイベントをやっていただき、まるでワールドカップで優勝したみたい」と派手やかな開幕式に微笑を浮かべていました。 カルチャー雑誌「トリニティ」編集長・速水輝役の大泉さんは「ものすごく豪華なスゴイ映画での主演…と考えると怖くなるので、自分では主演だとか座長だとかは考えていませんでした。座長だなんて…どうぞご勝手に!もはや妖怪大戦争状態」と豪華キャスト陣に囲まれての大役にプレッシャーのご様子。それでも「主演なので皆さんとほぼ芝居で絡めたのが楽しかった。皆さんのお芝居を見るだけでも楽しい映画です」と演技合戦をアピールしました。

松岡茉優_s_DSC_9014

速水の部下で新人編集者・高野恵役の松岡さんは「編集会議のシーンではどのように雰囲気を出せばいいのか悩んだけれど、大泉さんが『劇団トリニティだ!』と編集部仲間でのセリフ合わせをしてくれた。そのおかげでいい雰囲気が出せました」と大泉さんの計らいに感謝しているご様子。しかしそれを聞いた大泉さんが「それはね、私のセリフが怪しかったので、その確認をしたかっただけ。松岡さんはその話を必ずするけれど、もはや嫌味だと私は思っています」と口撃し、照れ隠ししていました。

宮沢氷魚_s_DSC_8758

池田エライザ_s_DSC_8792

気鋭の新人小説家・矢代聖役の宮沢さんは「写真週刊誌にスクープされる撮影は、そうやって写真を撮られるのが初めてだったので、なんとも言えない緊張感がありました」と貴重な瞬間が印象的だったようです。また人気ファッションモデル・城島咲役の池田さんが「穏やかで楽しい現場で、宮沢さんと卓球をしました」と口にすると、宮沢さんは「凄く卓球が上手かった!」と池田さんの腕前を絶賛。しかし大泉さんからは「そんなシーンは本編にないけどね!」とツッコまれていました。(※卓球シーンは劇中写真で使用されています)

國村隼_s_DSC_8933

佐藤浩市_s_DSC_8968

大御所小説家・二階堂大作役の國村さんは「吉田監督は撮影現場で一番楽しそうだった」とその様子を紹介し、薫風社専務・東松龍司役の佐藤さんも「吉田監督は思った以上に綿密に設計図を描かれる方だった」と吉田監督の印象を明かしました。

木村佳乃_s_DSC_8652

斎藤工_s_DSC_9008

すると老舗文学誌「小説薫風」編集長・江波百合子役の木村さんは、吉田監督について「私の好きなタイプなんです!ドンピシャ!撮影中も監督の横で根掘り葉掘り質問攻め!気づいていましたよね?」と公開告白。それに吉田監督は絵に描いたようにしどろもどろになり、大泉さんから「照れている人のお芝居の参考になりました!」と爆笑されていました。外資ファンド代表・郡司一役の斎藤さんも、すかさず「僕もタイプです!色々な意味で!」と公開告白に便乗して吉田監督への愛を口にしていました。

映画の内容にちなんで「崖っぷちを乗り越えた」エピソードをそれぞれが披露しました。大泉さんは「この撮影の時は常に崖っぷち。吉田監督から全然OKが出ない。10回くらいやる。そこに佐藤浩市さんみたいな妖怪レベルの大物がいるからパニックに!常に崖っぷちでした。OKと言われた瞬間、フーッ!となる。これだけの俳優さんを集めてどんな神経をしてるのか…。でもそれによって団結力も強まった」と吉田監督の妥協を許さぬ粘りの洗礼を受けたといいます。松岡さんが「演技が大泉洋さんっぽいからNGというのもありましたよね」と打ち明けると、大泉さんは「原作小説は私のあてがきですよ!」と不満噴出も「私の映画の中では一番私らしくなくて新しい。結局は吉田監督に感謝です」と新境地開拓の手応えを得ていました。

松岡さんは、吉田監督と8年ぶりのタッグに感慨しているご様子。宮沢さんは「この作品をやり遂げたこと」としみじみしており、池田さんは「大泉さんとのシーンでテイクが重なると、大泉さんは『俺の馬鹿たれ!』と自分を責める。そんな中で自分が噛んでしまったら…と思ったけれど、なんとか乗り越えました」とホッと一安心していました。

斎藤さんは自身の監督作でのピンチを切り抜けたエピソードを語り、木村さんは「吉田監督から教えてもらった小説が難しい」とまだ崖の最中といいます。一方、國村さんと佐藤さんは「崖っぷち?あまり思った事がないし、この仕事をしていたらずっとピンチ」、「僕らは昭和の時代の役者ですから、放送できないレベルのエピソードばかりです」と百戦錬磨のベテランならではの返答をし、吉田監督は「延期を経て映画が公開できるというのが、崖っぷちを乗り越えた気分」と本作の無事公開への感慨を述べていました。

最後に主演の大泉さんが「豪華な役者陣が騙し合いを繰り広げる痛快なエンターテインメント作。私も試写を観て本当に面白かったし、一度見始めたら脚本の面白さでグイグイ引き込まれるはず。今の映画館は換気にも十分に配慮をしているので、安心して映画館でご覧ください」と間近に迫った全国公開に期待を込めた締めくくりで、イベントは幕を閉じました。

映画『騙し絵の牙』は3月26日(金)より全国公開です!

『騙し絵の牙』公式サイト
<ストーリー>
最後に笑うのは誰だ!?全員クセモノ!仁義なき騙し合いバトル、遂に開幕!
大手出版社「薫風社」に激震走る!かねてからの出版不況に加えて創業一族の社長が急逝、次期社長を巡って権力争いが勃発。専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革で、雑誌は次々と廃刊のピンチに。会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされる…が、この一見頼りない男、実は笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めていた!嘘、裏切り、リーク、告発。クセモノ揃いの上層部・作家・同僚たちの陰謀が渦巻く中、新人編集者・高野(松岡茉優)を巻き込んだ速水の生き残りを賭けた“大逆転”の奇策とは!?
 
■監督:吉田大八
■脚本:楠野一郎 吉田大八
■原作:塩田武士「騙し絵の牙」(角川文庫/KADOKAWA刊)
■出演:大泉洋 松岡茉優
宮沢氷魚  池田エライザ/斎藤工 中村倫也 佐野史郎 リリー・フランキー 塚本晋也 / 國村隼 木村佳乃 小林聡美 佐藤浩市 
■コピーライト:©2021「騙し絵の牙」製作委員会
■配給:松竹
■公式Twitter:@damashienokiba