CinemaGene(シネマジーン)

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“脱いだ”ことが重要じゃない。『無伴奏』遠藤新菜さんインタビュー

直木賞受賞作家・小池真理子氏の半自叙伝的小説を完全映画化した『無伴奏』が、3月26日(土)から公開されます。
危険で美しい秘密な恋を描いた本作で、斎藤工さん扮する祐之介の恋人エマ役を演じた遠藤新菜さんにインタビューしてきました。
遠藤さんは、雑誌「non-no」の専属モデルとしても活躍中です!

0737_01衣装協力:MIDDLA(ミドラ

Q:出演が決まったときの感想を教えてください。

遠藤さん:
挑戦してみたい作品、監督さん、キャストさんだったので、とてもうれしかったです。
このタイミングで自分に決まるとは思わなかったので、びっくりしました。

Q:エマの役作りは、どうやって行いましたか?

遠藤さん:
原作小説でも、エマのバックボーンは明らかじゃないので、自分なりにエマの人物像を考え、演じていました。
個性的なエマですが、現代にエマがいたとしても、衝撃度合いは変わらないのかも…と思って役作りをしました。
あとは、現場でお芝居をしていく中で、掴むというか、こういう感じなんじゃないかな?というフィーリングを大切にしていました。

Q:エマはかなり衝撃的な子でした、友達になれますか?

遠藤さん:
なりたいです。ぜひぜひなりたいです。絶対面白いですよ!
毎日見て、観察したいですね。長く一緒にいれば、ちょっと弱みとか出してくれるのかな?って、思います。

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Q:ロングヘアをばっさり切ったり、“初脱ぎ”にも挑戦されましたが…

遠藤さん:
“初脱ぎ”に関しては、私の中で、“濡れ場を演じる”という印象がありませんでした。
ただただ愛を深めるというよりは、響子と渉に向けたメッセージ性のあるラブシーンなので、祐之介さんに酔いしれているだけじゃだめなんだと、考えながら演技をしていました。
撮影現場より、出来上がった映像を見たときの方が、恥ずかしかったですね。

髪の毛を切ったることは…役のためでなければ、女性として迷うところですよね 。
私自身、いろんなファッションをとり入れることは、あまり抵抗がないです。
エマのへアルタイルについては、参考画像を見たときに、「ここまでいくのか!」と思いましたけど…(笑)。
ここまで短く切ったことがなかったので、ちょっと構えたところはありましたが、逆に、ずっとロングヘアだったので、ファッションの幅が広がりそうだなという楽しみもありました。

「無伴奏」サブ_ema

Q:周りからの反応は?

遠藤さん:
撮影直後の短いときは、みんな「えっ?」という感じで、「どうしたの?悪いことしたの?」と言われました(笑)。
慣れてきたら、「短いのも可愛かったよ」と言ってくれる人が多いです。
周りの人は男女ともに、切ってからの方が好評ですね。
私の顔立ち的に、ロングのぱっつんだと、ドーリーすぎるというか、幼く見られちゃうんです。童顔なので、ショートにしてバランスが取れた気がします。
ここまでショートにしちゃうと、着ようと思って買っておいた服がいまだに未開封だったり、ボーイッシュになっちゃったり、困ったこともありましたけど(笑)。ショートカットはオススメですよ。

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Q:撮影現場の雰囲気を教えてください?

遠藤さん:
撮影スタートの時から、「この作品を絶対いい作品にする」という気持ちが、全員熱かったので、団結しようと思わなくても、おのずと団結していた感じがありました。
特に池松くんからは、いい作品にしたいという強い思いを感じました。

Q:成海さん、池松さん、斎藤さんとは、どんな話をしましたか?

遠藤さん:
基本的には、4人一緒に過ごすことが多かったので、いろんな話をしていました。
池松くんと璃子ちゃんの撮影を待っている間、斎藤さんにしりとりしようよって誘われたり…。演技と関係ない話ばかりしてたかも(笑)。
カメラが回っているので、しりとりは小さな声でしました(笑)。

4人では、小学生レベルの話から、自分の恋愛観とか、どういう人が好きとか、ザ・青春っていう話もしましたね。
撮影の前半で、仲を深めるための会話が全部できたので、お互い知りすぎてしまって…、後半特に話すことがなくなっちゃうくらいでした(笑)。

みなさん年上だったんですけど、私が一番冷静だったと思いますよ。
斎藤さんと成海さんはお茶目な方でした。池松くんはお茶目な2人の会話に、しれっとのっかる感じでしたね。
心地よくて、楽しい現場でした。

Q:イチオシのシーンはありますか?

遠藤さん:
切り取れないくらい、全部が重要なシーンなので…、イチオシのシーンを聞かれると悩みますね。
個人的に思い出深いのは、エマと祐之介のシーンなんです。
部屋の中で私が後ろから抱きついてリンゴを剥いているシーンが、頭から離れないです。

3「無伴奏」遠藤新菜、斎藤工リンゴ

安心感があるのに狂気的であり、ざわつく感じが、今まで見たことがないシーンで、印象的でした。このシーンは、2人の関係性を物語っているシーンでしたね。
みなさんが見てどういう風に感じるのか気になります。

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Q:今興味あることは?

遠藤さん:
先日『無伴奏』スタッフのみなさんと池松くんと、主題歌を担当されているDrop’sさんのライブに行ってきました。
どういう音楽なのかな?と思って、ライブにお邪魔したら、すごくかっこよくて…。
プライベートでは、50年代、60年代のロックを好んで聞いていますが、
これからは、今話題になっているロックにも、食わず嫌いせず触れてみようかなって思っています。

Q:今後チャレンジしたいことは?

遠藤さん:
音楽活動は絶対にやりたいです。
事務所に入る前に、バンド活動をしていたことがあったんですよ。
音楽活動は、絶対にやりたいですね。
あとは、ファッション関係の仕事にも興味があります。
プロデュースと言ったら生意気ですけど、自分がいいと思ったものを、納得できる金額で作ってみたいなと思います。

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『無伴奏』作品詳細

1969年。日本中で学生たちが学生運動を起こす混沌とした時代に仙台の高校に通う多感な女子高校生の響子(成海璃子)。同級生のレイコやジュリーとともに、時代に流されて制服廃止闘争委員会を結成し、学園紛争を行っていた。そんな響子が気がかりな両親は仕事の都合で東京に引っ越すが、仙台の進学校に通う響子は、仙台の叔母のもとで過ごすことになる。
レイコに連れられ、初めてクラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」へ足を運ぶ響子。そこで偶然にも渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)と出会う。この喫茶店では、好きな音楽をリクエストできるのか、バッヘルベルのカノンをリクエストする渉。響子は、席が隣り合わせになったそんな渉に興味を抱く。
ある日、大学での集会で怪我をして自分の甘さを痛感し、学生運動から離れた響子は、逃げ込んだ「無伴奏」で、渉たちと再会する。響子は、渉に逢うたびに強く惹かれていった。時に嫉妬や不安に駆られ、それでも熱い想いを渉に傾けていく。
だが、いつしか見えない糸が絡み始め、どうすることもできない衝撃に包まれていく・・・。

R15+
2016年3月26日、新宿シネマカリテほか全国ロードショー
©2015 「無伴奏」製作委員会

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