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ジョン・キューザックという俳優を知っていますか?俳優一家に生まれ、兄弟のほとんどが俳優というサラブレッド。ジョン自身も17歳の頃から俳優業を生業としています。そんな彼の魅力に迫ります。
右も左も俳優だらけの一家!
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姉のジョーン・キューザック
今時二世タレントやサラブレッドは珍しくもありませんが、兄弟姉妹全員が俳優業、というのは世界でもキューザック家だけではないでしょうか。2人の姉と1人の兄、そして1人の妹。本人を含めた5人とも、著名な俳優として活躍しています。画像で取り上げた姉のジョーン・キューザックもその一人。声優としても活動をしており、『トイ・ストーリー2』『トイ・ストーリー3』ではウッディの妹役であるジェシーを担当。アニー賞にも輝いています。他にも兄弟たちの父親はエミー賞受賞経験のあるドキュメント映像作家で、俳優や脚本も手掛けたディック・キューザック。驚くべき俳優一家ですね!
クールでセクシー!でもプライベートは一切秘密。
名実ともにハリウッドスターといえるジョン。しかし彼のキャリアは地味かつハリウッドの本流から外れたところで築かれているため、華々しさはありません。またマスコミを騒がせるようなプライベートでの話を一切語らないことで知られている姿勢も、それに拍車をかけています。演じた役柄は音楽オタクの青年からやり手の詐欺師までとても幅広く、ハリウッドスターでありながら男性自身は自己を投影できるような、そして女性は惚れてしまうような不思議なキャラクターを個性として持っています。
俳優のみならず、制作・脚本まで手がけるマルチな才能
俳優としてのキャリアのみならず、映画の制作・脚本まで携わるジョン。ギャグとバイオレンスのテンポ感が絶妙のブラックコメディ『ポイント・ブランク』で初めて共同プロデューサー、脚本を手がけ自ら主演した他、最近でも『ハイ・フィデリティ』でまたしても制作に携わりながら主演をこなすなど、マルチな才能を発揮しています。
ジョン・キューザックおすすめ映画その1『ハイ・フィデリティ』
ジョンが共同脚本・共同プロデューサー・主演をこなした作品。恋多き30代のレコードショップオーナーを描いた作品。もちろんこのさえないオーナーこそジョン・キューザックその人。銀幕のスターとは思えない、オタクじみた演技と「普通にその辺にいそうな人」という存在感のなさが絶品。この間亡くなったデヴィット・ボウイを始め80年代のロックの音楽が絶妙に使われており、音楽好きな人は絶対にはまる一作です。
このオタク感満載のハリウッドスターたるや!
あまりに音楽に没入するあまり恋人に愛想をつかされてしまう主人公。その痛みと数々の出会いが彼を大人の男性に成長させていきます。ハリウッドスターの称号とは真逆のイメージの役柄もばっちりこなすしはまり役に感じさせる。それがキューザックその人の魅力でしょう。
ジョン・キューザックおすすめ映画その2『推理作家ポー 最期の5日間』
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華々しく主役を飾った作品もご紹介しましょう。世界初の推理小説作家として知られるエドガー・アラン・ポー。江戸川乱歩のペンネームの元にもなった名だたる推理小説作家の最期の日々をフィクションと史実を交えながら描いた作品です。彼の推理小説は絶品ですが、その模倣犯とポーの頭脳戦もまさに見所。名作のオマージュになるシーンも多く、推理小説が好きな方は外せない一作です。
いかがでしたか?俳優、脚本家、プロデューサーとマルチな才能を発揮するジョン・キューザックの魅力をご紹介してきました。もし名前を見かけたら、一度見てみてくださいね!