CinemaGene(シネマジーン)

CinemaGene(シネマジーン)

世界に誇る名兄弟監督・ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟の作る映画作品はココが凄い!

sub3

ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌという2人の映画監督をご存知でしょうか?カンヌ国際映画祭の常連で、世界的に評価されている兄弟の映画監督です。今回はそんな2人で映画を共作し続けるジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟についてご紹介します。

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟の作り出す映画の特徴とは?

撮影中のダルデンヌ兄弟
出典:http://whatculture.com/

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟の映画の特徴は、ドキュメンタリー映画監督経験などで培われた深い人間洞察にあります。様々なテーマでドキュメンタリー作品を制作していたジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟だからこそ、カンヌ国際映画祭で大きな注目を集める人間ドラマを撮ることができるのです。

不法労働者問題に鋭く切り込んだ『イゴールの約束』

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟が、大きな注目を集めるきっかけとなったのが『イゴールの約束』です。外国人不法労働者の手配をする父と、そんな父に従って生きてきた15歳のイゴールが、不法労働者のひとりアミドゥの死によってどう変化していくのかを追った本作は、不法労働者問題という社会問題に鋭く切り込んでいます。1997年公開の映画ですが、そのテーマは現代にも通じています。
この作品は第49回カンヌ国際映画祭の監督週間部門に出品され、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟が、世界的に評価されるきっかけを作りました。

生きることとは?少女の瞳が問いかける『ロゼッタ』

ロゼッタ
出典:http://www.allcinema.net/

1999年、本作で第52回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞したジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟。アルコール中毒の母親とオートキャンプ場でトレーラーハウス暮らしをする少女ロゼッタの、生に対する執着を描いています。ありとあらゆる手段を用いて生きようとするロゼッタの悲痛なまなざしは、一度見たら忘れることはできません。ロゼッタ役を演じた新人女優エミリー・ドゥケンヌは、カンヌ国際映画祭女優賞を獲得しました。

無償の愛は届くのか『少年と自転車』

少年と自転車
出典:http://eigato.com/

育児放棄と少年犯罪という題材で製作された本作。主人公シリルは、父親に育児放棄され施設に預けられた11歳の少年です。そんなシリルは自分が捨てられたことを受け入れられず、施設から脱走し父親を捜しに行きます。その途中で出会った女性サマンサに週末の里親になってもらうのですが、サマンサが注ぐ愛情も空しく、父親に捨てられたことを悟ったシリルは非行へと走ってしまいます。サマンサの無償の愛や、シリルが愛を求めるさまが切ない作品です。

現代の労働問題を描く『サンドラの週末』

マリオン・コティヤール演じるサンドラは、病気で休職していた女性です。サンドラはようやく復職できるようになった矢先に、会社から解雇を言い渡されてしまいます。職を続ける条件として提示されたのは、週末のうちに従業員の半数がボーナスを返上すること。サンドラは従業員の説得のため、夫とともに従業員たちの家を訪ねて回ります。中小企業の外国資本との戦いや、労働者側資本者側の対立、そして労働者同士の関係などを描き出した映画です。

20160212154953
出典:http://example2.hatenadiary.jp/

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟の作り出す、人間の心理を深く観察することから生まれる名作の数々を、ぜひお楽しみください。

『イゴールの約束』
©Les Films du Fleuve

『ロゼッタ』
©Les Films du Fleuve

『少年と自転車』
©christine plenus

『サンドラの週末』
© Les Films du Fleuve -Archipel 35 -Bim Distribuzione -Eyeworks -RTBF(Télévisions, belge) -France 2

Facebookコメント

Return Top